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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025141463
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024041406
出願日
2024-03-15
発明の名称
プログラム、および、データ処理装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
鳳国際弁理士法人
主分類
G06T
7/00 20170101AFI20250919BHJP(計算;計数)
要約
【課題】不具合の有無を判断する。
【解決手段】
対象画像中の検査領域に含まれる複数のバンド領域のそれぞれにおける特定色成分に関連する値の代表的な値である第1値を算出する。対象画像は光学的に読み取られた対象物を表す。検査領域は、対象物の少なくとも一部を表す。複数のバンド領域のそれぞれは第1方向に長い領域である。複数のバンド領域の複数の第1値を使用して、複数のバンド領域の全体における特定色成分に関連する値の代表的な値である第2値を算出する。複数のバンド領域の複数の第1値を使用して、複数のバンド領域の全体における特定色成分に関連する値の最大値または最小値に関連する第3値を算出する。第2値と第3値との間の差分または比率を使用して、検査領域内の第1方向に延びる不具合の有無を判断する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
プログラムであって、
対象画像中の検査領域に含まれる複数のバンド領域のそれぞれにおける特定色成分に関連する値の代表的な値である第1値を算出する機能であって、前記対象画像は光学的に読み取られた対象物を表し、前記検査領域は、前記対象物の少なくとも一部を表し、前記複数のバンド領域のそれぞれは第1方向に長い領域である、前記機能と、
前記複数のバンド領域の複数の第1値を使用して、前記複数のバンド領域の全体における前記特定色成分に関連する前記値の代表的な値である第2値を算出する機能と、
前記複数のバンド領域の前記複数の第1値を使用して、前記複数のバンド領域の全体における前記特定色成分に関連する前記値の最大値または最小値に関連する第3値を算出する機能と、
前記第2値と前記第3値との間の差分または比率を使用して、前記検査領域内の前記第1方向に延びる不具合の有無を判断する機能と、
をコンピュータに実現させる、プログラム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、さらに、
前記検査領域における前記特定色成分の分散に関連する値を使用して、前記分散が小さいほど前記不具合が有ると判断され易いように、前記不具合の有無の判断の条件を調整する機能を、コンピュータに実現させる、プログラム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のプログラムであって、さらに、
前記対象画像、または、前記対象画像と同じ画像を表す参照画像を分析することによって前記検査領域を決定する機能を、コンピュータに実現させる、プログラム。
【請求項4】
請求項3に記載のプログラムであって、
前記検査領域を決定する前記機能は、色のばらつきが基準より小さい領域を、前記検査領域として決定する、プログラム。
【請求項5】
請求項1または2に記載のプログラムであって、
前記複数のバンド領域のそれぞれにおける前記第1値を算出する機能は、
前記対象画像を使用するエッジ強調処理を実行することによってエッジが強調された画像を生成する機能と、
前記エッジが強調された画像を使用して前記第1値を算出する機能と、
を含む、プログラム。
【請求項6】
請求項1または2に記載のプログラムであって、
前記複数のバンド領域のそれぞれにおける前記第1値を算出する機能は、
前記対象画像を使用する平滑化処理を実行することによって平滑化された画像を生成する機能と、
前記対象画像と、前記対象画像のエッジを表す画像と、のうちのいずれか一方と、前記平滑化された画像と、の間の差分画像を使用して前記第1値を算出する機能と、
を含む、プログラム。
【請求項7】
請求項6に記載のプログラムであって、
前記対象画像は、前記対象物のうちの互いに異なる部分を表す第1対象領域と第2対象領域とを含み、前記第1対象領域は前記第2対象領域に接しており、
前記プログラムは、さらに、
前記第1対象領域のうちの前記第2対象領域に接する縁を除いた残りの領域から、前記検査領域を決定する機能を、コンピュータに実現させる、プログラム。
【請求項8】
請求項1または2に記載のプログラムであって、さらに、
前記対象画像のうちの閾値以上の画素数を有する領域を、前記バンド領域として決定する機能を、コンピュータに実現させる、プログラム。
【請求項9】
請求項1または2に記載のプログラムであって、
前記対象物は、印刷媒体に対してノズルを移動させつつ前記ノズルから前記印刷媒体に向かってインクを吐出する処理と、前記ノズルに対して前記印刷媒体を移動させる処理とを、それぞれ複数回実行することによる印刷済の画像であり、
前記第1方向は、前記対象画像中の前記対象物に対する前記ノズルの移動方向を示している、
プログラム。
【請求項10】
データ処理装置であって、
