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公開番号2025145422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045598
出願日2024-03-21
発明の名称電源装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 50/207 20210101AFI20250926BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】仮に厚みの異なる部位を有する蓄電池を複数段収容することになった場合に重心の高さを抑制して耐震性を高めることが可能な電源装置を得る。
【解決手段】電池パック収容装置10が、電池パック11の出入方向の寸法よりも奥行き方向に長く形成され、高さ方向に隣り合う電池パック11において奥行き方向にずらした状態で配置する。これにより、例えば、厚肉部15同士が高さ方向の上下に重なって電池パック11が配置された場合よりも多段に収容された電池パック11全体の高さを低くすることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の蓄電池を高さ方向に多段に収容する電源装置であって、
略水平方向に設けられた第1領域と前記第1領域を含み当該第1領域よりも高さ方向に厚く形成された第2領域とを含んで構成された第1蓄電池を含み、
前記第1蓄電池と高さ方向に隣り合う第2蓄電池が、前記第1領域の上側又は下側に配置されるように前記電源装置の奥行き方向にずらして配置され、前記第1蓄電池の底面と前記第1蓄電池と高さ方向に隣り合う第2蓄電池の底面との距離が、前記第2領域の厚さ寸法よりも小さくなるように配置可能な電源装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
電源装置本体の奥行き方向に沿って延在され前記蓄電池の出入方向に対して略直交する当該蓄電池の両端部をそれぞれ支持する一対のアタッチメントを備え、
前記一対のアタッチメントは、前記電源装置本体の奥行き方向の寸法よりも短く形成されると共に高さ方向に隣り合う位置において前記電源装置の前記奥行き方向にずらして配置されている請求項1に記載の電源装置。
【請求項3】
奥行き方向に沿って略水平に前記蓄電池を出入させる出入口を有し、
前記出入口は、電源装置本体の奥行き方向の一端側に設けられている請求項1に記載の電源装置。
【請求項4】
前記出入口は、前記電源装置本体の奥行き方向の一端側及び他端側に設けられている請求項3に記載の電源装置。
【請求項5】
前記第2蓄電池は、前記略水平方向に設けられた第3領域と前記第3領域を含み当該第3領域よりも高さ方向に厚く形成された第4領域とを含んで構成され、
前記第2領域と前記第4領域は上下に重ならないように配置されている請求項1に記載の電源装置。
【請求項6】
前記第2領域は電源装置本体の奥側に配置され、前記第4領域は前記電源装置本体の手前側に配置されている請求項5に記載の電源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電源装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、蓄電池を複数収納可能な蓄電池収納箱と、蓄電池収納箱を複数収納可能な収納箱格納体と、で構成される蓄電池収納装置に関する技術が開示されており、蓄電池が収容された定型かつ略直方体の蓄電池収容箱を蓄電池収容装置に収容する構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-015090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記先行技術では、蓄電池収容箱の形状が略直方体状となっており、定型かつ略直方体を成す複数の蓄電池収容箱が蓄電池収容装置内に収容可能とされている。
【0005】
しかしなから、上記先行技術では、収容対象となる蓄電池が他の様々な用途で使用した再利用品、特に自動車用として使用された蓄電池パックであった場合、同一の蓄電池の中でも厚みが異なる部位を有するものを収容する場合が生じる。このとき、蓄電池パックの厚みの大きい部分に合わせて高さ方向に多段に収容すると、全体の高さが大きくなり、重心が高くなることで耐震性が低下する可能性がある。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、仮に厚みの異なる部位を有する蓄電池を複数段収容することになった場合に重心の高さを抑制して耐震性を高めることが可能な電源装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明に係る電源装置は、複数の蓄電池を高さ方向に多段に収容する電源装置であって、略水平方向に設けられた第1領域と前記第1領域を含み当該第1領域よりも高さ方向に厚く形成された第2領域とを含んで構成された第1蓄電池を含み、前記第1蓄電池と高さ方向に隣り合う第2蓄電池が、前記第1領域の上側又は下側に配置されるように前記電源装置の奥行き方向にずらして配置され、前記第1蓄電池の底面と前記第1蓄電池と高さ方向に隣り合う第2蓄電池の底面との距離が、前記第2領域の厚さ寸法よりも小さくなるように配置可能とされている。
【0008】
請求項1記載の発明に係る電源装置では、複数の蓄電池が高さ方向に多段に収容される。第1蓄電池は、第1領域及び第2領域を含んで構成されている。第1領域は、略水平方向に設けられており、第2領域(いわゆる厚肉部)では、当該第1領域を含んで第1領域よりも高さ方向に厚く形成されている。
【0009】
ここで、本発明では、第1蓄電池と高さ方向に隣り合う第2蓄電池は、1基部の上側又は下側に配置されるように電源装置の奥行き方向にずらして配置されている。これにより、本発明では、第1蓄電池の底面と第1蓄電池と高さ方向に隣り合う第2蓄電池の底面との距離が、第2領域の厚さ寸法よりも小さくなるように配置可能とされる。
【0010】
比較例として、第1蓄電池の底面と第2蓄電池の底面との距離が第1蓄電池の第2領域の厚さ寸法よりも大きくなるように第1蓄電池と第2蓄電池が配置される場合とは、例えば、第1蓄電池の第2領域の上方側に第2蓄電池を配置する場合が挙げられる。このような場合と比較して、本発明では、第1蓄電池及び第2蓄電池の高さ寸法を低くすることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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