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公開番号
2025138366
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037410
出願日
2024-03-11
発明の名称
見守りシステム
出願人
アールジービー株式会社
代理人
弁理士法人英和特許事務所
主分類
G08B
25/04 20060101AFI20250917BHJP(信号)
要約
【課題】 被監視者に転倒等の異変が発生したことを検知した場合に、当該被監視者への対応の遅れを防止できるようにすること、確実に当該被監視者への対応が行われていることを全監視者に知らしめること及び対応済みであることを全監視者に知らしめること。
【解決手段】
被監視者に転倒等の異変が発生したことを検知した場合に、複数の監視者が所持している監視者端末20の監視画面に警告を表示し、担当監視者が所持している監視者端末20では警告音又は警告振動を発生させ、担当監視者又は他の監視者が気づいて対応可能な場合には、対応中ボタンを操作することによって対応する監視者が異変対応中であることを各監視者端末20に表示し、警告音及び警告振動を止め、対応した監視者が対応済ボタンを操作することによって警告表示が停止する見守りシステム。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
被監視者に異変が発生しているか否かを検知し、異変の発生と判定した場合に、センサIDを含む異変情報を送信するセンサと、
複数の監視者が所持している監視者端末と、
前記センサから送信された異変情報及び前記監視者端末から送信された各種の情報を受信して、必要な処理を実行する情報処理手段と、を備え、
前記情報処理手段は、
前記センサから送信された異変情報を受信する異変情報受信手段と、
前記監視者端末との間で各種の情報を送受信する処理側送受信手段と、
前記異変情報受信手段が異変情報を受信したとき、受信したセンサIDに対応する被監視者についての異変者情報を含む異変報知指令情報を生成し、前記処理側送受信手段を介して複数の監視者端末に送信する異変報知指令手段と、を有し、
前記監視者端末は、
前記情報処理手段との間で各種の情報を送受信する端末側送受信手段と、
被監視者の状態を知らせる監視画面を表示する状態表示手段と、
前記端末側送受信手段が異変報知指令情報を受信したとき、前記監視画面に警告表示、異変者情報、対応中ボタン及び対応済ボタンを表示する警告報知手段と、
前記端末側送受信手段が異変報知指令情報を受信したとき、警告音又は警告振動を発生可能な警音振動発生手段と、
前記対応中ボタンが操作されたとき、端末IDを含む対応中情報を生成し、前記端末側送受信手段を介して前記情報処理手段に送信する対応中情報送信手段と、
前記対応済ボタンが操作されたとき、端末IDを含む対応済情報を生成し、前記端末側送受信手段を介して前記情報処理手段に送信する対応済情報送信手段と、を有し、
前記情報処理手段は、
前記処理側送受信手段が対応中情報を受信したとき、受信した端末IDを含む異変対応中情報を生成し、前記処理側送受信手段を介して複数の監視者端末に送信する異変対応中報知指令手段と、
前記処理側送受信手段が対応済情報を受信したとき、受信した端末IDを含む異変対応済情報を生成し、前記処理側送受信手段を介して複数の監視者端末に送信する異変対応済報知指令手段と、をさらに有し、
前記監視者端末は、
前記端末側送受信手段が異変対応中情報を受信したとき、前記警音振動発生手段の作動を停止し、前記監視画面に受信した端末IDに対応する監視者が異変対応中であることを表示する異変対応中報知手段と、
前記端末側送受信手段が異変対応済情報を受信したとき、前記警告報知手段の作動を停止する警告報知停止手段と、をさらに備えている
ことを特徴とする見守りシステム。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記警告報知手段は、前記端末側送受信手段が異変報知指令情報を受信したとき、受信した異変者情報に対応する被監視者の状態報知領域に、注意喚起表示窓を追加表示するとともに、前記被監視者の状態報知領域以外の領域に、警告表示、異変者情報、対応中ボタン及び対応済ボタンを表示し、
前記受信した異変者情報に対応する被監視者を担当している担当監視者が所持している監視者端末の警音振動発生手段は、前記端末側送受信手段が異変報知指令情報を受信したとき、警告音又は警告振動を発生し、
前記異変対応中報知手段は、前記被監視者の状態報知領域以外の領域に、受信した端末IDに対応する監視者の情報を表示するとともに、対応中ボタンを点滅又は特定色によって表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の見守りシステム。
【請求項3】
前記センサは、被監視者の転倒を検知し、転倒検知後所定時間を過ぎても該被監視者が起き上がれないことを検知した場合に異変の発生と判定して、センサID、転倒検知時刻、転倒通知時刻、転倒座標を含む異変情報を送信するものであり、
前記警告報知手段は、前記端末側送受信手段が異変報知指令情報を受信したとき、前記監視画面に転倒の発生を知らせる警告表示、異変者情報、転倒座標、対応中ボタン及び対応済ボタンを表示する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の見守りシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の被監視者(入居者)が生活し複数の監視者(施設スタッフ)が被監視者への介護サービス等を提供している施設において利用され、被監視者に転倒等の異変が発生したことを検知した場合に、確実に対応できる見守りシステムに関するものである。
