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公開番号2025145780
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024046159
出願日2024-03-22
発明の名称印刷制御プログラム、印刷システム、及び印刷物生産方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250926BHJP(計算;計数)
要約【課題】汎用プリンタードライバーを用いた印刷処理を行う環境において、画像の差分を利用してプリンターに送信するデータ量を削減して印刷を行うことが可能な印刷制御プログラムを提供する。
【解決手段】本開示の一態様にかかる印刷制御プログラムは、コンピューターに取得処理、差分処理、及び第1指示処理を実行させる。取得処理は、汎用プリンタードライバー16から印刷データを取得する。差分処理は、過去に取得した印刷データである第1印刷データと新たに取得した印刷データである第2印刷データとの間の差分データを算出する。第1指示処理は、差分データをプリンターに送信し、プリンターに第1印刷データに差分データを合成した合成データに基づく印刷を実行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
汎用プリンタードライバーから印刷データを取得する取得処理と、
過去に取得した印刷データである第１印刷データと新たに取得した印刷データである第２印刷データとの間の差分データを算出する差分処理と、
前記差分データをプリンターに送信し、前記プリンターに前記第１印刷データに前記差分データを合成した合成データに基づく印刷を実行させる第１指示処理と、
をコンピューターに実行させる印刷制御プログラム。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記印刷制御プログラムは、Print Support Applicationである、
請求項１に記載の印刷制御プログラム。
【請求項３】
前記コンピューターに、
前記プリンターが前記差分データの合成が可能な第１装置であるか前記差分データの合成が不可能な第２装置であるかを判定する判定処理と、
前記プリンターが前記第２装置であると判定された場合に、前記プリンターに前記差分データを送信せず前記第２印刷データを送信し、前記第２印刷データに基づく印刷を実行させる第２指示処理と、
をさらに実行させ、
前記第１指示処理は、前記プリンターが前記第１装置であると判定された場合に、前記コンピューターに実行させる処理である、
請求項１又は２に記載の印刷制御プログラム。
【請求項４】
前記第１印刷データと前記第２印刷データとは同じ文書ファイルの連続するページの印刷データである、
請求項１又は２に記載の印刷制御プログラム。
【請求項５】
前記差分処理は、予め定められた複数の算出方法のうち最も前記差分データのデータ量が小さくなる算出方法で、前記差分データを算出する、
請求項１又は２に記載の印刷制御プログラム。
【請求項６】
プリンターと、端末装置と、を備え、
前記端末装置は、
汎用プリンタードライバーと、
前記汎用プリンタードライバーから印刷データを取得する取得処理部と、
過去に取得した印刷データである第１印刷データと新たに取得した印刷データである第２印刷データとの間の差分データを算出する差分処理部と、
前記差分データを前記プリンターに送信し、前記プリンターに前記第１印刷データに前記差分データを合成した合成データに基づく印刷を実行させる指示処理部と、
を備える、
印刷システム。
【請求項７】
汎用プリンタードライバーから印刷データを取得する取得処理と、
過去に取得した印刷データである第１印刷データと新たに取得した印刷データである第２印刷データとの間の差分データを算出する差分処理と、
前記差分データをプリンターに送信し、前記プリンターが前記第１印刷データに前記差分データを合成した合成データに基づく印刷を実行し、印刷物を生産する印刷処理と、
を含む印刷物生産方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、印刷制御プログラム、印刷システム、及び印刷物生産方法に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、ＯＳ（Operating System）標準の印刷プログラムであるＯＳ標準のプリンタードライバーが組み込まれた情報処理装置において、ブックレット印刷をプリンターに行わせる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－５６７５４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、画像の差分を利用してプリンターに送信するデータ量を削減するような印刷処理も汎用的な処理とは言えず、ＯＳ標準のプリンタードライバーのような汎用プリンタードライバーでは対応していない。よって、汎用プリンタードライバーを用いた印刷処理を行う環境において、画像の差分を利用してプリンターに送信するデータ量を削減して印刷を行うことを可能にする技術の開発が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の一態様にかかる印刷制御プログラムは、汎用プリンタードライバーから印刷データを取得する取得処理と、過去に取得した印刷データである第１印刷データと新たに取得した印刷データである第２印刷データとの間の差分データを算出する差分処理と、前記差分データをプリンターに送信し、前記プリンターに前記第１印刷データに前記差分データを合成した合成データに基づく印刷を実行させる第１指示処理と、をコンピューターに実行させるものである。
【０００６】
本開示の一態様にかかる印刷システムは、プリンターと、端末装置と、を備え、前記端末装置は、汎用プリンタードライバーと、前記汎用プリンタードライバーから印刷データを取得する取得処理部と、過去に取得した印刷データである第１印刷データと新たに取得した印刷データである第２印刷データとの間の差分データを算出する差分処理部と、前記差分データを前記プリンターに送信し、前記プリンターに前記第１印刷データに前記差分データを合成した合成データに基づく印刷を実行させる指示処理部と、を備える、ものである。
【０００７】
本開示の一態様にかかる印刷物生産方法は、汎用プリンタードライバーから印刷データを取得する取得処理と、過去に取得した印刷データである第１印刷データと新たに取得した印刷データである第２印刷データとの間の差分データを算出する差分処理と、前記差分データをプリンターに送信し、前記プリンターが前記第１印刷データに前記差分データを合成した合成データに基づく印刷を実行し、印刷物を生産する印刷処理と、を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態にかかる印刷システムの一構成例を示すブロック図である。
図１の印刷システムにおける生成処理の一例を説明するためのシーケンス図である。
図１の印刷システムにおける低データ量印刷処理の第１例を説明するためのシーケンス図である。
図３の低データ量印刷処理で表示されるユーザーインターフェイス画像の一例を示す図である。
図３の低データ量印刷処理における差分処理の一例を示す模式図である。
図１の印刷システムにおける低データ量印刷処理の第２例を説明するためのフロー図である。
装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図は、本発明の実施の形態を説明するための例示に過ぎない。また、本発明の実施の形態で説明する構成要素の全てが本発明の必須の構成要件とは限らない。
【００１０】
（実施の形態）
［システムの構成］
本実施の形態にかかる印刷システムの一構成例について、図１を用いて説明する。図１は、本実施の形態にかかる印刷システムの一構成例を示すブロック図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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