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公開番号2025145050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045025
出願日2024-03-21
発明の名称吸音シート
出願人積水樹脂株式会社,積水樹脂プラメタル株式会社
代理人
主分類G10K 11/168 20060101AFI20250926BHJP(楽器;音響)
要約【課題】低周波数~高周波数の広域にわたって優れた吸音性能を示す吸音シートを提供する。
【解決手段】音源側に配置される通気性シート20と、前フィルム30と、吸音材40と、後フィルム50と、遮音シート60とを厚さ方向にこの順で配置された吸音シートであって、前フィルム30及び後フィルム50の厚さは3~22μmであり、吸音材40の厚さは15~25μmとなるように吸音シート10を構成することによって、周波数領域として1000~5000Hzの広域にわたって優れた吸音性能を示す。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
音源側に配置される通気性シートと、前フィルムと、吸音材と、後フィルムと、遮音シートとを厚さ方向にこの順で配置された吸音シートであって、
前記前フィルム及び後フィルムの厚さは3~22μmであり、
前記吸音材の厚さは15~25μmである
ことを特徴とする吸音シート。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記吸音材は、長さ方向と幅方向を有し、前フィルム側の前表面は、長さ方向又は幅方向に対して、所定の間隔をあけて凹部と凸部が形成されており、該吸音材の後フィルム側の後表面にも、所定の間隔をあけて凹部と凸部が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の吸音シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道や道路での工事の際に発生する騒音を吸音する吸音シートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道や道路で工事は、通常工事期間が決められており、工事中に発生する騒音に対する防音施設は工事期間中のみ設置するものであるため、工事中であっても工事場所が移動すれば、それに応じて防音施設も移動させる必要があり、工事が終われば解体して、保管場所に保管したり、他の工事に利用するために運搬したりする。そのため、一般的な防音パネル、例えば、金属製の箱体内に吸音材を配置したものは、このような仮設の防音施設への利用は不向きである。そこで仮設の防音施設のための防音シートとして、防音材を布地、織物、樹脂フィルム等を組み合わせて被覆したものが用いられている。
【0003】
このような防音シートは、折り畳み、巻き取りが可能なため運搬しやすく、また、防音シートの角部や周縁部に鳩目を設けておけば、工事現場に仮設した支柱などに掛止するだけで利用することができる。
【0004】
例えば、特許文献1には、「保護材1と遮音材3との間に吸音材2が挿入されており、保護材1は通気性及び耐水性を有し、吸音材2は薄い樹脂フィルム21により被覆され、遮音材3は合成樹脂製シートとなされ、保護材1及び遮音材3の周縁部が縫着一体化され、さらに周緑部内の適宜個所において保護材1、吸音材2及び遮音材3が挟着されてなる防音シート」が本出願人により提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実公昭57―19760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に示される防音シートは、保護材1は通気性を有しつつ防水加工を施すことにより、内部に雨水等が侵入しづらくしており、樹脂フィルムは遮音材3で用いられるグラスウールやロックウールが外に出ないようにしたものである。これにより、屋外で使用しても雨水等で吸音材が湿って吸音効果が低下することを防ぐことができる。
【0007】
ところで、樹脂フィルムとしては、特許文献1に記載のように、薄い方が吸音効果を発現し易くなるが、破れやすくなってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは上記課題を解決するために、吸音材の構成について鋭意研究を行った。その結果、樹脂フィルムを所定の厚さとし、かつ、吸音材を所定の厚さとすることによって、低周波数~高周波数の広域にわたって優れた吸音性能を示すことを見出し、本発明の完成に至った。
【0009】
すなわち、本発明に係る吸音シートは、音源側に配置される通気性シートと、前フィルムと、吸音材と、後フィルムと、遮音シートとを厚さ方向にこの順で配置された吸音シートであって、前記前フィルム及び後フィルムの厚さは、3~22μmであり、前記吸音材の厚さは15~25μmであることを特徴とするものである。
【0010】
本発明において、前記吸音材は、長さ方向と幅方向を有し、前フィルム側の前表面は、長さ方向又は幅方向に対して、所定の間隔をあけて凹部と凸部が交互形成されており、該吸音材の後フィルム側の後表面にも、所定の間隔をあけて凹部と凸部が交互形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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