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【背景技術】
【0002】
従来、このような介護施設において利用され、被監視者の異変を検知した場合に、監視者に異変が生じていることを報知する見守りシステムは種々提案されている。
例えば、特許文献1(特開2006-202123号公報)には、被監視者に対して常時異常を監視するとともに、被監視者のプライバシーを尊重しつつ、漏れ及びノイズのない警告を行うことができる監視方法であって、異常と判定された場合(図9のS28:YES)に、警告画面(73b)が監視者端末(6)のメイン画面(73a)中にポップアップするかたちで表示される安否遠隔監視方法が記載されている(特に、段落0008、0074、0075、0080及び図3、9、15、16を参照)。
しかし、この安否遠隔監視方法では、監視者が警告画面(73b)に気づかなかった場合に、異常と判定された被監視者への対応が遅れてしまうおそれがある。
【0003】
また、特許文献2(特表2018-501594号公報)には、分析モジュール(202)、警戒モジュール(204)、センサー(208)、リモートシステム(214)、ローカル装置(216)等を備えている、人を監視するためのシステム(200)において、監視対象の人が望ましくない状態と識別される場合に、警戒モジュール(204)はローカル装置(216)に警戒信号を送信し、ローカル装置(216)は警戒警告を伝える点、数人の世話人のうち1人がリモートシステム(214)に連絡を取って世話人が問題に対処することを示し、リモートシステム(214)は他の世話人に連絡を取り、世話人の1人が問題に対処していることを通知する点等が記載されている(特に、段落0064~0066、0073及び図2を参照)。
しかし、人を監視するためのシステム(200)では、ローカル装置(216)がどのようにして警戒警告を伝えるのか不明であるため、警戒警告が伝わらずに望ましくない状態と識別された監視対象の人への対応が遅れてしまうおそれがある。さらに、リモートシステム(214)もどのようにして世話人の1人が問題に対処していることを通知するのか不明であるため、その通知が他の世話人に対して的確に伝わらないおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-202123号公報(特許第4558521号公報)
特表2018-501594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の問題点を踏まえ、被監視者に転倒等の異変が発生したことを検知した場合に、複数の監視者が所持しているタブレット端末等(以下「監視者端末」という。)の監視画面に警告を表示し、必要に応じて警告音又は警告振動を発生させ、監視者(特に異変が検知された被監視者を担当している担当監視者)が警告に気づき易くして、当該被監視者への対応の遅れを防止できるようにすることを第1の目的としている。
また、担当監視者又は他の監視者が気づいて対応可能な場合には、対応中ボタンを操作することによって、対応する監視者が異変対応中であることを監視者端末に表示し、確実に当該被監視者への対応が行われていることを全監視者に知らしめることを第2の目的とし、さらに、当該被監視者への対応を終えた監視者が対応済ボタンを操作することによって警告表示が停止し、対応済みであることを全監視者に知らしめることを第3の目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る発明の見守りシステムは、
被監視者に異変が発生しているか否かを検知し、異変の発生と判定した場合に、センサIDを含む異変情報を送信するセンサと、
複数の監視者が所持している監視者端末と、
前記センサから送信された異変情報及び前記監視者端末から送信された各種の情報を受信して、必要な処理を実行する情報処理手段と、を備え、
前記情報処理手段は、
前記センサから送信された異変情報を受信する異変情報受信手段と、
前記監視者端末との間で各種の情報を送受信する処理側送受信手段と、
前記異変情報受信手段が異変情報を受信したとき、受信したセンサIDに対応する被監視者についての異変者情報を含む異変報知指令情報を生成し、前記処理側送受信手段を介して複数の監視者端末に送信する異変報知指令手段と、を有し、
前記監視者端末は、
前記情報処理手段との間で各種の情報を送受信する端末側送受信手段と、
被監視者の状態を知らせる監視画面を表示する状態表示手段と、
前記端末側送受信手段が異変報知指令情報を受信したとき、前記監視画面に警告表示、異変者情報、対応中ボタン及び対応済ボタンを表示する警告報知手段と、
前記端末側送受信手段が異変報知指令情報を受信したとき、警告音又は警告振動を発生可能な警音振動発生手段と、
前記対応中ボタンが操作されたとき、端末IDを含む対応中情報を生成し、前記端末側送受信手段を介して前記情報処理手段に送信する対応中情報送信手段と、
前記対応済ボタンが操作されたとき、端末IDを含む対応済情報を生成し、前記端末側送受信手段を介して前記情報処理手段に送信する対応済情報送信手段と、を有し、
前記情報処理手段は、
前記処理側送受信手段が対応中情報を受信したとき、受信した端末IDを含む異変対応中情報を生成し、前記処理側送受信手段を介して複数の監視者端末に送信する異変対応中報知指令手段と、
