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公開番号2025144399
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024044151
出願日2024-03-19
発明の名称取付部材及びヘッド取付方法
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B23B 51/00 20060101AFI20250925BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】高い位置精度でドリルヘッドをホルダに取り付けることが可能な取付部材を提供する。
【解決手段】締結部における穴部は、複数の逃げ面の少なくとも1つに当接可能な第1当接部と、複数の切屑排出溝の少なくとも1つに当接可能な第2当接部と、を有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
先端側に位置する複数の切刃と、前記複数の切刃に沿ってそれぞれ位置する複数の逃げ面及び複数の切屑排出溝と、を有するドリルヘッドの交換に用いられる取付部材であって、
前記取付部材は、
回転軸の周りで回転可能なハンドル部と、
前記ハンドル部に固定され、前記ドリルヘッドを挿入可能な穴部を有する締結部と、を有し、
前記締結部における前記穴部は、
前記複数の逃げ面の少なくとも1つに当接可能な第1当接部と、
前記複数の切屑排出溝の少なくとも1つに当接可能な第2当接部と、を有する、取付部材。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記第1当接部は、前記複数の逃げ面のそれぞれに当接可能である、請求項1に記載の取付部材。
【請求項3】
前記第1当接部は、前記複数の逃げ面の少なくとも1つに面接触可能である、請求項1に記載の取付部材。
【請求項4】
前記第1当接部は、円錐形状である、請求項1に記載の取付部材。
【請求項5】
前記第2当接部は、前記複数の切屑排出溝のそれぞれに当接可能である、請求項1に記載の取付部材。
【請求項6】
前記ドリルヘッドが前記穴部に挿入された状態において、前記第2当接部は、前記ドリルヘッドの後端に向かうにしたがって前記回転軸の回転方向の前方に位置する傾斜面である、請求項1に記載の取付部材。
【請求項7】
ホルダ及びドリルヘッドを有するヘッド交換式ドリルにおいて前記ドリルヘッドを前記ホルダに取り付けるヘッド取付方法であって、
請求項1から6のいずれか1項に記載の取付部材における前記穴部に前記ドリルヘッドを挿入する工程と、
前記ハンドル部を前記回転軸の周りで回転させることによって前記ドリルヘッドを前記ホルダに固定する工程と、を含み、
前記ドリルヘッドを前記ホルダに固定する際に、前記複数の逃げ面の少なくとも1つに前記第1当接部を当接させるとともに前記複数の切屑排出溝の少なくとも1つに前記第2当接部を当接させる、ヘッド取付方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、取付部材及びヘッド取付方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
いわゆるヘッド交換式ドリルにおいてドリルヘッドをホルダに取り付ける際に、例えば特許文献1及び2に記載の取付部材が用いられる。特許文献1及び2に記載の取付部材においては、まず、ドリルヘッドをホルダにおけるポケットに仮固定した状態でドリルヘッドを取付部材に当接させる。次に、取付部材を回転させることによってドリルヘッドをホルダに固定する。このようなプロセスによってドリルヘッドをホルダに取り付ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2002-501441号公報
特表2019-505402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1及び2に記載の取付部材を用いてドリルヘッドをホルダに取り付ける場合、ホルダに対するドリルヘッドの位置精度が不十分となるおそれがある。これは、特許文献1及び2においては、ドリルヘッドにおける切屑排出溝に取付部材を当接させた状態で取付部材を回転させることによってドリルヘッドを回転させることのみに着眼するためである。このような場合、ヘッド交換式ドリルの回転軸の周方向におけるドリルヘッドの位置精度が高い一方で、ヘッド交換式ドリルの回転軸に沿った方向におけるドリルヘッドの位置精度が不十分となるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の限定されない一態様における取付部材は、先端側に位置する複数の切刃と、前記複数の切刃に沿ってそれぞれ位置する複数の逃げ面及び複数の切屑排出溝と、を有するドリルヘッドの交換に用いられる。前記取付部材は、回転軸の周りで回転可能なハンドル部と、前記ハンドル部に固定され、前記ドリルヘッドを挿入可能な穴部を有する締結部と、を有する。前記締結部における前記穴部は、前記複数の逃げ面の少なくとも1つに当接可能な第1当接部と、前記複数の切屑排出溝の少なくとも1つに当接可能な第2当接部と、を有する。
【発明の効果】
【0006】
前記の態様における取付部材は、高い位置精度でドリルヘッドをホルダに取り付けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の実施形態1に係る取付部材の概略構成を示す正面図である。
取付部材を、II方向に見た図である。
取付部材を、III方向に見た図である。
本開示の実施形態1に係る取付部材の概略構成を示す第1斜視図である。
本開示の実施形態1に係る取付部材の概略構成を示す第2斜視図である。
ヘッド交換式ドリルの概略構成を示す斜視図である。
ヘッド交換式ドリルの範囲VIIの概略構成を示す部分拡大斜視図である。
取付部材を用いたドリルヘッドの取付の概要を示す斜視図である。
穴部の中の部分拡大斜視図である。
取付部材を用いたドリルヘッドの取付時の、ドリルヘッドにおける第1当接部が当接される箇所及びドリルヘッドにおける第2当接部が当接される箇所を説明する図である。
図10のXI-XI断面図である。
図10のXII-XII断面図である。
図1のXIII-XIII断面図である。
ドリルヘッド及びホルダの分解図である。
ドリルヘッドがホルダ連結穴に挿入された状態を示す図である。
ドリルヘッドがホルダに取り付けられた状態を示す図である。
取付部材並びに相互に分解したドリルヘッド及びホルダの図である。
ドリルヘッドをホルダ連結穴に挿入する工程を示す図である。
本開示の実施形態2に係るヘッド取付方法を説明する図であり、取付部材における穴部にドリルヘッドを挿入する工程を示す。
本開示の実施形態2に係るヘッド取付方法を説明する図であり、ハンドル部を回転軸の周りで回転させることによってドリルヘッドをホルダに固定する工程を示す。
取付部材における穴部からドリルヘッドを抜く工程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示を実施するための形態について説明する。説明の便宜上、先に説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない場合がある。
【0009】
〔実施形態1〕
図1は、本開示の実施形態1に係る取付部材101の概略構成を示す正面図である。図2は、取付部材101を、II方向(図1参照)に見た図である。図3は、取付部材101を、III方向(図1参照)に見た図である。図4は、本開示の実施形態1に係る取付部材101の概略構成を示す第1斜視図である。図5は、本開示の実施形態1に係る取付部材101の概略構成を示す第2斜視図である。
【0010】
図6は、ヘッド交換式ドリル102の概略構成を示す斜視図である。図7は、ヘッド交換式ドリル102の範囲VIIの概略構成を示す部分拡大斜視図である。図8は、取付部材101を用いたドリルヘッド53の取付の概要を示す斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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