対象画像中の検査領域に含まれる複数のバンド領域のそれぞれにおける特定色成分に関連する値の代表的な値である第1値を算出する第1算出部であって、前記対象画像は光学的に読み取られた対象物を表し、前記検査領域は、前記対象物の少なくとも一部を表し、前記複数のバンド領域のそれぞれは第1方向に長い領域である、前記第1算出部と、
前記複数のバンド領域の複数の第1値を使用して、前記複数のバンド領域の全体における前記特定色成分に関連する前記値の代表的な値である第2値を算出する第2算出部と、
前記複数のバンド領域の前記複数の第1値を使用して、前記複数のバンド領域の全体における前記特定色成分に関連する前記値の最大値または最小値に関連する第3値を算出する第3算出部と、
前記第2値と前記第3値との間の差分または比率を使用して、前記検査領域内の前記第1方向に延びる不具合の有無を判断する判断部と、
を備える、データ処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、不具合の有無を、画像を使用して判断する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
不具合の有無を、画像を使用して判断する技術が提案されている。例えば、特許文献1は、印刷された複数のパッチのスキャンにより生成される画像を使用して、バンディングノイズの発生程度を示す値を取得する技術を開示する。この技術では、パッチを印刷する際のバンディングノイズの発生方向に対して略垂直な方向にパッチを切断して複数の分割領域が得られる。そして、分割領域毎のフーリエ変換値から、バンディングノイズの発生程度を示す値が取得される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4543796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
印刷済のパッチに限らず、印刷された種々の画像、種々の製品(例えば、布)など、種々の対象物の画像を使用して、不具合の有無が判断され得る。パッチとは異なり、対象物は、種々の形状を有し得る。このような対象物の画像を使用する不具合の有無の判断には、工夫の余地があった。
【0005】
本明細書は、不具合の有無を判断する技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
【0007】
[適用例1]プログラムであって、対象画像中の検査領域に含まれる複数のバンド領域のそれぞれにおける特定色成分に関連する値の代表的な値である第1値を算出する機能であって、前記対象画像は光学的に読み取られた対象物を表し、前記検査領域は、前記対象物の少なくとも一部を表し、前記複数のバンド領域のそれぞれは第1方向に長い領域である、前記機能と、前記複数のバンド領域の複数の第1値を使用して、前記複数のバンド領域の全体における前記特定色成分に関連する前記値の代表的な値である第2値を算出する機能と、前記複数のバンド領域の前記複数の第1値を使用して、前記複数のバンド領域の全体における前記特定色成分に関連する前記値の最大値または最小値に関連する第3値を算出する機能と、前記第2値と前記第3値との間の差分または比率を使用して、前記検査領域内の前記第1方向に延びる不具合の有無を判断する機能と、をコンピュータに実現させる、プログラム。
【0008】
この構成によれば、対象物の少なくとも一部を表す検査領域に含まれる複数のバンド領域(それぞれは第1方向に長い)を使用して、検査領域内の第1方向に延びる不具合の有無が判断されるので、対象物の形状に拘わらずに、不具合の有無を判断できる。
【0009】
なお、本明細書に開示の技術は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、データ処理方法およびデータ処理装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)、等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施例としてのデータ処理装置を示す説明図である。
読取装置100の例を示す斜視図である。
(A)は、印刷用の画像データによって表される画像の例を表す図である。(B)は、読取画像の例を表す図である。
検査処理の例を表すフローチャートである。
外観検査の処理の例を表すフローチャートである。
検査領域を決定する処理の例を表すフローチャートである。
(A)-(F)は、外観検査で処理される画像の例を表す図である。
差分画像の生成処理の例を表すフローチャートである。
(A)-(D)は、差分画像の生成処理で処理される画像の例を表す図である。
不具合の検出処理の例を表すフローチャートである。
(A)-(D)は、不具合の検出処理で参照される差分画像の例を表す図である。
(A)、(B)は、差分画像IMdと検査領域LApとバンド枠BFとバンド領域BAとの例を表す図である。
差分画像の生成処理の別の実施例を表すフローチャートである。
差分画像の生成処理の別の実施例を表すフローチャートである。
不具合の検出処理の別の実施例を表すフローチャートである。
外観検査の処理の別の実施例を表すフローチャートである。
不具合の検出処理の例を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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