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公開番号2025142712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2024042223
出願日2024-03-18
発明の名称人工知能(AI)/機械学習(ML)を用いた無線通信のビーム選択に適した端末装置、基地局装置、制御方法、及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04W 24/10 20090101AFI20250924BHJP(電気通信技術)
要約【課題】基地局装置が使用するビームのAI/MLモデルによる選択手法のための端末装置から基地局装置へのフィードバックを適切に構成すること。
【解決手段】端末装置は、基地局装置から、所定のビームを用いて送信された参照信号を複数のタイミングにおいて測定して、第1のタイミングについての第1の測定結果と第2のタイミングについての第2の測定結果とを含んだ所定のビームについての無線品質の複数の測定結果を取得し、第2の測定結果の値と第1の測定結果の報告値との差分値を少なくとも含んだ報告メッセージを基地局装置へ送信する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
端末装置であって、
基地局装置から、所定のビームを用いて送信された参照信号を複数のタイミングにおいて測定して、第1のタイミングについての第1の測定結果と第2のタイミングについての第2の測定結果とを含んだ前記所定のビームについての無線品質の複数の測定結果を取得する測定手段と、
前記第2の測定結果の値と前記第1の測定結果の報告値との差分値を少なくとも含んだ報告メッセージを前記基地局装置へ送信する送信手段と、
を有することを特徴とする端末装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記送信手段は、前記所定のビームを識別する識別情報と、当該所定のビームについての前記第1の測定結果および前記差分値を含んだ1つの報告メッセージを前記基地局装置へ送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記送信手段は、前記識別情報と前記第1の測定結果および前記差分値を含んだ報告メッセージを、複数の前記所定のビームのそれぞれについて別個に生成して前記基地局装置へ送信する、ことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記送信手段は、前記所定のビームを識別する識別情報と当該所定のビームについての前記第1の測定結果とを含んだ第1の報告メッセージと、前記識別情報と前記差分値とを含んだ前記第1の報告メッセージとは異なる第2の報告メッセージとを、前記基地局装置へ送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項5】
前記送信手段は、複数の前記所定のビームについての前記第1の測定結果を含んだ第1の報告メッセージと、当該複数の前記所定のビームについての前記第2の測定結果と前記第1の測定結果との前記差分値を含んだ第2の報告メッセージとを、前記基地局装置へ送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項6】
所定のビームを用いて参照信号を繰り返し送信する基地局装置であって、
端末装置から、複数のタイミングにおける前記参照信号の測定に基づく無線品質の複数の測定結果であって、第1のタイミングについての第1の測定結果と第2のタイミングについての第2の測定結果とを含んだ前記複数の測定結果の報告のための報告メッセージを介して、前記第1の測定結果、および、前記第2の測定結果の値と前記第1の測定結果の報告値との差分値とを取得する取得手段と、
前記第1の測定結果および前記差分値から、前記第2の測定結果を復元する復元手段と、
前記第1の測定結果および前記第2の測定結果に基づいて、前記端末装置との通信に使用するビームの制御を行う制御手段と、
を有することを特徴とする基地局装置。
【請求項7】
前記取得手段は、前記所定のビームを識別する識別情報と、当該所定のビームについての前記第1の測定結果および前記差分値を含んだ1つの報告メッセージを前記端末装置から受信する、ことを特徴とする請求項6に記載の基地局装置。
【請求項8】
前記取得手段は、複数の前記所定のビームのそれぞれについて、前記識別情報と前記第1の測定結果および前記差分値を含んだ複数の報告メッセージを、前記端末装置から受信する、ことを特徴とする請求項7に記載の基地局装置。
【請求項9】
前記取得手段は、前記所定のビームを識別する識別情報と当該所定のビームについての前記第1の測定結果とを含んだ第1の報告メッセージと、前記識別情報と前記差分値とを含んだ前記第1の報告メッセージとは異なる第2の報告メッセージとを、前記端末装置から受信する、ことを特徴とする請求項6に記載の基地局装置。
【請求項10】
前記取得手段は、複数の前記所定のビームについての前記第1の測定結果を含んだ第1の報告メッセージと、当該複数の前記所定のビームについての前記第2の測定結果と前記第1の測定結果との前記差分値を含んだ第2の報告メッセージとを、前記端末装置から受信する、ことを特徴とする請求項6に記載の基地局装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人工知能(AI)/機械学習(ML)を用いた無線通信のビーム選択における無線品質の測定結果の報告技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))の標準化作業において、複数のビームを形成して無線通信を行うことができる通信装置において、その複数のビームのうちのいずれを用いて相手装置と通信を行うかの決定に、人工知能(AI)/機械学習(ML)を使用することが検討されている。非特許文献1には、ネットワーク(基地局装置)において形成可能なビーム幅の狭い複数のビームに含まれる一部のビームについて端末装置が参照信号受信電力(RSRP)を測定し、そのRSRPに基づいて、複数のビームの全ての中から通信に使用するビームを選択するAI/MLモデルについて記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
3GPP(登録商標)寄書、R1-2203142
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
AI/MLモデルにおけるビームの選択手法では、従来のビーム選択手法とは異なる無線品質の測定結果のフィードバックが要求される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、基地局装置が使用するビームのAI/MLモデルによる選択手法に適した、端末装置から基地局装置への無線品質の報告技術を提供する。
【0006】
本発明の一態様による端末装置は、基地局装置から、所定のビームを用いて送信された参照信号を複数のタイミングにおいて測定して、第1のタイミングについての第1の測定結果と第2のタイミングについての第2の測定結果とを含んだ前記所定のビームについての無線品質の複数の測定結果を取得する測定手段と、前記第2の測定結果の値と前記第1の測定結果の報告値との差分値を少なくとも含んだ報告メッセージを前記基地局装置へ送信する送信手段と、を有する。
【0007】
本発明の一態様による基地局装置は、所定のビームを用いて参照信号を繰り返し送信する基地局装置であって、端末装置から、複数のタイミングにおける前記参照信号の測定に基づく無線品質の複数の測定結果であって、第1のタイミングについての第1の測定結果と第2のタイミングについての第2の測定結果とを含んだ前記複数の測定結果の報告のための報告メッセージを介して、前記第1の測定結果、および、前記第2の測定結果の値と前記第1の測定結果の報告値との差分値とを取得する取得手段と、前記第1の測定結果および前記差分値から、前記第2の測定結果を復元する復元手段と、前記第1の測定結果および前記第2の測定結果に基づいて、前記端末装置との通信に使用するビームの制御を行う制御手段と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、基地局装置が使用するビームのAI/MLモデルによる選択手法に適した無線品質の基地局装置への報告を端末装置が行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
無線通信システムの構成例を示す図である。
ビームの決定のための機械学習の例を説明する図である。
従来の測定結果として報告される情報の例を示す図である。
実施形態による測定結果として報告される情報の例を示す図である。
実施形態による測定結果として報告される情報の例を示す図である。
測定報告の内容の例を説明する図である。
無線通信システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。
無線通信システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。
装置のハードウェア構成例を示す図である。
端末装置の機能構成例を示す図である。
基地局装置の機能構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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