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公開番号2025144422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024044183
出願日2024-03-19
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60T 8/00 20060101AFI20250925BHJP(車両一般)
要約【課題】ブレーキペダルの踏力が不足している場合や、踏力の弱い運転者の場合でも、ストップアンドスタート制御を作動させることができる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】電子制御装置80は、ブレーキペダル66が踏まれている状態で、且つ車両10が停止している場合は、ホイールブレーキ60の制動力を制御するホイールシリンダ制動油圧Phが増加させられる。これにより、ブレーキペダル66の踏力が不足している場合や、踏力の弱い運転者の場合でも、車両10の停止を維持するホイールブレーキ60の制動力Bfが確保され、ストップアンドスタート制御(アイドリングストップ制御)を作動させることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両が停止したことでエンジンを一時的に停止させ、ブレーキペダルの踏込み解除やアクセルペダルの踏込み操作を含む復帰条件を満たした場合に前記エンジンを再始動させる、ストップアンドスタート制御を行う車両の、制御装置であって、
前記ブレーキペダルが踏まれている状態で、且つ前記車両が停止している場合は、ブレーキの制動力を制御する油圧を増加させる
ことを特徴とする車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
車両が停止したことでエンジンを一時的に停止させるストップアンドスタート制御(アイドリングストップ制御)を行う車両の、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両が停止したことでエンジンを一時的に停止(以下、アイドリングストップとする)させ、ブレーキペダルの踏込み解除やアクセルペダルの踏込み操作を含む復帰条件を満たした場合にエンジンを再始動させる、ストップアンドスタート制御(アイドリングストップ制御)を行う車両が知られている。前記車両は、アイドリングストップ状態からエンジン再始動した際に前記車両が動き出さないように、また、アイドリングストップ中に前記車両がずり下がらないように、ブレーキの制動力を制御する油圧に閾値が設けられており、前記油圧が閾値以上でないと、即ち、前記油圧が閾値以上となるまでブレーキペダルが踏み込まれないと、アイドリングストップ状態に移行しないようになっている。特許文献1には、前述の閾値をエンジン再始動時のアイドリング回転数に応じて適切に設定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-344665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の通り、アイドリングストップ状態への移行には、前記油圧を閾値以上にするために、一定以上の踏力で、ブレーキペダルが踏み込まれる必要がある。そのため、ブレーキペダルの踏力が不足している場合や、踏力の弱い運転者の場合は、ストップアンドスタート制御(アイドリングストップ制御)を作動させることができないといった課題があった。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、ブレーキペダルの踏力が不足している場合や、踏力の弱い運転者の場合でも、ストップアンドスタート制御(アイドリングストップ制御)を作動させることができる車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、(a)車両が停止したことでエンジンを一時的に停止させ、ブレーキペダルの踏込み解除やアクセルペダルの踏込み操作を含む復帰条件を満たした場合に前記エンジンを再始動させる、ストップアンドスタート制御を行う車両の、制御装置であって、(b)前記ブレーキペダルが踏まれている状態で、且つ前記車両が停止している場合は、ブレーキの制動力を制御する油圧を増加させることにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明の車両の制御装置は、前記ブレーキペダルが踏まれている状態で、且つ前記車両が停止している場合は、前記ブレーキの制動力を制御する油圧を増加させる。これにより、前記ブレーキペダルの踏力が不足している場合や、踏力の弱い運転者の場合でも、前記車両の停止を維持する前記ブレーキの制動力が確保され、前記ストップアンドスタート制御(アイドリングストップ制御)を作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用された車両の概略構成を説明する図であると共に、車両における各種制御のための制御機能および制御系の要部を説明する図である。
図1に示す電子制御装置の、ストップアンドスタート制御の作動時の制御作動を説明するフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明すると共に、車両10における各種制御の為の制御機能の要部を説明する図である。図1において、車両10は、動力源としてのエンジン12と、車輪14と、エンジン12と車輪14との間の動力伝達経路に設けられた動力伝達装置16と、を備えている。動力伝達装置16は、ケース18内に、トルクコンバータ20、自動変速機22等を備えている。又、動力伝達装置16は、自動変速機22の出力回転部材である変速機出力軸24に連結されたプロペラシャフト26、プロペラシャフト26に連結されたデフ28、デフ28に連結された左右のドライブシャフト30等を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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