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公開番号2025144311
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024044031
出願日2024-03-19
発明の名称車両用コミュニケーション装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H04M 1/72412 20210101AFI20250925BHJP(電気通信技術)
要約【課題】円滑なコミュニケーションを可能にすること。
【解決手段】車両用コミュニケーション装置は、車両に乗車している複数の乗員を検知する乗員検知部と、複数の乗員が所持する端末装置のうち一つ以上の端末装置と無線通信が可能な通信部と、車両の停車を検出する車両状態検出部と、通信部と無線通信している端末装置からの通信信号を出力する出力部と、乗員検知部が複数の乗員のうちの一人以上の降車と、複数の乗員のうちの一人以上の乗車継続とを検知し、かつ、車両状態検出部が車両の停車を検出すると、降車が検知された乗員が所持する端末装置と無線通信するように通信部を制御するとともに、無線通信する端末装置からの通信信号を出力するように出力部を制御する制御部と、を備える。
【選択図】図3A
特許請求の範囲【請求項1】
車両に乗車している複数の乗員を検知する乗員検知部と、
前記複数の乗員が所持する端末装置のうち一つ以上の前記端末装置と無線通信が可能な通信部と、
前記車両の停車を検出する車両状態検出部と、
前記通信部と前記無線通信している前記端末装置からの通信信号を出力する出力部と、
前記乗員検知部が前記複数の乗員のうちの一人以上の降車と、前記複数の乗員のうちの一人以上の乗車継続とを検知し、かつ、前記車両状態検出部が前記車両の停車を検出すると、前記降車が検知された前記乗員が所持する前記端末装置と前記無線通信するように前記通信部を制御するとともに、前記無線通信する前記端末装置からの前記通信信号を出力するように前記出力部を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする車両用コミュニケーション装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用コミュニケーション装置において、
前記車両状態検出部は、さらに前記車両の停車位置を検出し、
前記制御部は、
前記通信部と前記無線通信している前記端末装置から端末位置情報を取得し、
前記車両の前記停車位置と、前記端末位置情報が示す位置との距離が所定距離を超えると、前記無線通信している前記端末装置との前記無線通信を終了するよう前記通信部を制御する、
ことを特徴とする車両用コミュニケーション装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の車両用コミュニケーション装置において、
前記乗員が発する音声を入力する入力部をさらに備え、
前記制御部は、
前記入力部に入力される音声信号を前記端末装置に送信するように前記通信部を制御するとともに、
前記無線通信している前記端末装置からの前記通信信号に含まれる前記音声信号を出力するように前記出力部を制御する、
ことを特徴とする車両用コミュニケーション装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の内外でコミュニケーションを可能とする車両用コミュニケーション装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
この種の技術として、車両の外の無線通信端末と車両の中のIVI(In-Vehicle Infotainment)装置との間で無線通信接続し、通話等のコミュニケーションを行う技術が開発されている。例えば、特許文献1(特開2002-171336号)には、携帯電話機とハンズフリー装置との間でハンズフリー通話とインターホン通話とを切り替えることで、車室内の人と車室外の人とが、車窓を閉めたまま専用の車両用のインターホンを用いることなく会話を行う通話システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-171336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、ハンズフリー通話による発呼・着呼の動作が必要であり、利用者にとっては、通話の割り込みがあった場合に煩わしさを感じてしまう。そのため、煩わしさを感じることなしに円滑なコミュニケーションを可能とする仕組みが求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様である車両用コミュニケーション装置は、車両に乗車している複数の乗員を検知する乗員検知部と、複数の乗員が所持する端末装置のうち一つ以上の端末装置と無線通信が可能な通信部と、車両の停車を検出する車両状態検出部と、通信部と無線通信している端末装置からの通信信号を出力する出力部と、乗員検知部が複数の乗員のうちの一人以上の降車と、複数の乗員のうちの一人以上の乗車継続とを検知し、かつ、車両状態検出部が車両の停車を検出すると、降車が検知された乗員が所持する端末装置と無線通信するように通信部を制御するとともに、無線通信する端末装置からの通信信号を出力するように出力部を制御する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、利用者に煩わしさを感じさせることなく、円滑なコミュニケーションが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両用コミュニケーション装置を含むIVIシステムの一例を示す模式図。
操作メニュー画面を例示する図。
車両用コミュニケーション装置の要部構成を例示するブロック図。
端末の要部構成を例示するブロック図。
車両センサ群および車室内カメラの要部構成を例示するブロック図。
入力装置および出力装置の要部構成を例示するブロック図。
プログラムによる制御処理の流れを説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して発明の実施の形態について説明する。
<車両用コミュニケーション装置の概要>
実施の形態に係る車両用コミュニケーション装置は、例えば自動車等の車両の車室内の乗員と、降車した車室外の乗員とのコミュニケーションを支援する。
車両は、一例として、運転者を含む複数人(例えば4人)が乗車可能とする。車両用コミュニケーション装置は、同乗した家族や知人等のうちの一部の乗員が降車した後、車室内に残った乗員と降車した乗員との間で、降車前の車室内で行っていたコミュニケーションを続行することを可能とする。例えば、降車した乗員を追いかけるかのように、車室内の乗員に降車した乗員等の外部の音声を伝えたり、降車した乗員に車室内の乗員等の内部の音声を伝えたりする「追かけ(音声)」を行う。
上記概要として説明したように、車両用コミュニケーション装置は、乗員に煩わしさを感じさせることなく、車室内に留まる乗員と降車した乗員とが円滑にコミュニケーションを行えるサービスを提供する。
【0009】
実施の形態では、車両に備えられたIVI(In-Vehicle Infotainment)システムの機能の一つとして車両用コミュニケーション装置が備えられる。このような車両用コミュニケーション装置について、さらに詳細に説明する。
【0010】
<システム構成例>
図1は、車両用コミュニケーション装置を含むIVIシステムの一例を示す模式図である。IVIシステムは、制御装置20と、移動体としての車両100の車両センサ群12と、車両100に設けられた出力装置50を構成する表示部51、投影部52および音声再生部53A~53Dと、車両100に設けられた入力装置11を構成する操作検知部11A,11B、およびマイク111A,111Bと、車両100に設けられた車室内カメラ13を構成する前席カメラ131および後席カメラ132と、車室の前席の乗員P1が使用する端末2Aと、車室の後席の乗員P2が使用する端末2Bとを含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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