TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025148250
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2025020176
出願日
2025-02-10
発明の名称
モノマージオール組成物及びポリエステルの製造方法
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08G
63/78 20060101AFI20250930BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】重合に用いた場合、重合反応後期の所要時間が長時間化せず、得られるポリエステルの黄色味が低く抑えられるモノマージオール組成物を提供する。
【解決手段】下記測定方法により測定した水酸基量の測定値aを水酸基量の理論値bで除した値(a/b)が0.980以上1.000未満であるモノマージオール組成物。
<測定方法>
工程1:モノマージオール組成物を秤量し、モノマージオール組成物の質量を得る。
工程2:工程1で得られたモノマージオール組成物の質量を用いて、工程1で得られたモノマージオール組成物の水酸基量の理論値bを得る。
工程3:工程1で得られたモノマージオール組成物をNMR測定することにより、該モノマージオール組成物の水酸基量の測定値aを得る。
工程4:工程3で得られた水酸基量の測定値aを工程2で得られた水酸基量の理論値bで除した値(a/b)を得る。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記測定方法により測定した水酸基量の測定値aを水酸基量の理論値bで除した値(a/b)が0.980以上、1.000未満である、モノマージオール組成物。
<測定方法>
工程1:モノマージオール組成物を秤量し、モノマージオール組成物の質量を得る工程
工程2:工程1で得られたモノマージオール組成物の質量を用いて、工程1で得られたモノマージオール組成物の水酸基量の理論値bを得る工程
工程3:工程1で得られたモノマージオール組成物をNMR測定することにより、該モノマージオール組成物の水酸基量の測定値aを得る工程
工程4:工程3で得られた水酸基量の測定値aを工程2で得られた水酸基量の理論値bで除した値(a/b)を得る工程
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記モノマージオール組成物に含まれるモノマージオールが85質量%以上である、請求項1に記載のモノマージオール組成物。
【請求項3】
前記工程1のモノマージオール組成物が、加熱されたモノマージオール組成物である、請求項1に記載のモノマージオール組成物。
【請求項4】
前記モノマージオール組成物が液体である、請求項1に記載のモノマージオール組成物。
【請求項5】
前記モノマージオール組成物が溶液である、請求項1に記載のモノマージオール組成物。
【請求項6】
前記モノマージオールがアルカンジオールである、請求項1に記載のモノマージオール組成物。
【請求項7】
前記アルカンジオールがバイオマス資源を原料として製造されたアルカンジオールである、請求項6に記載のモノマージオール組成物。
【請求項8】
前記アルカンジオールが発酵によって製造されたアルカンジオールである、請求項7に記載のモノマージオール組成物。
【請求項9】
前記アルカンジオールが糖の直接発酵によって製造されたアルカンジオールである、請求項8に記載のモノマージオール組成物。
【請求項10】
前記アルカンジオールがバイオマス資源を用いて製造されたコハク酸又はコハク酸誘導体を水素還元することによって製造されたアルカンジオールである、請求項7に記載のモノマージオール組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モノマージオール組成物に関する。詳しくは、バイオ資源由来のモノマー又はリサイクル資源由来のモノマージオールを含むモノマージオール組成物であって、ポリエステル、ポリウレタン、ポリカーボネートなどの原料としても有用なモノマージオール組成物に関する。本発明はまた、このモノマージオール組成物を用いたポリエステルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ポリエステルの原料であるモノマージオール組成物は、石油(化石燃料)を原料として製造されてきた。例えば、化石燃料から製造されたブタジエンからブタンジオールを製造する方法がある。
しかし、循環型(サステイナブル)社会の構築を求める声の高まりにより、石油などの化石燃料由来の原料からの脱却が望まれるようになり、近年は化石燃料を原料としない、植物などを原料とするバイオマス資源由来のブタンジオールの製造方法が種々提案されている。
例えば、糖の直接発酵によりブタンジオールを製造する方法(特許文献1)、或いはバイオマス資源からコハク酸を製造した後に水素還元によりブタンジオールを製造する方法が提案されている(特許文献2)。
また、廃ポリエステルなどの廃材などを原料とするリサイクル資源由来のブタンジオールの製造方法が提案されている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-505539公報
