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公開番号2025154062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056851
出願日2024-03-29
発明の名称コミュニケーション管理システム及びプログラム
出願人株式会社バンダイナムコエンターテインメント
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20251002BHJP(計算;計数)
要約【課題】コミュニケーション中に演出を発動させることによって自動的に不適切なコミュニケーションを防止し、ユーザの労力及び運営コストを削減することが可能なコミュニケーション管理システムなどを提供すること。
【解決手段】サーバ装置10は、ユーザの前記コミュニケーションを行うための入力を受け付けるとともに、当該受け付けたユーザ入力の情報をユーザ入力情報として各ユーザに提供するための出力を制御するコミュニケーション制御処理を実行し、受け付けられたユーザ入力に関する情報をユーザ入力関連情報としてユーザ入力関連情報記憶部148に登録し、記憶させ、コミュニケーション制御処理の実行中に、記憶されたユーザ入力関連情報に対して所与の解析処理を実行し、解析処理の結果に応じて、将来的に発生する不適切なコミュニケーションを未然に防止する演出の発動を制御する、構成を有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
２以上のユーザ間におけるコミュニケーションを電子的に管理するコミュニケーション管理システムであって、
前記ユーザの前記コミュニケーションを行うための入力を受け付けるとともに、当該受け付けたユーザ入力の情報をユーザ入力情報として各ユーザに提供するための出力を制御するコミュニケーション制御処理を実行する制御手段と、
前記ユーザ入力情報を少なくとも含む、前記ユーザ入力に関する情報を示すユーザ入力関連情報の収集又は利用に関する同意であって、ユーザ毎に当該同意を問い合わせる問い合わせ処理を実行する問い合わせ処理手段と、
前記ユーザ入力関連情報の収集又は利用への同意を示す同意情報を取得した場合に、当該同意を示したユーザに対して前記コミュニケーション制御処理の実行中に所与の演出を行う演出制御処理を実行する演出制御手段と、
前記演出を前記ユーザに享受させるための制御情報を該当するユーザの端末装置に提供する提供手段と、
を備えることを特徴とするコミュニケーション管理システム。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
請求項１に記載のコミュニケーション管理システムにおいて、
前記提供手段が、
各ユーザの同意情報を取得した場合に、当該各ユーザに対して共通の演出が実行される前記制御情報を提供する、コミュニケーション管理システム。
【請求項３】
請求項１に記載のコミュニケーション管理システムにおいて、
前記問い合わせ手段が、
前記コミュニケーション制御処理と連動した前記演出を実行させる目的で、ユーザ毎に前記ユーザ入力関連情報の収集又は利用に関する同意を問い合わせる問い合わせ処理を実行する、コミュニケーション管理システム。
【請求項４】
請求項１に記載のコミュニケーション管理システムにおいて、
前記問い合わせ手段が、
前記問い合わせ処理として、前記ユーザ入力情報の内容と、前記ユーザ入力情報の取得タイミング、及び、当該ユーザ入力関連情報の収集目的又は利用目的に関する同意項目を少なくとも含み、かつ、各ユーザによって当該同意項目が設定可能な前記同意の問い合わせを実行する、コミュニケーション管理システム。
【請求項５】
請求項４に記載のコミュニケーション管理システムにおいて、
前記問い合わせ手段が、
数、程度及び範囲のうち少なくともいずれか一が前記ユーザによって設定される各同意項目を有し、かつ、各ユーザによって当該同意項目が設定可能な前記同意の問い合わせを実行する、コミュニケーション管理システム。
【請求項６】
請求項４又は５に記載のコミュニケーション管理システムにおいて、
前記演出制御手段が、
前記同意項目の設定内容に応じて、前記演出の内容を変更する前記演出制御処理を実行する、コミュニケーション管理システム。
【請求項７】
請求項６に記載のコミュニケーション管理システムにおいて、
前記演出制御手段が、
複数の前記同意項目のそれぞれにおける同意の有無を特定し、
当該特定した各同意項目の同意の有無に応じて、前記演出の内容を変更する前記演出
制御処理を実行する、コミュニケーション管理システム。
【請求項８】
請求項１に記載のコミュニケーション管理システムにおいて、
前記制御情報には、前記ユーザ間のコミュニケーションの内容を変更するための演出変更情報、及び、当該コミュニケーションに関する演出を追加するための制御情報の少なくともいずれかが含まれる、コミュニケーション管理システム。
【請求項９】
