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公開番号
2025158375
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-17
出願番号
2024060860
出願日
2024-04-04
発明の名称
モータ駆動装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02P
25/022 20160101AFI20251009BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】 回動ロータコアを適切に回動させる。
【解決手段】 モータ駆動装置であって、ロータと、ステータと、前記ステータに流れる電流を制御する制御装置、を有する。前記ロータが、シャフトと、前記シャフトに固定されている固定ロータコアと、前記シャフトに取り付けられており、磁極の向きが前記固定ロータコアに対して同極となる同極位置と、前記同極位置よりも回転方向前側に位置するとともに磁極の向きが前記固定ロータコアに対して逆極となる逆極位置の間で前記シャフトに対して回動する回動ロータコア、を有する。前記固定ロータコアに回転方向前側にトルクが加わっている状態において前記回動ロータコアを前記逆極位置から前記同極位置へ回動させるときに、前記制御装置が、前記固定ロータコアと前記回動ロータコアの両方に回転方向前側にトルクが加わるように電流位相角を変更するとともに前記ステータに流れる前記電流を上昇させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
モータ駆動装置であって、
ロータと、
ステータと、
前記ステータに流れる電流を制御する制御装置、
を有し、
前記ロータが、
シャフトと、
前記シャフトに固定されている固定ロータコアと、
前記シャフトに取り付けられており、磁極の向きが前記固定ロータコアに対して同極となる同極位置と、前記同極位置よりも回転方向前側に位置するとともに磁極の向きが前記固定ロータコアに対して逆極となる逆極位置の間で前記シャフトに対して回動する回動ロータコア、
を有し、
前記固定ロータコアに回転方向前側にトルクが加わっている状態において前記回動ロータコアを前記逆極位置から前記同極位置へ回動させるときに、前記制御装置が、前記固定ロータコアと前記回動ロータコアの両方に回転方向前側にトルクが加わるように電流位相角を変更するとともに前記ステータに流れる前記電流を上昇させる、モータ駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、モータ駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【0002】
特許文献1に開示のモータは、固定ロータコアと回動ロータコアを有している。固定ロータコアはシャフトに固定されており、回動ロータコアはシャフトに対して回動可能である。回動ロータコアは、シャフトに対して回動することによって、磁極の向きが固定ロータコアと同極となる同極位置と、磁極の向きが固定ロータコアと逆極となる逆極位置とに移動する。このモータでは、回動ロータコアをシャフトに対して回動させるときに、モータの通電電流を増加させる。これにより、回動ロータコアにトルクが加わり、回動ロータコアがシャフトに対して回動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-141777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
固定ロータコアに回転方向前側にトルクが加わっているとともに回動ロータコアが逆極位置にある状態では、モータの通電電流を増加させると、回動ロータコアに逆方向にトルクが加わる場合がある。この場合、回動ロータコアを同極位置へ移動させることが困難となる。本明細書では、回動ロータコアをより適切に回動させる技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示するモータ駆動装置は、ロータと、ステータと、前記ステータに流れる電流を制御する制御装置、を有する。前記ロータが、シャフトと、前記シャフトに固定されている固定ロータコアと、前記シャフトに取り付けられており、磁極の向きが前記固定ロータコアに対して同極となる同極位置と、前記同極位置よりも回転方向前側に位置するとともに磁極の向きが前記固定ロータコアに対して逆極となる逆極位置の間で前記シャフトに対して回動する回動ロータコア、を有する。前記固定ロータコアに回転方向前側にトルクが加わっている状態において前記回動ロータコアを前記逆極位置から前記同極位置へ回動させるときに、前記制御装置が、前記固定ロータコアと前記回動ロータコアの両方に回転方向前側にトルクが加わるように電流位相角を変更するとともに前記ステータに流れる前記電流を上昇させる。
【0006】
このモータ駆動装置では、固定ロータコアに回転方向前側にトルクが加わっている状態において回動ロータコアを逆極位置から前記同極位置へ回動させるときに、制御装置が、固定ロータコアと回動ロータコアの両方に順方向にトルクが加わるように電流位相角を変更する。したがって、回動ロータコアが順方向に回動し、回動ロータコアが同極位置へ向かって移動する。また、制御装置は、ステータに流れる電流を上昇させることで、電流位相角を変更する際に固定ロータコアに加わるトルクの低下を抑制する。したがって、ロータを適切に回転させながら、回動ロータコアを逆極位置から同極位置へ回動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
モータ駆動装置の部分断面図。
逆極位置を示す平面図。
同極位置を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1に示す実施形態のモータ駆動装置10は、モータ12と制御装置90を有している。モータ駆動装置10は、電動車に搭載されており、電動車の車輪を駆動する。モータ12は、ロータ20とステータ80を備えている。ステータ80は、円筒形状を有している。ロータ20は、ステータ80の径方向内側に、ステータ80と同心状に配置されている。ロータ20は、回転軸AXを中心に回転可能に配置されている。
【0009】
ロータ20は、シャフト22、固定ロータコア30、及び、2つの回動ロータコア40を有している。シャフト22の中心軸は、回転軸AXである。固定ロータコア30と回動ロータコア40のそれぞれは、高い透磁率を有する材料により構成されている。固定ロータコア30と回動ロータコア40のそれぞれは、中心に貫通孔が設けられた円筒形状を有している。固定ロータコア30と回動ロータコア40のそれぞれの中心孔内にシャフト22が挿通されている。固定ロータコア30は、シャフト22に固定されている。各回動ロータコア40は、回転軸AXを中心としてシャフト22に対して相対的に回動可能である。
すなわち、各回動ロータコア40は、固定ロータコア30に対して相対的に回動可能である。回動ロータコア40は、回転軸AXに沿う方向において固定ロータコア30の両側に配置されている。言い換えると、回転軸AXに沿う方向において、2つの回動ロータコア40の間に固定ロータコア30が配置されている。
【0010】
図2に示すように、固定ロータコア30の内部には複数の磁極32が配置されている。磁極32は、例えば永久磁石である。複数の磁極32は、回転軸AXに対して回転対称に配置されている。磁極32は、外側にN極が配置された磁極32aと外側にS極が配置された磁極32bを有する。磁極32aと磁極32bが周方向に沿って交互に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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