中国特許出願公開第114773153号明細書
特開2004-323378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示されたバイオマス資源由来のモノマージオールやリサイクル資源由来のモノマージオールを含むジオール組成物を用いたポリエステルの重合反応では、重合反応後期の所要時間が長時間化し、効率的にポリエステルを製造することが出来なかった。また、得られるポリエステルの黄色味は高くなり、その品質は満足するものではなかった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、重合に用いた場合、重合反応後期の所要時間が長時間化せず、得られるポリエステルの黄色味が低く抑えられる、モノマージオール組成物の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、モノマージオール組成物の水酸基量の測定値を水酸基量の理論値で除した値が特定範囲にあるモノマージオール組成物を用いることで、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は以下の発明に係るものである。
【0007】
[1] 下記測定方法により測定した水酸基量の測定値aを水酸基量の理論値bで除した値(a/b)が0.980以上、1.000未満である、モノマージオール組成物。
<測定方法>
工程1:モノマージオール組成物を秤量し、モノマージオール組成物の質量を得る工程
工程2:工程1で得られたモノマージオール組成物の質量を用いて、工程1で得られたモノマージオール組成物の水酸基量の理論値bを得る工程
工程3:工程1で得られたモノマージオール組成物をNMR測定することにより、該モノマージオール組成物の水酸基量の測定値aを得る工程
工程4:工程3で得られた水酸基量の測定値aを工程2で得られた水酸基量の理論値bで除した値(a/b)を得る工程
【0008】
[2] 前記モノマージオール組成物に含まれるモノマージオールが85質量%以上である、[1]に記載のモノマージオール組成物。
【0009】
[3] 前記工程1のモノマージオール組成物が、加熱されたモノマージオール組成物である、[1]又は[2]に記載のモノマージオール組成物。
【0010】
[4] 前記モノマージオール組成物が液体である、[1]~[3]のいずれかに記載のモノマージオール組成物。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
三菱ケミカル株式会社
積層体
2日前
三菱ケミカル株式会社
積層体
今日
三菱ケミカル株式会社
積層体
1日前
三菱ケミカル株式会社
粘着剤組成物
2日前
三菱ケミカル株式会社
重合体及び樹脂組成物
今日
三菱ケミカル株式会社
オルガノポリシロキサン
今日
三菱ケミカル株式会社
積層体及びその製造方法
6日前
三菱ケミカル株式会社
ポリエステル樹脂組成物
今日
三菱ケミカル株式会社
ポリウレタンエラストマー
1日前
三菱ケミカル株式会社
積層ポリエステルフィルム
6日前
三菱ケミカル株式会社
チキソ性付与剤、液状組成物
6日前
三菱ケミカル株式会社
アクリル酸エチルの製造方法
10日前
三菱ケミカル株式会社
液晶組成物及び液晶調光素子
2日前
三菱ケミカル株式会社
ポリエステル及びその製造方法
6日前
三菱ケミカル株式会社
硬化性組成物、硬化物、積層体
10日前
三菱ケミカル株式会社
ケイ素及びヘテロ原子含有化合物
1日前
三菱ケミカル株式会社
ポリウレタン樹脂及びその成形品
1日前
三菱ケミカル株式会社
プログラム、方法、情報処理装置
今日
三菱ケミカル株式会社
眼科用医療器具及びその製造方法
7日前
三菱ケミカル株式会社
粘着剤組成物、粘着剤及び粘着シート
6日前
三菱ケミカル株式会社
樹脂分散体、塗料、接着剤及び積層体
6日前
三菱ケミカル株式会社
ポリエステル系樹脂組成物、及び成形品
今日
三菱ケミカル株式会社
槽の洗浄方法及びシリカ粒子の製造方法
今日
三菱ケミカル株式会社
積層ポリエステルフィルム及びその応用
今日
三菱ケミカル株式会社
コンポスト袋及び有機廃棄物の処理方法
2日前
三菱ケミカル株式会社
組成物及び生分解性物質を分解する方法
2日前
三菱ケミカル株式会社
有機電界発光素子、表示装置及び照明装置
今日
三菱ケミカル株式会社
有機電界発光素子、表示装置及び照明装置
今日
三菱ケミカル株式会社
化合物、並びにその製造方法及びその使用
今日
三菱ケミカル株式会社
有機電界発光素子、表示装置及び照明装置
今日
三菱ケミカル株式会社
ポリウレタン又はそのコポリマーの製造方法
1日前
三菱ケミカル株式会社
プログラム、方法、情報処理装置、システム
今日
三菱ケミカル株式会社
多孔質支持体-ゼオライト膜複合体の製造方法
1日前
三菱ケミカル株式会社
コロイド結晶層を含む積層体及びその製造方法
今日
三菱ケミカル株式会社
ポリビニルアルコール系樹脂組成物ペレット群
10日前
三菱ケミカル株式会社
食品用シート、容器及び電子レンジ加温用容器
8日前
続きを見る
他の特許を見る