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公開番号2025145054
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045033
出願日2024-03-21
発明の名称積層構造体
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/514 20210101AFI20250926BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】導電性接着材の部分的な剥離を精度よく検知する。
【解決手段】積層構造体100は、電池モジュール110と、導電部材120と、第1導電性接着材130Aと、第1温度センサ140Aとを備えている。導電部材120は、電池モジュール110に積層されている。第1導電性接着材130Aは、電池モジュール110と導電部材120との間に配置されている。第1導電性接着材130Aは、電池モジュール110と導電部材120とを互いに接着させている。第1導電性接着材130Aは、電池モジュール110と導電部材120とを互いに電気的に接続している。第1温度センサ140Aは、第1導電性接着材130Aと接触するように電池モジュール110と導電部材120との間に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電池モジュールと、
前記電池モジュールに積層された導電部材と、
前記電池モジュールと前記導電部材との間に配置され、前記電池モジュールと前記導電部材とを互いに接着させ、前記電池モジュールと前記導電部材とを互いに電気的に接続している、第1導電性接着材と、
前記第1導電性接着材と接触するように前記電池モジュールと前記導電部材との間に配置されている第1温度センサとを備える、積層構造体。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
1以上の第2導電性接着材をさらに備え、
前記1以上の第2導電性接着材の各々は、前記電池モジュールと前記導電部材との間に配置され、前記電池モジュールと前記導電部材とを互いに接着させ、前記電池モジュールと前記導電部材とを互いに電気的に接続しており、
前記第1導電性接着材および前記1以上の第2導電性接着材は、前記電池モジュールと前記導電部材とが積層する方向である第1方向に交差する第2方向に間隔を空けて並んでおり、
前記第1導電性接着材は、前記第1導電性接着材および前記1以上の第2導電性接着材のなかで、前記第2方向における前記導電部材の中心から最も離れている、請求項1に記載の積層構造体。
【請求項3】
1以上の第2温度センサをさらに備え、
前記1以上の第2温度センサの各々は、前記第1導電性接着材と接触するように前記電池モジュールと前記導電部材との間に配置されており、
前記第1温度センサおよび前記1以上の第2温度センサは、前記電池モジュールと前記導電部材とが積層する方向である第1方向に交差する第3方向に間隔を空けて並んでおり、
前記第1温度センサは、前記第1温度センサおよび前記1以上の第2温度センサのなかで、前記第3方向における前記導電部材の中心から最も離れている、請求項1に記載の積層構造体。
【請求項4】
1以上の第2温度センサをさらに備え、
前記1以上の第2温度センサの各々は、前記第1導電性接着材と接触するように前記電池モジュールと前記導電部材との間に配置されており、
前記第1温度センサおよび前記1以上の第2温度センサは、前記第1方向および前記第2方向の両方に交差する第3方向に間隔を空けて並んでおり、
前記第1温度センサは、前記第1温度センサおよび前記1以上の第2温度センサのなかで、前記第3方向における前記導電部材の中心から最も離れている、請求項2に記載の積層構造体。
【請求項5】
前記第1方向、前記第2方向、および、前記第3方向は互いに直交しており、
前記第1導電性接着材および前記1以上の第2導電性接着材の各々は、前記第3方向に平行に延びている、請求項4に記載の積層構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、積層構造体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2022-175828号公報)には、従来の積層構造体が開示されており、具体的には、モジュール積層体が開示されている。
【0003】
モジュール積層体は、第1方向において積層された複数の蓄電モジュールと、複数の集電板と、を含んでいる。複数の蓄電モジュールは、集電板を介して第1方向において積層されている。モジュール積層体は、蓄電モジュール間に介在する集電板の第2方向の両側に配置された複数の検出素子を有している。第2方向は、第1方向に直交する。検出素子は、例えば、蓄電モジュールの温度を検出する温度検出素子、及び蓄電モジュールから出力される電圧を検出する電圧検出素子を含み、蓄電モジュールの状態を監視するセンサである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-175828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電池モジュール(蓄電モジュール)と、これに積層された集電板などの導電部材との間には、導電性接着材が設けられる場合がある。このような積層構造体においては、導電性接着材が、電池モジュールまたは導電部材から部分的に剥離する場合がある。特に、積層構造体が積層方向に交差する方向に大型化した場合、上述の部分的な剥離は生じ易くなる。
【0006】
そして、特許文献1に開示されたモジュール積層体において、仮に導電性接着材を蓄電モジュールと集電板との間に設けると、上述の検出素子では、導電性接着材の部分的な剥離までは検知できない場合がある。
【0007】
本開示は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、導電性接着材の部分的な剥離を精度よく検知できる、積層構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一の局面に係る積層構造体は、電池モジュールと、導電部材と、第1導電性接着材と、第1温度センサとを備えている。導電部材は、電池モジュールに積層されている。第1導電性接着材は、電池モジュールと導電部材との間に配置されている。第1導電性接着材は、電池モジュールと導電部材とを互いに接着させている。第1導電性接着材は、電池モジュールと導電部材とを互いに電気的に接続している。第1温度センサは、第1導電性接着材と接触するように電池モジュールと導電部材との間に配置されている。
【0009】
上記の構成において、積層構造体の積層方向に電気が流れているときには、第1導電性接着材が発熱する。このときに、第1導電性接着材が電池モジュールまたは導電部材から部分的に剥離した場合、第1導電性接着材と電池モジュールまたは導電部材との界面抵抗が上昇する。これにより、第1導電性接着材がさらに発熱し、第1導電性接着材の温度が上昇する。この温度上昇を、第1導電性接着材に接触している第1温度センサにより検知することで、上記の部分的な剥離が生じていることを精度よく検知できる。
【0010】
本開示の一の局面に係る積層構造体は、好ましくは、1以上の第2導電性接着材をさらに備えている。1以上の第2導電性接着材の各々は、電池モジュールと導電部材との間に配置されている。1以上の第2導電性接着材の各々は、電池モジュールと導電部材とを互いに接着させている。1以上の第2導電性接着材の各々は、電池モジュールと導電部材とを互いに電気的に接続している。第1導電性接着材および1以上の第2導電性接着材は、第1方向に交差する第2方向に間隔を空けて並んでいる。第1方向は、電池モジュールと導電部材とが積層する方向である。第1導電性接着材は、第1導電性接着材および1以上の第2導電性接着材のなかで、第2方向における導電部材の中心から最も離れている。
(【0011】以降は省略されています)

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