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公開番号2025138234
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037208
出願日2024-03-11
発明の名称画像処理装置、方法及びプログラム
出願人富士フイルム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 6/03 20060101AFI20250917BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】注目する組織を成分ごとに解析できる画像処理装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】実効原子番号の計測が可能なX線コンピュータ断層撮影装置で得られる画像を処理する画像処理装置であって、プロセッサを備える。プロセッサは、X線コンピュータ断層撮影装置で得られる複数の画像のうちの少なくとも1つを表示部に表示し、表示部に表示された画像上で第1領域の設定を受け付け、解析対象とする実効原子番号の設定を受け付け、第1領域内で実効原子番号の成分を含む画素を抽出して、第1領域内で実効原子番号の成分を含む第2領域を抽出し、第2領域の形状を特定し、第2領域の形状を表示部に表示する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
実効原子番号の計測が可能なＸ線コンピュータ断層撮影装置で得られる画像を処理する画像処理装置であって、
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
前記Ｘ線コンピュータ断層撮影装置で得られる複数の画像のうちの少なくとも１つを表示部に表示し、
前記表示部に表示された前記画像上で第１領域の設定を受け付け、
解析対象とする実効原子番号の設定を受け付け、
前記第１領域内で前記実効原子番号の成分を含む画素を抽出して、前記第１領域内で前記実効原子番号の成分を含む第２領域を抽出し、
前記第２領域の形状を特定し、
前記第２領域の形状を前記表示部に表示する、
画像処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記プロセッサは、
前記第２領域の大きさを計測し、
前記第２領域の形状及び大きさを前記表示部に表示する、
請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項３】
前記プロセッサは、
解析対象とする前記実効原子番号の範囲の設定を受け付ける、
請求項１又は２に記載の画像処理装置。
【請求項４】
前記プロセッサは、
基準とする前記実効原子番号の値、及び、前記値を基準とする範囲の設定を受け付けて、解析対象とする前記実効原子番号の範囲の設定を受け付ける、
請求項３に記載の画像処理装置。
【請求項５】
前記プロセッサは、
特定の成分に対応する前記実効原子番号として、あらかじめ登録された前記実効原子番号を前記表示部に表示し、
前記表示部に表示された前記実効原子番号の中から選択を受け付けて、解析対象とする前記実効原子番号の設定を受け付ける、
請求項１又は２に記載の画像処理装置。
【請求項６】
前記プロセッサは、前記実効原子番号に対応する前記成分の情報を前記実効原子番号に関連付けて前記表示部に表示する、
請求項５に記載の画像処理装置。
【請求項７】
前記プロセッサは、前記表示部に表示させる前記実効原子番号の登録を受け付ける、
請求項５に記載の画像処理装置。
【請求項８】
前記プロセッサは、
前記第１領域の設定を複数受け付け、
前記第１領域ごとに解析対象とする前記実効原子番号の設定を受け付け、
前記第１領域ごとに前記第２領域を抽出し、
前記第１領域ごとに前記第２領域の形状を特定し、
前記第１領域ごとに前記第２領域の形状を前記表示部に表示する、
請求項１又は２に記載の画像処理装置。
【請求項９】
前記プロセッサは、
前記第１領域ごとに前記第２領域の大きさを計測し、
前記第１領域ごとに前記第２領域の形状及び大きさを前記表示部に表示する、
請求項８に記載の画像処理装置。
【請求項１０】
前記プロセッサは、
前記Ｘ線コンピュータ断層撮影装置で得られる複数の画像の中から解析対象とする前記画像の範囲の設定を受け付け、
設定された範囲内の前記画像から個別に前記第２領域を抽出し、
前記第２領域の３次元形状を特定し、
前記第２領域の３次元形状を前記表示部に表示する、
請求項１又は２に記載の画像処理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像処理装置、方法及びプログラムに係り、特に実効原子番号の計測が可能なＸ線コンピュータ断層撮影（Computed Tomography）装置（Ｘ線ＣＴ装置）で得られる画像を処理する画像処理装置、方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、Ｘ線ＣＴ装置によって取得された画像から肺結節候補を特定し、その形状等を求める技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開2012-147930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
尿管結石等、結石を生じる疾患では、結石の成分によって、その治療法及び予防法等が分かれる。しかしながら、特許文献１に記載の技術では、注目する組織に対し、その形状等を成分ごとに解析することはできない。
【０００５】
本開示の技術に係る１つの実施形態は、注目する組織を成分ごとに解析できる画像処理装置、方法及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
（１）実効原子番号の計測が可能なＸ線コンピュータ断層撮影装置で得られる画像を処理する画像処理装置であって、プロセッサを備え、プロセッサは、Ｘ線コンピュータ断層撮影装置で得られる複数の画像のうちの少なくとも１つを表示部に表示し、表示部に表示された画像上で第１領域の設定を受け付け、解析対象とする実効原子番号の設定を受け付け、第１領域内で実効原子番号の成分を含む画素を抽出して、第１領域内で実効原子番号の成分を含む第２領域を抽出し、第２領域の形状を特定し、第２領域の形状を表示部に表示する、画像処理装置。
【０００７】
（２）プロセッサは、第２領域の大きさを計測し、第２領域の形状及び大きさを表示部に表示する、（１）に記載の画像処理装置。
【０００８】
（３）プロセッサは、解析対象とする実効原子番号の範囲の設定を受け付ける、（１）又は（２）に記載の画像処理装置。
【０００９】
（４）プロセッサは、基準とする実効原子番号の値、及び、値を基準とする範囲の設定を受け付けて、解析対象とする実効原子番号の範囲の設定を受け付ける、（３）に記載の画像処理装置。
【００１０】
（５）プロセッサは、特定の成分に対応する実効原子番号として、あらかじめ登録された実効原子番号を表示部に表示し、表示部に表示された実効原子番号の中から選択を受け付けて、解析対象とする実効原子番号の設定を受け付ける、（１）から（４）のいずれか１つに記載の画像処理装置。
（【００１１】以降は省略されています）

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