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公開番号2025136318
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034789
出願日2024-03-07
発明の名称手摺の支持構造及び手摺の施工方法
出願人ミサワホーム株式会社
代理人個人
主分類E04F 11/18 20060101AFI20250911BHJP(建築物)
要約【課題】手摺を支持する支持状態として、より安定的な支持状態を維持できるようにする。
【解決手段】第一空間と第二空間との間に立設される板材(ガラス板部201)を備えた手摺20の支持構造であって、第一空間側に配置される第一支持部材102と、第二空間側に配置される第二支持部材103と、によって、板材の下端部を第一空間側と第二空間側との両側から挟んで支持する。さらに、手摺20は当該手摺20の延在方向に沿って並ぶ複数の板材(ガラス板部201)を備えており、第二支持部材103は前記延在方向に沿って並ぶ複数の分割材で構成されており、複数の分割材は互いに隣接する第一分割材と第二分割材とを含んでおり、複数の板材は互いに隣接する第一板材と第二板材とを含んでおり、第一分割材は、第一支持部材102との間で第一板材を挟んで支持しており、第二分割材は、第一支持部材102との間で第一板材及び第二板材を挟んで支持している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第一空間と第二空間との間に立設される板材を備えた手摺の支持構造であって、
前記第一空間側に配置される第一支持部材と、
前記第二空間側に配置される第二支持部材と、を備えており、
前記第一支持部材及び前記第二支持部材によって、前記板材の下端部を、前記第一空間側と前記第二空間側との両側から挟んで支持することを特徴とする支持構造。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の支持構造において、
前記手摺は、当該手摺の延在方向に沿って並ぶ複数の前記板材を備えており、
前記第二支持部材は、前記延在方向に沿って並ぶ複数の分割材で構成されており、
前記複数の分割材は、第一分割材と、当該第一分割材に隣接する第二分割材と、を含んでおり、
前記複数の板材は、第一板材と、当該第一板材に隣接する第二板材と、を含んでおり、
前記第一分割材は、前記第一支持部材との間で、前記第一板材を挟んで支持しており、
前記第二分割材は、前記第一支持部材との間で、前記第一板材及び前記第二板材を挟んで支持していることを特徴とする支持構造。
【請求項3】
請求項2に記載の支持構造において、
前記第二分割材と前記第一板材との重なる部分の幅寸法は、前記板材の厚さ寸法の2倍以上に設定されていることを特徴とする支持構造。
【請求項4】
第一空間と第二空間との間に立設される板材を備えた手摺の施工方法であって、
第一支持部材に、ベース部材を取り付ける取付ステップと、
前記第一支持部材を、前記第一空間に設置される構造物に固定する第一固定ステップと、
前記板材を、前記ベース部材上に載せる載置ステップと、
第二支持部材を、前記ベース部材上の前記板材よりも前記第二空間側に配置した状態で、前記第一支持部材を介して前記構造物に固定する第二固定ステップと、を有することを特徴とする施工方法。
【請求項5】
請求項4に記載の施工方法において、
前記第一固定ステップでは、前記第一支持部材を、前記構造物にビス留めして固定し、
前記第二固定ステップでは、前記第二支持部材及び前記板材を、前記第一支持部材を介して前記構造物にビス留めして固定することを特徴とする施工方法。
【請求項6】
請求項4に記載の施工方法において、
前記手摺は、当該手摺の延在方向に沿って並ぶ複数の前記板材を備えており、
前記第二支持部材は、前記延在方向に沿って並ぶ複数の分割材で構成されており、
前記第一固定ステップの後に、
前記複数の板材のうちの第一板材を、前記ベース部材上に載せる前記載置ステップを行い、
次いで、前記複数の分割材のうちの第一分割材を、前記第一板材とともに、前記第一支持部材を介して前記構造物に固定する前記第二固定ステップを行い、
次いで、前記複数の板材のうち前記第一板材に隣接する第二板材を、前記ベース部材上に載せる前記載置ステップを行い、
次いで、前記複数の分割材のうち前記第一分割材に隣接する第二分割材を、前記第二板材とともに、前記第一支持部材を介して前記構造物に固定する前記第二固定ステップを行うことを特徴とする施工方法。
【請求項7】
請求項6に記載の施工方法において、
前記第一分割材は、前記第一支持部材との間で、前記第一板材を挟んで支持しており、
前記第二分割材は、前記第一支持部材との間で、前記第一板材及び前記第二板材を挟んで支持していることを特徴とする施工方法。
【請求項8】
請求項6に記載の施工方法において、
前記第一板材の端面のうち、前記第二板材と対向する側の端面には、スペーサー材が取り付けられており、
