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公開番号2025139522
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024038513
出願日2024-03-12
発明の名称クランプ治具
出願人ジヤトコ株式会社,三洋機工株式会社
代理人弁理士法人紀尾井坂テーミス
主分類B23K 37/04 20060101AFI20250918BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】複数組の端子対の接合を、より簡便かつ適切に行えるようにする。
【解決手段】互いに溶接される端子対の把持に用いられるクランプ治具であって、前記端子対の挿通孔を複数備える本体部と、前記端子対が挿入された挿通孔に対して1対1で設けられていると共に、前記挿通孔に挿入された前記端子対を一方側と他方側から把持する一対のクランプ爪と、前記一対のクランプ爪のうち、前記一方側のクランプ爪を、他方側のクランプ爪に向けて付勢する第1付勢部材と、前記一対のクランプ爪のうち、前記他方側のクランプ爪を、一方側のクランプ爪に向けて付勢する第2付勢部材と、を有するクランプ治具。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
互いに溶接される端子対の把持に用いられるクランプ治具であって、
前記端子対の挿通孔を複数備える本体部と、
前記端子対が挿入された挿通孔に対して1対1で設けられていると共に、前記挿通孔に挿入された前記端子対を一方側と他方側から把持する一対のクランプ爪と、
前記一対のクランプ爪のうち、前記一方側のクランプ爪を、前記他方側のクランプ爪に向けて付勢する第1付勢部材と、
前記一対のクランプ爪のうち、前記他方側のクランプ爪を、前記一方側のクランプ爪に向けて付勢する第2付勢部材と、を有するクランプ治具。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記一対のクランプ爪は、それぞれアースケーブルが接続されている、クランプ治具。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、
前記一対のクランプ爪は、
前記一方側のクランプ爪と前記他方側のクランプ爪が互いに接触した第1位置と、前記一方側のクランプ爪と前記他方側のクランプ爪が互いに離間した第2位置と、の間で変位可能であり、
前記一方側のクランプ爪と前記他方側のクランプ爪は、前記一方側のクランプ爪と前記他方側のクランプ爪を前記第2位置に向けて変位させる際に駆動機構の操作子が同時期に係合する係合部を、それぞれ有している、クランプ治具。
【請求項4】
請求項3において、
前記一方側のクランプ爪と前記他方側のクランプ爪は、互いの対向部に、互いに近づく方向に突出する突出部を有しており、
前記対向部において前記突出部は、前記挿通孔の開口方向で前記挿通孔側に位置している、クランプ治具。
【請求項5】
請求項4において、
前記挿通孔の開口方向から見て前記本体部では、
前記挿通孔の一方側と他方側に、前記一方側のクランプ爪を収容する第1ガイド溝と、前記他方側のクランプ爪を収容する第2ガイド溝と、が設けられており、
前記クランプ治具は、前記本体部に取り付けられて、前記第1ガイド溝からの前記一方側のクランプ爪の脱落と、前記第2ガイド溝からの前記一方側のクランプ爪の脱落と、を防ぐカバー部材を有し、
前記カバー部材は、前記挿通孔の領域と前記係合部の領域を露出可能な開口部を有する、クランプ治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、溶接に用いられるクランプ治具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、互いに溶接される複数組の端子対(第1端子、第2端子)を、同時期に把持する治具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-219614号公報
【発明の概要】
【0004】
この治具は、モータの径方向で相対変位可能な一対の拘束部材を有している。一対の拘束部材の互いの対向部には、端子を収容可能な凹部が複数設けられている。
この治具では、一対の拘束部材を互いに近づける方向に変位させると、複数組の端子対の各々が、一方の拘束部材の凹部と他方の拘束部材の凹部との間に形成される把持孔に同時期に収容されて、一対の拘束部材の間で把持される。
把持孔に収容された端子対は、一対の拘束部材から作用する把持力により、互いに接触した状態で保持される。この状態で、複数組の端子対の溶融接合が順番に実施される。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
端子対は、溶融接合が行われるまでの間、互いに接触した状態で保持する必要がある。そのため、ネジを用いるネジ締め込み機構で、少なくとも溶融接合の間、一対の拘束部材の相対変位を規制する方法がある。
ネジ締め込み機構では、ネジを回転させることにより、一方の拘束部材を他方の拘束部材に対して相対変位させる。そのため、ネジを回転させない限り、端子対を把持する位置に一対の拘束部材を位置決めできる。
【0006】
ここで、端子対の溶融接合を順番に行うと、接合後の端子対では、母材の凝固収縮により把持孔の内周との間に隙間が生じる場合がある。一対の拘束部材では、把持孔の各々で端子対を把持しているため、各把持孔で把持している端子対からの反力が、一対の拘束部材の全体に作用している。
そのため、一部の把持孔において接合後の端子対との間に隙間が生じると、一対の拘束部材の全体が隙間に応じて変位して、他の把持孔で把持された接合前の端子対で、接触状態が変化することがある。
【0007】
かかる状態で、収容孔の各々で把持された端子対の溶融接合を順番に行うと、接合に支障が生じる可能性がある。しかし、溶融接合が行われる度に、他の把持孔における端子対の把持状態を確認し、必要に応じて調節することは、生産効率の低下につながる。
よって、複数組の端子対の接合を、より簡便かつ適切に行えるようにすることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のある態様は
互いに溶接される端子対の把持に用いられるクランプ治具であって、
前記端子対の挿通孔を複数備える本体部と、
前記端子対が挿入された挿通孔に対して1対1で設けられていると共に、前記挿通孔に挿入された前記端子対を一方側と他方側から把持する一対のクランプ爪と、
前記一対のクランプ爪のうち、前記一方側のクランプ爪を、他方側のクランプ爪に向けて付勢する第1付勢部材と、
前記一対のクランプ爪のうち、前記他方側のクランプ爪を、前記一方側のクランプ爪に向けて付勢する第2付勢部材と、を有する構成のクランプ治具とした。
【発明の効果】
【0009】
本発明のある態様によれば、複数組の端子対の接合をより簡便かつ適切に行える。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、車両用のモータにおけるステータ側の端子の配置を説明する模式図である。
図2は、バスバーを説明する図である。
図3は、バスバーを説明する図である。
図4は、溶融接合する際のバスバー側の端子とステータ側の端子の配置を説明する図である。
図5は、バスバーの断面図である。
図6は、クランプ治具を説明する図である。
図7は、クランプ治具を説明する図である。
図8は、クランプ治具を説明する図である。
図9は、クランプ治具を説明する図である。
図10は、クランプ治具を説明する図である。
図11は、クランプ治具を説明する図である。
図12は、クランプ治具の駆動ユニットを説明する図である。
図13は、クランプ治具の駆動ユニットを説明する図である。
図14は、クランプ治具の使用例を説明する図である。
図15は、クランプ治具の使用例を説明する図である。
図16は、クランプ治具の変形例を説明する図である。
図17は、クランプ治具の変形例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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