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公開番号
2025127703
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024565
出願日
2024-02-21
発明の名称
打楽器および打面の形成方法
出願人
ローランド株式会社
代理人
弁理士法人真明センチュリー
主分類
G10D
13/20 20200101AFI20250826BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】打面の耐久性を向上できる打楽器および打面の形成方法を提供すること。
【解決手段】前後方向において、膜部材11及びクッション12の外縁部分とヘッド3の貫通孔3aの周縁部とが重なるように配置される(膜部材11のうち、ヘッド3の貫通孔3aの内周側に位置する部位によって打面11aが形成される)。これにより、ビーター103によって膜部材11が打撃された場合に、クッション12の外縁が膨らむ変形をヘッド3によって規制できる。よって、膜部材11とクッション12との接着部分に剥がれが生じたり、クッション12の外周面に亀裂が生じたりすることを抑制できる。従って、打面11a(膜部材11及びクッション12)の耐久性を向上できる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
第1クッションと、前記第1クッションの前面に接合されて打面を形成する膜状の膜部材と、前記膜部材の厚み方向において、前記第1クッション及び前記膜部材の外縁と重なる位置に配置される規制手段と、を備え、
前記膜部材が打撃された場合に、前記第1クッションの外縁の厚みが増大する変形を前記規制手段によって規制することを特徴とする打楽器。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記打面が打撃される前の状態において、前記規制手段によって前記第1クッションの外縁部分が圧縮されることを特徴とする請求項1記載の打楽器。
【請求項3】
筒状の胴部と、前記胴部の開口を覆い、貫通孔が形成されるヘッドと、前記ヘッドの後面側に取り付けられ、前記貫通孔が形成される領域で前記膜部材および前記第1クッションを支持する支持体と、を備え、
前記ヘッドの前記貫通孔の周縁部が前記規制手段として構成されることを特徴とする請求項1記載の打楽器。
【請求項4】
前記膜部材と前記ヘッドとの間に挟まれ、前記ヘッドよりも硬質に形成される環状の硬質体を備えることを特徴とする請求項3記載の打楽器。
【請求項5】
前記硬質体は、前記ヘッドの前記貫通孔の周縁部に貼り付けられるプレートであることを特徴とする請求項4記載の打楽器。
【請求項6】
前記支持体は、前記第1クッションの後面を支持する支持膜と、前記支持膜の外縁に接続され、前記ヘッドの後面に取り付けられる環状の枠と、前記枠の後面側に重ねられ、センサが取り付けられる取付板と、前記取付板および前記支持膜の間に挟まれる第2クッションと、を備えることを特徴とする請求項3記載の打楽器。
【請求項7】
前記センサは、前記取付板と前記第2クッションとの間に挟まれることを特徴とする請求項6記載の打楽器。
【請求項8】
前記第1クッションは、前記第2クッションより硬質であることを特徴とする請求項6記載の打楽器。
【請求項9】
前記打楽器は、前記打面がフットペダルのビーターによって打撃されるバスドラムであり、
前記膜部材の上縁を含む領域における前記膜部材と前記規制手段との重なり代が、他の領域における前記膜部材と前記規制手段との重なり代よりも大きく形成されることを特徴とする請求項1記載の打楽器。
【請求項10】
第1クッションと、前記第1クッションの前面に接合される膜状の膜部材と、前記膜部材の厚み方向において、前記第1クッション及び前記膜部材の外縁と重なる位置に配置される規制手段と、を備える打楽器における打面の形成方法であって、
前記膜部材のうち、前記規制手段の内周側に位置する部位によって打面を形成することを特徴とする打面の形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、打楽器および打面の形成方法に関し、特に、打面の耐久性を向上できる打楽器および打面の形成方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、織布などの硬質体48(膜部材)の後面に、クッション部47(第1クッション)を接着することによって打面を形成する技術が記載されている。この技術によれば、硬質体48への打撃時の衝撃をクッション部47で吸収できるので、かかる打撃時に生じる打音を低減できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/038226号(例えば、段落0066,0067、図5,6)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の技術では、硬質体48が打撃された場合に、クッション部47の中央側が圧縮される一方、クッション部47の外縁側においては、クッション部47の厚みが増大するような変形が生じる。このクッション部47の外縁部分の変形により、硬質体48とクッション部47との接着部分に剥がれが生じたり、クッション部47の外周面に亀裂が生じたりし易くなる。よって、打面の耐久性が低いという問題点があった。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、打面の耐久性を向上できる打楽器および打面の形成方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために本発明の打楽器は、第1クッションと、前記第1クッションの前面に接合されて打面を形成する膜状の膜部材と、前記膜部材の厚み方向において、前記第1クッション及び前記膜部材の外縁と重なる位置に配置される規制手段と、を備え、前記膜部材が打撃された場合に、前記第1クッションの外縁の厚みが増大する変形を前記規制手段によって規制する。
【0007】
本発明の打面の形成方法は、第1クッションと、前記第1クッションの前面に接合される膜状の膜部材と、前記膜部材の厚み方向において、前記第1クッション及び前記膜部材の外縁と重なる位置に配置される規制手段と、を備える打楽器における打面の形成方法であって、前記膜部材のうち、前記規制手段の内周側に位置する部位によって打面を形成する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の打楽器の斜視図である。
リフターを分解した状態を示す打楽器の斜視図である。
図1の矢印III方向視における打楽器の部分拡大正面図である。
図3のIV-IV線における打楽器の部分拡大断面図である。
アタッチメントの分解斜視図である。
打楽器の分解斜視図である。
打楽器の部分拡大断面図である。
図4の状態からアタッチメントの打面がビーターによって打撃された状態を示す打楽器の部分拡大断面図である。
(a)は、第2実施形態の打楽器の部分拡大正面図であり、(b)は、第3実施形態の打楽器の部分拡大正面図である。
第4実施形態の打楽器の分解斜視図である。
打楽器の部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、第1実施形態の打楽器1の全体構成を説明する。図1は、第1実施形態の打楽器1の斜視図である。
【0010】
なお、以下の説明においては、演奏者側から視た打楽器1の手前側を打楽器1の前方(正面側)とし、それとは反対側を打楽器1の後方として説明する。また、演奏者側から視た左方側を打楽器1の左側とし、それとは反対側を打楽器1の右側として説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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