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公開番号2025150903
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024052062
出願日2024-03-27
発明の名称ホルダ、切削工具、及び切削加工物の製造方法
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B23B 29/12 20060101AFI20251002BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】第1部材及び第2部材の相対的な位置が安定しやすいホルダを提供する。
【解決手段】複数の隆起部は、複数の隆起部の延びる方向における端部に位置する第1端面を有する第1隆起部を有し、複数の溝は、第1端面と対向する第2端面を有する第1溝を有する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
基準軸に沿って先端から後端にかけて延びた形状であって、
第1部材と、
前記第1部材よりも前記後端の側に位置する第2部材と、を有し、
前記第1部材は、
前記先端の側に位置して、切削インサートを取り付け可能なポケットと、
前記後端の側に位置して、前記第2部材と対向する第1対向面と、を有し、
前記第2部材は、前記先端の側に位置して、前記第1部材と対向する第2対向面を有し、
前記第1対向面及び前記第2対向面の一方は、互いに平行に延びた複数の溝を有し、
前記第1対向面及び前記第2対向面の他方は、互いに平行に延び、且つ、前記複数の溝にそれぞれ嵌合する複数の隆起部を有し、
前記複数の隆起部は、前記複数の隆起部の延びる方向における端部に位置する第1端面を有する第1隆起部を有し、
前記複数の溝は、前記第1端面と対向する第2端面を有する第1溝を有する、ホルダ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1端面が凸曲面形状であって、前記第2端面が凹曲面形状である、請求項1に記載のホルダ。
【請求項3】
前記第1部材は、前記第1対向面から前記第2部材に向かって突出した突起をさらに有し、
前記第2部材は、前記突起が挿入された凹部をさらに有し、
前記第1対向面が、前記複数の溝を有し、
前記第2対向面が、前記複数の隆起部を有する、請求項1に記載のホルダ。
【請求項4】
前記第1部材は、
前記先端の側に位置する先端面と、
前記先端面から前記第1対向面に向かって延びた上面と、
前記先端面から前記第1対向面に向かって延び、前記上面と隣り合う側面と、をさらに有し、
前記ポケットは、前記先端面、前記上面、及び前記側面に対して開口し、
前記複数の溝は、前記側面から離れるにしたがって前記上面に近づくように傾斜している、請求項3に記載のホルダ。
【請求項5】
前記第1溝は、前記上面から離れている、請求項4に記載のホルダ。
【請求項6】
前記複数の溝の延びる方向に直交する断面において、
前記複数の溝は、
直線状の第1内側面と、
前記第1内側面と対向する直線状の第2内側面と、を有し、
前記第1内側面及び前記第2内側面のなす角が鋭角である、請求項1に記載のホルダ。
【請求項7】
前記第1部材は、
前記先端の側に位置する先端面と、
前記先端面から前記第1対向面に向かって延びた上面と、
前記先端面から前記第1対向面に向かって延び、前記上面と隣り合う側面と、をさらに有し、
前記ポケットは、前記先端面、前記上面、及び前記側面に対して開口し、
前記断面において、
前記第1内側面は、前記第2内側面よりも前記上面の近くに位置し、
前記基準軸及び前記第1内側面のなす角が第1角であって、
前記基準軸及び前記第2内側面のなす角が第2角であって、
前記第1角が前記第2角よりも小さい、請求項6に記載のホルダ。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載のホルダと、
前記ポケットに位置する切削インサートと、を有する、切削工具。
【請求項9】
被削材を回転させる工程と、
回転している前記被削材に請求項8に記載の切削工具を接触させる工程と、
前記切削工具を前記被削材から離す工程と、を含む、切削加工物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ホルダ、切削工具、及び切削加工物の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ホルダ、切削工具、及び切削加工物の製造方法は、被削材の切削加工に適用される。切削加工としては、例えば、旋削加工及び転削加工が挙げられ得る。旋削加工としては、例えば、内径加工、外径加工、溝入れ加工、及び突っ切り加工が挙げられ得る。
【0003】
金属部材のような被削材を切削加工する際に用いられる切削工具のホルダとして、例えば特許文献1に記載のホルダが知られている。特許文献1に記載のホルダは、先端の側に位置するヘッドと、後端の側に位置するシャンクと、を有する。ヘッド及びシャンクにおける互いに対向する面には、それぞれ複数の溝が鋸歯形状に形成されており、これらの溝が互いに嵌り合うことによってヘッドがシャンクに固定され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2001-514086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のホルダにおいて、溝に直交する方向に加わる切削負荷に対しては、ヘッド及びシャンクの相対的な位置が安定して維持されやすい。一方、溝に沿った方向に加わる切削負荷に対しては、この方向に沿ってヘッドがスライドして、ヘッド及びシャンクの相対的な位置が不安定になるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の限定されない一態様におけるホルダは、基準軸に沿って先端から後端にかけて延びた形状であって、第1部材と、前記第1部材よりも前記後端の側に位置する第2部材と、を有する。前記第1部材は、前記先端の側に位置して、切削インサートを取り付け可能なポケットと、前記後端の側に位置して、前記第2部材と対向する第1対向面と、を有する。前記第2部材は、前記先端の側に位置して、前記第1部材と対向する第2対向面を有する。前記第1対向面及び前記第2対向面の一方は、互いに平行に延びた複数の溝を有し、前記第1対向面及び前記第2対向面の他方は、互いに平行に延び、且つ、前記複数の溝にそれぞれ嵌合する複数の隆起部を有する。前記複数の隆起部は、前記複数の隆起部の延びる方向における端部に位置する第1端面を有する第1隆起部を有し、前記複数の溝は、前記第1端面と対向する第2端面を有する第1溝を有する。
【発明の効果】
【0007】
前記の態様におけるホルダにおいては、ホルダを構成する第1部材及び第2部材の相対的な位置が安定しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の各実施形態1及び2に係る切削工具の概略構成を示す上面図である。
本開示の実施形態1に係るホルダの概略構成を示す上面図である。
本開示の実施形態1に係るホルダの概略構成を示す側面図である。
本開示の実施形態1に係るホルダの概略構成を示す斜視図である。
本開示の実施形態1に係るホルダの概略構成を示す分解上面図である。
本開示の実施形態1に係るホルダの概略構成を示す分解側面図である。
本開示の実施形態1に係るホルダの概略構成を示す、先端の側から見た分解斜視図である。
本開示の実施形態1に係るホルダの概略構成を示す、後端の側から見た分解斜視図である。
第1対向面の正面図である。
第1部材を図9の方向Xに見た図である。
第2対向面の正面図である。
第2部材を図11の方向XIIに見た図である。
溝及び隆起部の嵌合状態を、先端の側から見た透視図である。
図13のXIV-XIV断面図である。
溝の別の例を示す断面図である。
本開示の実施形態3に係る切削加工物の製造方法における工程D1を示す上面図である。
本開示の実施形態3に係る切削加工物の製造方法における工程D2を示す上面図である。
本開示の実施形態3に係る切削加工物の製造方法における工程D3を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示を実施するための形態について説明する。説明の便宜上、先に説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない場合がある。
【0010】
〔実施形態1〕
図1は、本開示の実施形態1に係る切削工具201の概略構成を示す上面図である。切削工具201は、切削加工物を製造するための被削材の切削加工において用いられるものである。切削工具201は、ホルダ101と、切削インサート102と、を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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