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公開番号2025135753
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024033692
出願日2024-03-06
発明の名称貸出車両の運用管理装置
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人,個人,個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20250911BHJP(信号)
要約【課題】貸出用の車両の選択に車両の状態を広く反映させる。
【解決手段】第1予測部433は、第1取得部431が取得した車両10の各部位の状態情報と、第2取得部432が取得した車両10の利用予定情報とに基づいて、一の利用予定の開始時点における車両10の各部位の劣化度の高さを予測する。第2予測部434は、第2取得部432が取得した利用予定情報に基づいて、一の利用予定において車両10に加わる負荷レベルの高さを部位毎に予測する。第3予測部435は、第1取得部431が取得した状態情報と第1予測部433が予測した劣化度の高さとに基づいて、車両10の各部位の点検時期を予測する。選択部436は、第2予測部434が負荷レベルを高レベルと予測した部位の劣化度を第1予測部433が低度と予測した車両10のうち、第3予測部435が予測した点検時期が一の利用予定の利用期間中に到来しない車両10から、候補車両を選択する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の各部位の状態情報を車両毎に取得する第1取得部と、
利用者による車両の利用予定情報を利用予定毎に取得する第2取得部と、
前記第1取得部が取得した前記状態情報と、前記第2取得部が取得した前記利用予定情報とに基づいて、一の利用予定の開始時点における車両の各部位の劣化度の高さを車両毎に予測する第1予測部と、
前記一の利用予定について前記第2取得部が取得した前記利用予定情報に基づいて、前記一の利用予定において車両に加わる負荷レベルの高さを部位毎に予測する第2予測部と、
前記第2予測部が予測した前記負荷レベルの高さが所定レベル以上である部位について前記第1予測部が予測した前記劣化度の高さに基づいて、前記一の利用予定の利用者に貸し出す候補車両を1以上の車両から選択する選択部と、
を備える貸出車両の運用管理装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記選択部は、前記第2予測部が予測した前記負荷レベルの高さが前記所定レベル以上である部位について前記第1予測部が予測した前記劣化度の高さが所定値以下である1以上の車両から、前記候補車両を選択する請求項1に記載の貸出車両の運用管理装置。
【請求項3】
前記第1取得部が取得した前記状態情報と、前記第1予測部が予測した前記劣化度の高さとに基づいて、各部位の点検時期を車両毎に予測する第3予測部をさらに備え、前記選択部は、前記第2予測部が予測した前記負荷レベルの高さが前記所定レベル以上である部位について前記第3予測部が予測した前記点検時期と、前記一の利用予定の前記利用予定情報における車両の利用期間とに基づいて、前記候補車両を選択する請求項1に記載の貸出車両の運用管理装置。
【請求項4】
前記選択部は、前記利用期間中に前記点検時期が到来しない1以上の車両から、前記候補車両を選択する請求項3に記載の貸出車両の運用管理装置。
【請求項5】
前記第2予測部は、前記利用予定情報における車両の走行経路に関する項目毎に、各部位の前記負荷レベルの高さを定めたテーブルを用いて、前記一の利用予定において車両に加わる負荷レベルの高さを部位毎に予測する請求項1に記載の貸出車両の運用管理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、貸出車両の運用管理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の触媒の劣化度を基準に貸出用の車両を選択する運用管理システムが開示されている。基準とする触媒劣化度は、利用者が予定している車両の利用によって予測される触媒の将来の劣化分を加味したもので、将来の劣化分は、例えば、利用者が予定している車両の利用時の走行距離、乗車人数を含む利用内容を考慮して予測される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-140348号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のシステムでは、車両の触媒以外の状態が貸出用の車両の選択に反映されない。
【0005】
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、貸出用の車両の選択に車両の状態を広く反映させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため本発明の1つの態様に係る貸出車両の運用管理装置は、第1取得部と、第2取得部と、第1予測部と、第2予測部と、選択部とを備える。第1取得部は、センサにより検出された車両の各部位の状態情報を車両毎に取得する。第2取得部は、利用者による車両の利用予定情報を利用予定毎に取得する。第1予測部は、第1取得部が取得した状態情報と、第2取得部が取得した利用予定情報とに基づいて、一の利用予定の開始時点における車両の各部位の劣化度の高さを車両毎に予測する。第2予測部は、一の利用予定について第2取得部が取得した利用予定情報に基づいて、一の利用予定において車両に加わる負荷レベルの高さを部位毎に予測する。選択部は、第2予測部が予測した負荷レベルの高さが所定レベル以上である部位について第1予測部が予測した劣化度の高さに基づいて、一の利用予定の利用者に貸し出す候補車両を1以上の車両から選択する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、貸出用の車両の選択に車両の状態を広く反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に係る貸出車両の運用管理装置を含む車両貸出システムを示す図である。
図2は、図1のシステム中の各要素の概略構成例を示すブロック図である。
図3は、利用予定の開始時点における車両の各部位の劣化度と各部位の点検時期とを車両毎に予測した内容を示す図である。
図4は、利用者の利用予定によって車両に加わる負荷レベルの高さを車両の部位毎に予測した内容を示す図である。
図5は、予測した劣化度から推定される車両のある部位の点検時期と利用者が車両の利用を予定している利用期間との関係を示す図である。
図6は、図1の運用管理装置のコントローラにおいて実行される貸出車両の運用管理方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一あるいは同等の部位、または構成要素には、同一の符号を付している。以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものである。この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。
【0010】
[車両貸出システムの構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る貸出車両の運用管理装置を含む車両貸出システムを示す図である。図1に示す本実施形態の車両貸出システム100は、車両10と、端末装置20と、事業者端末30と、運用管理装置40(貸出車両の運用管理装置)とを主体に構成されている。車両10と、端末装置20と、事業者端末30と、運用管理装置40とは、ネットワークを介して相互に通信可能に構成されている。ネットワークは、例えばインターネットが挙げられる。ネットワークは、4G/LTE、又は5Gなどのモバイル通信機能を利用するものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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