前記第二固定ステップの後に、前記スペーサー材を取り外すことを特徴とする施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、手摺の支持構造及び手摺の施工方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)のような、省エネルギー住宅の需要が高まっている。例えば、各居室を狭くすることで冷暖房効率が向上するが、その場合、空間の広がりを感じることができるような設計が求められる。
例えば、階段室と、階段室に隣接する隣室(リビング等)と、の間に設けられる手摺をガラス手摺にした場合には、ガラス板を透して隣室内から階段室内を視認できるので、隣室が狭くても、その狭さを感じにくくすることができる。
【0003】
ガラス手摺の構成としては、例えば、手摺の高さ方向に延在する複数の支柱金具同士の間にガラス板を嵌め込む構成が考えられるが、その場合、支柱金具が視界を遮るので、開放感が損なわれてしまう等の問題がある。
例えば特許文献1に記載されたような手摺であれば、上記の問題を解決できる。特許文献1には、ガラス板と、上方が開放された略U字状の凹部を有し、被固定面に固定される複数のU字型支持金物と、を備え、U字型支持金物の凹部に、ガラス板の下端部が挿入されるとともに、当該ガラス板を挟むように膨張性固定用部材が充填されることで、ガラス板が立設されている手摺が開示されている。すなわち、引用文献1では、手摺(ガラス板)の下端部に取り付けられた支持金物によって、手摺を支持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6347961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
階段や吹抜に用いる手摺には高い強度(水平強度及び鉛直強度1200N)が必要である。そのため、手摺を支持する支持状態として、より安定的な支持状態を維持することが望まれる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、手摺を支持する支持状態として、より安定的な支持状態を維持できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、例えば図1~図32に示すように、第一空間(階段室SR)と第二空間(隣室NR)との間に立設される板材(ガラス板部201,21)を備えた手摺20の支持構造であって、
前記第一空間側に配置される第一支持部材(第一支持部材102、第一カバー部材12)と、
前記第二空間側に配置される第二支持部材(第二支持部材103、第二カバー部材13)と、を備えており、
前記第一支持部材及び前記第二支持部材によって、前記板材の下端部を、前記第一空間側と前記第二空間側との両側から挟んで支持することを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、一対の支持部材(一対の支持部材102,103、一対のカバー部材12,13)によって、板材(ガラス板部201,21)の下端部を、第一空間(階段室SR)側と第二空間(隣室NR)側との両側から挟んで支持することができる。したがって、板材の横揺れを防止できるので、手摺20を支持する支持状態として、より安定的な支持状態を維持することが可能となる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、例えば図1~図18に示すように、請求項1に記載の支持構造において、
前記手摺20は、当該手摺20の延在方向に沿って並ぶ複数の前記板材(ガラス板部201)を備えており、
前記第二支持部材103は、前記延在方向に沿って並ぶ複数の分割材1031,1032,1033で構成されており、
前記複数の分割材は、第一分割材(下側分割材1031又は中央分割材1032)と、当該第一分割材に隣接する第二分割材(中央分割材1032又は上側分割材1033)と、を含んでおり、
前記複数の板材は、第一板材(下段のガラス板部201又は中段のガラス板部201)と、当該第一板材に隣接する第二板材(中段のガラス板部201又は上段のガラス板部201)と、を含んでおり、
前記第一分割材は、前記第一支持部材102との間で、前記第一板材を挟んで支持しており、
前記第二分割材は、前記第一支持部材102との間で、前記第一板材及び前記第二板材を挟んで支持していることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、隣り合う二枚の板材(第一板材及び第二板材)を、一つの分割材(第二分割材)で押さえることができる。したがって、隣り合う二枚の板材を互いの表面が面一の状態で支持できるとともに、隣り合う二枚の板材のうちの一方にのみ水平荷重が作用しても、その面一の状態を維持できる。
また、一枚の板材(第一板材)を、二つの分割材(第一分割材及び第二分割材)で押さえることができる。したがって、一枚の板材を二つの分割材で押さえる場合に比べて、水平強度が向上する。
【0010】
請求項3に記載の発明は、例えば図1~図18に示すように、請求項2に記載の支持構造において、
前記第二分割材と前記第一板材との重なる部分の幅寸法W24,W25は、前記板材(ガラス板部201)の厚さ寸法の2倍以上に設定されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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