請求項１に記載のコミュニケーション管理システムにおいて、
前記演出を実行させる演出用コミュニケーターの制御を実行するコミュニケーター制御手段を更に備え、
前記演出制御手段が、
前記同意情報を取得した場合に、当該同意を示したユーザに対して前記コミュニケーション制御処理の実行中に前記演出用コミュニケーターを用いた演出を行う前記演出制御処理を実行する、コミュニケーション管理システム。
【請求項１０】
請求項９に記載のコミュニケーション管理システムにおいて、
前記演出制御手段が、
前記ユーザ入力情報と同一の形式によって前記演出を行う前記演出制御処理を実行する、コミュニケーション管理システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、コミュニケーション管理システム及びプログラムなどに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、ＷＷＷ（ＷｏｒｌｄＷｉｄｅＷｅｂ）などのネットワーク技術の発展、及び、パーソナルコンピュータやスマートフォンなどに代表される情報通信端末装置（以下、「端末装置」という。）の進歩に伴い、単なる情報提供から、ＥＣ（電子商取引：Ｅコマース）サイト、チャットシステム（テキストチャット、ボイスチャット及びビデオチャットを含む。）、オンラインミーティングシステム（オンライ会議システム）、ネットワークゲームの提供又は動画配信に至るまで各種のネットワークを利用したサービスが提供されている。
【０００３】
しかしながら、このようなネットワークサービスにおいて、ユーザ個人の情報を提供しなければならない状況も多く、当該ネットワークサービスを享受するためには、当該ユーザの個人情報を提供するための本人同意というステップを設けることが一般的に行われている。
【０００４】
そこで、最近では、ユーザに対して各種のネットワークサービスを利用する段階で、ユーザ本人の確認の下、個人情報の利用及び利用範囲などを設定させつつ、その同意を得るものが知られている（例えば、特許文献１）。
【０００５】
一方、チャットシステム又はオンラインミーティングシステムなどのユーザ間のコミュニケーションが行われるコミュニケーションツール又はネットワークサービスにおいては、ユーザのコメントや発言に基づいて、コミュニケーション中にユーザをサポートするサービスも組み込まれており、当該コミュニケーションの活性化を図っているもの知られている（例えば、特許文献２）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特表２０２３－５１１０３６号公報
特許５４３３７６０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
しかしながら、上記特許文献１に記載のシステムであっては、同意を得るためのシステムであり、同意を踏まえた上でネットワークサービスに関与する演出を実行してはいない。
【０００８】
また、上記特許文献２に記載のシステムであっては、ユーザによって入力されたユーザ入力情報を利用してコミュニケーションのサポートを実行しているものの、当該ユーザ入力情報に対する同意の有無に応じて当該サポートを実行し、又は、ユーザ入力情報を変化させてはいない。
【０００９】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ネットワークを用いたユーザ間のコミュニケーションにおいて、個人情報の利用に関する法的要件をクリアしつつ、コミュニケーションに対するユーザの興趣性を高めることが可能な適切な演出を行うことが可能なコミュニケーション管理システムなどを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
（１）上記課題を解決するため、本発明は、
２以上のユーザ間におけるコミュニケーションを電子的に管理するコミュニケーション管理システムであって、
前記ユーザの前記コミュニケーションを行うための入力を受け付けるとともに、当該受け付けたユーザ入力の情報をユーザ入力情報として各ユーザに提供するための出力を制御するコミュニケーション制御処理を実行する制御手段と、
前記ユーザ入力情報を少なくとも含む、前記ユーザ入力に関する情報を示すユーザ入力関連情報の収集又は利用に関する同意であって、ユーザ毎に当該同意を問い合わせる問い合わせ処理を実行する問い合わせ処理手段と、
前記ユーザ入力関連情報の収集又は利用への同意を示す同意情報を取得した場合に、当該同意を示したユーザに対して前記コミュニケーション制御処理の実行中に所与の演出を行う演出制御処理を実行する演出制御手段と、
前記演出を前記ユーザに享受させるための制御情報を該当するユーザの端末装置に提供する提供手段と、
を備える、構成を有している。
（【００１１】以降は省略されています）

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