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公開番号2025127205
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023788
出願日2024-02-20
発明の名称カラオケ装置
出願人株式会社第一興商
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G10K 15/04 20060101AFI20250825BHJP(楽器;音響)
要約【課題】違和感の少ない背景映像を表示可能なカラオケ装置を提供する。
【解決手段】映像識別情報、映像テンポ情報、及び拍開始時刻を抽出する抽出部、一の映像を再生する際の再生倍率を設定する第1の設定部、演奏拍時刻を設定する第2の設定部、一の映像の再生開始時刻を設定する第3の設定部、背景映像再生テーブルを生成する生成部、映像データに基づく映像を再生する再生処理部、台本データに含まれる一の映像の番号に対応付けられた映像の表示時刻に応じて、再生中の当該一の映像を表示手段に表示させる表示処理部を有するカラオケ装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
カラオケ演奏に合わせて表示手段に表示させる背景映像を構成する複数の映像を識別するための映像識別情報、当該映像のイメージを示す映像キーワード、当該映像識別情報に対応する映像を表示させるための映像データ、当該映像を再生する際の再生速度、当該映像からテンポが認識できる場合には当該テンポの値を示し、当該映像からテンポが認識できない場合には0の値を示す映像テンポ情報、及び当該映像から拍のタイミングが認識できる場合には当該映像において最初の拍が認識できる時刻を示す拍開始時刻を対応付けて記憶する映像記憶部と、
カラオケ演奏を行う楽曲の台本データに含まれる一の映像の番号に対応付けられた映像キーワードと一致する映像キーワードが対応付けられた映像識別情報、映像テンポ情報、及び拍開始時刻を前記映像記憶部から抽出する抽出部と、
抽出された前記映像テンポ情報が示すテンポの値が0である場合、前記一の映像を再生する際の再生倍率を1に設定し、抽出された前記映像テンポ情報が示すテンポの値が0でない場合、前記楽曲の演奏テンポ情報が示すテンポの値を、当該映像テンポ情報が示すテンポの値で除した値を前記一の映像を再生する際の再生倍率として設定する第1の設定部と、
抽出された前記映像テンポ情報が示すテンポの値が0でない場合、前記台本データに含まれる一の映像の番号に対応付けられた映像の表示時刻を、前記楽曲の演奏テンポ情報に基づく1拍の時間で除した値を求め、当該値に当該1拍の時間を乗じた値を、当該一の映像から認識可能な拍と前記楽曲の拍とを一致させるための演奏拍時刻として設定する第2の設定部と、
抽出された前記映像テンポ情報が示すテンポの値が0である場合、前記台本データに含まれる一の映像の番号に対応付けられた映像の表示時刻を、当該一の映像の再生開始時刻として設定し、抽出された前記映像テンポ情報が示すテンポの値が0でない場合、抽出された前記拍開始時刻を設定された前記再生倍率で乗じた値を求め、設定された前記演奏拍時刻から当該値を減じた時刻を再生開始時刻として設定する第3の設定部と、
前記楽曲の台本データに含まれる複数の映像の番号順に、抽出された映像識別情報、設定された再生倍率、及び設定された再生開始時刻を対応付けることで背景映像再生テーブルを生成する生成部と、
前記楽曲のカラオケ演奏に応じて前記背景映像再生テーブルを参照し、前記複数の映像の番号毎に前記映像記憶部から映像データ及び再生速度を読み出し、設定された再生倍率で当該再生速度を調整し、設定された再生開始時刻に応じて、調整した再生速度で当該映像データに基づく映像を再生する再生処理部と、
前記楽曲のカラオケ演奏に応じて前記台本データを参照し、当該台本データに含まれる一の映像の番号に対応付けられた映像の表示時刻に応じて、再生中の当該一の映像を表示手段に表示させる表示処理部と、
を有するカラオケ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カラオケ装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
カラオケ装置は、カラオケ演奏に合わせて、モニタに背景映像を表示させることができる。
【0003】
背景映像の中には、一定のテンポで手を振る観客が映っている映像のような、テンポを視覚的に認識可能な映像もある(このような背景映像から視覚的に認識可能なテンポを「映像テンポ」という場合がある)。一方、カラオケ演奏のテンポ(以下、「演奏テンポ」という場合がある)は楽曲毎に異なる。よって、カラオケ演奏に合わせてモニタに背景映像を表示させる際に、演奏テンポと映像テンポが異なっている場合、当該背景映像を見た歌唱者は違和感を覚える。
【0004】