前記処理側送受信手段が対応済情報を受信したとき、受信した端末IDを含む異変対応済情報を生成し、前記処理側送受信手段を介して複数の監視者端末に送信する異変対応済報知指令手段と、をさらに有し、
前記監視者端末は、
前記端末側送受信手段が異変対応中情報を受信したとき、前記警音振動発生手段の作動を停止し、前記監視画面に受信した端末IDに対応する監視者が異変対応中であることを表示する異変対応中報知手段と、
前記端末側送受信手段が異変対応済情報を受信したとき、前記警告報知手段の作動を停止する警告報知停止手段と、をさらに備えていることを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の見守りシステムにおいて、
前記警告報知手段は、前記端末側送受信手段が異変報知指令情報を受信したとき、受信した異変者情報に対応する被監視者の状態報知領域に、注意喚起表示窓を追加表示するとともに、前記被監視者の状態報知領域以外の領域に、警告表示、異変者情報、対応中ボタン及び対応済ボタンを表示し、
前記受信した異変者情報に対応する被監視者を担当している担当監視者が所持している監視者端末の警音振動発生手段は、前記端末側送受信手段が異変報知指令情報を受信したとき、警告音又は警告振動を発生し、
前記異変対応中報知手段は、前記被監視者の状態報知領域以外の領域に、受信した端末IDに対応する監視者の情報を表示するとともに、対応中ボタンを点滅又は特定色によって表示することを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の見守りシステムにおいて、
前記センサは、被監視者の転倒を検知し、転倒検知後所定時間を過ぎても該被監視者が起き上がれないことを検知した場合に異変の発生と判定して、センサID、転倒検知時刻、転倒通知時刻、転倒座標を含む異変情報を送信するものであり、
前記警告報知手段は、前記端末側送受信手段が異変報知指令情報を受信したとき、前記監視画面に転倒の発生を知らせる警告表示、異変者情報、転倒座標、対応中ボタン及び対応済ボタンを表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る発明の見守りシステムによれば、被監視者に異変が発生しているか否かを検知し、異変の発生と判定した場合に、センサIDを含む異変情報を送信するセンサと、複数の監視者が所持している監視者端末と、センサから送信された異変情報及び監視者端末から送信された各種の情報を受信して、必要な処理を実行する情報処理手段を備え、
情報処理手段は、異変情報を受信したとき、受信したセンサIDに対応する被監視者についての異変者情報を含む異変報知指令情報を生成して複数の監視者端末に送信し、
監視者端末は、異変報知指令情報を受信したとき、監視画面に警告表示、異変者情報、対応中ボタン及び対応済ボタンを表示するとともに、警告音又は警告振動を発生可能であり、対応中ボタンが操作されたとき、端末IDを含む対応中情報を生成して情報処理手段に送信し、また、対応済ボタンが操作されたとき、端末IDを含む対応済情報を生成して情報処理手段に送信し、
情報処理手段は、対応中情報を受信したとき、受信した端末IDを含む異変対応中情報を生成して複数の監視者端末に送信し、また、対応済情報を受信したとき、受信した端末IDを含む異変対応済情報を生成して複数の監視者端末に送信し、
監視者端末は、異変対応中情報を受信したとき、警音振動発生手段の作動を停止し、監視画面に受信した端末IDに対応する監視者が異変対応中であることを表示し、また、異変対応済情報を受信したとき、警告報知手段の作動を停止する。
そのため、被監視者に転倒等の異変が発生したことをセンサが検知した場合に、複数の監視者が所持している監視者端末の監視画面に警告を表示し、必要に応じて警告音又は警告振動を発生させるので、監視者が警告に気づき易くなり、当該被監視者への対応の遅れを防止できる。また、担当監視者又は他の監視者が気づいて対応可能な場合には、対応中ボタンを操作することによって、対応する監視者が異変対応中であることを監視者端末に表示し、警告音及び警告振動が停止するので、確実に当該被監視者への対応が行われていることを全監視者に知らしめることができる。さらに、当該被監視者への対応を終えた監視者が対応済ボタンを操作することによって警告表示が停止するので、対応済みであることを全監視者に知らしめることができる。
【0010】
請求項2に係る発明の見守りシステムによれば、請求項1に係る発明の効果に加え、警告報知手段は、異変報知指令情報を受信したとき、受信した異変者情報に対応する被監視者の状態報知領域に、注意喚起表示窓を追加表示するとともに、被監視者の状態報知領域以外の領域に、警告表示、異変者情報、対応中ボタン及び対応済ボタンを表示し、受信した異変者情報に対応する被監視者を担当している担当監視者が所持している監視者端末の警音振動発生手段は、異変報知指令情報を受信したとき、警告音又は警告振動を発生するので、特に異変が検知された被監視者を担当している担当監視者が警告に気づき易くなり、当該被監視者への対応の遅れをより確実に防止できる。また、異変対応中報知手段は、被監視者の状態報知領域以外の領域に、受信した端末IDに対応する監視者の情報を表示するとともに、対応中ボタンを点滅又は特定色によって表示するので、より確実に当該被監視者への対応が行われていることを全監視者に知らしめることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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