ここで、特許文献1には、抽出された映像テンポ情報が示すテンポの値が0でない場合には、楽曲の演奏テンポ情報が示すテンポの値を、当該映像テンポ情報が示すテンポの値で除した値を一の映像を再生する際の再生倍率として設定し、当該再生倍率で映像の再生速度を調整する技術が開示されている。この場合、再生される映像は、元の再生速度よりも早い(または遅い)再生速度で再生される。このように再生速度が調整された映像を再生することにより、楽曲の演奏テンポと映像テンポのずれに起因して歌唱者が持つ違和感を低減できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特願2024-012917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、背景映像の中には、一定のテンポで手拍子を行う観客が映っている映像のような、拍を視覚的に認識可能な映像もある。一方、カラオケ演奏される楽曲の拍は楽曲毎に異なる。よって、従来技術を利用して背景映像の再生速度を調整したとしても、映像から視覚的に認識可能な拍と、カラオケ演奏される楽曲の拍とが一致していない場合、当該映像を見た歌唱者は違和感を覚える。
【0007】
本発明の目的は、違和感の少ない背景映像を表示可能なカラオケ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための発明は、カラオケ演奏に合わせて表示手段に表示させる背景映像を構成する複数の映像を識別するための映像識別情報、当該映像のイメージを示す映像キーワード、当該映像識別情報に対応する映像を表示させるための映像データ、当該映像を再生する際の再生速度、当該映像からテンポが認識できる場合には当該テンポの値を示し、当該映像からテンポが認識できない場合には0の値を示す映像テンポ情報、及び当該映像から拍のタイミングが認識できる場合には当該映像において最初の拍が認識できる時刻を示す拍開始時刻を対応付けて記憶する映像記憶部と、カラオケ演奏を行う楽曲の台本データに含まれる一の映像の番号に対応付けられた映像キーワードと一致する映像キーワードが対応付けられた映像識別情報、映像テンポ情報、及び拍開始時刻を前記映像記憶部から抽出する抽出部と、抽出された前記映像テンポ情報が示すテンポの値が0である場合、前記一の映像を再生する際の再生倍率を1に設定し、抽出された前記映像テンポ情報が示すテンポの値が0でない場合、前記楽曲の演奏テンポ情報が示すテンポの値を、当該映像テンポ情報が示すテンポの値で除した値を前記一の映像を再生する際の再生倍率として設定する第1の設定部と、抽出された前記映像テンポ情報が示すテンポの値が0でない場合、前記台本データに含まれる一の映像の番号に対応付けられた映像の表示時刻を、前記楽曲の演奏テンポ情報に基づく1拍の時間で除した値を求め、当該値に当該1拍の時間を乗じた値を、当該一の映像から認識可能な拍と前記楽曲の拍とを一致させるための演奏拍時刻として設定する第2の設定部と、抽出された前記映像テンポ情報が示すテンポの値が0である場合、前記台本データに含まれる一の映像の番号に対応付けられた映像の表示時刻を、当該一の映像の再生開始時刻として設定し、抽出された前記映像テンポ情報が示すテンポの値が0でない場合、抽出された前記拍開始時刻を設定された前記再生倍率で乗じた値を求め、設定された前記演奏拍時刻から当該値を減じた時刻を再生開始時刻として設定する第3の設定部と、前記楽曲の台本データに含まれる複数の映像の番号順に、抽出された映像識別情報、設定された再生倍率、及び設定された再生開始時刻を対応付けることで背景映像再生テーブルを生成する生成部と、前記楽曲のカラオケ演奏に応じて前記背景映像再生テーブルを参照し、前記複数の映像の番号毎に前記映像記憶部から映像データ及び再生速度を読み出し、設定された再生倍率で当該再生速度を調整し、設定された再生開始時刻に応じて、調整した再生速度で当該映像データに基づく映像を再生する再生処理部と、前記楽曲のカラオケ演奏に応じて前記台本データを参照し、当該台本データに含まれる一の映像の番号に対応付けられた映像の表示時刻に応じて、再生中の当該一の映像を表示手段に表示させる表示処理部と、を有するカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、違和感の少ない背景映像を表示できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係るカラオケ装置を示す図である。
実施形態に係るカラオケ本体を示す図である。
実施形態に係る台本データを示す図である。
実施形態に係る映像記憶部に記憶されている情報の一例である。
実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
実施形態に係る背景映像再生テーブルの一例である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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