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公開番号2025142594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2024042042
出願日2024-03-18
発明の名称蓄電セル
出願人トヨタ自動車株式会社,トヨタバッテリー株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/211 20210101AFI20250924BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】各セルユニットの安定性を高めることが可能な蓄電セルを提供すること。
【解決手段】蓄電セルは、複数の第1セルユニット101を含む第1セルユニット群10と、複数の第2セルユニット102を含む第2セルユニット群20と、を備える。各セルユニット101,102は、電極体と、ラミネート外装体160と、正極集電端子141と、負極集電端子142と、を有する。一対の第1セルユニット101は、第1接続部を有し、一対の第2セルユニット102は、第2接続部143bを有する。第1セルユニット群10では、複数の第1接続部が第1方向に沿って上下交互に並んでいる。第2セルユニット群20では、複数の第2接続部143bが第1方向に沿って上下交互となり、かつ、各第1接続部と第2方向に重ならないように並んでいる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
第１方向に並ぶ複数の第１セルユニットを含む第１セルユニット群と、
前記第１方向に並ぶ複数の第２セルユニットを含み、かつ、前記第１方向及び上下方向との双方と直交する第２方向に前記第１セルユニット群に隣接するように配置された第２セルユニット群と、を備え、
前記複数の第１セルユニット及び前記複数の第２セルユニットの各々は、
電極体と、
前記電極体を収容するラミネート外装体と、
前記ラミネート外装体のうち前記第１方向における一方側でかつ上下方向における一方側の部位から突出する正極集電端子と、
前記ラミネート外装体のうち前記第１方向における他方側でかつ上下方向における他方側の部位から突出する負極集電端子と、を有し、
前記第１方向に互いに隣接する一対の前記第１セルユニットは、当該一対の前記第１セルユニットにおける一方の前記第１セルユニットの前記正極集電端子と他方の前記第１セルユニットの前記負極集電端子とが互いに接続された第１接続部を有し、
前記第１方向に互いに隣接する一対の前記第２セルユニットは、当該一対の前記第２セルユニットにおける一方の前記第２セルユニットの前記正極集電端子と他方の前記第２セルユニットの前記負極集電端子とが互いに接続された第２接続部を有し、
前記第１セルユニット群では、各前記第１接続部が前記第１方向に沿って上下交互に並んでおり、
前記第２セルユニット群では、各前記第２接続部が前記第１方向に沿って上下交互となり、かつ、各前記第１接続部と前記第２方向に重ならないように並んでいる、蓄電セル。
続きを表示（約 370 文字）【請求項２】
前記第１方向に互いに隣接する一対の前記第１セルユニットが前記第２方向に互いに相対変位するの規制するように一対の前記第１セルユニット同士を接続するとともに、前記第１方向に互いに隣接する一対の前記第２セルユニットが前記第２方向に互いに相対変位するの規制するように一対の前記第２セルユニット同士を接続する接続部材をさらに備える、請求項１に記載の蓄電セル。
【請求項３】
絶縁材料からなり、各前記第１接続部と各前記第２接続部とを被覆する被覆部材をさらに備える、請求項２に記載の蓄電セル。
【請求項４】
前記第１セルユニット群及び前記第２セルユニット群を収容するセルケースをさらに備え、
前記被覆部材は、絶縁性を有する接着部材からなり、前記セルケースにつながっている、請求項３に記載の蓄電セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、特表２０２３－５０９２１６号公報には、第１方向に沿って互いに直列接続された複数の電極体を含む第１の電極体セットと、第１方向に沿って互いに直列接続された複数の電極体を含む第２の電極体セットと、を備える電池が開示されている。第２の電極体セットは、第１方向及び上下方向の双方と直交する第２方向に第１の電極体セットに隣接している。
【０００３】
第１の電極体セットにおいては、互いに隣接する一対の電極体の電極引き出し部材同士が第１の接続部材によって接続されている。第２の電極体セットにおいても、互いに隣接する一対の電極体の電極引き出し部材同士が第１の接続部材によって接続されている。第１の電極体セットでは、各第１の接続部材が各電極体の下部に設けられており、第２の電極体セットでは、各第１の接続部材が各電極体の上部に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特表２０２３－５０９２１６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特表２０２３－５０９２１６号公報に記載される電池では、各電極体セットの安定性が低い。例えば、第１の電極体セットにおける各電極体は、第１方向に沿って並ぶ複数の第１の接続部材を結ぶ軸を回転軸として当該電極体の上部が下部に対して回転しやすい。
【０００６】
本開示の目的は、各セルユニットの安定性を高めることが可能な蓄電セルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の一局面に従った蓄電セルは、第１方向に並ぶ複数の第１セルユニットを含む第１セルユニット群と、前記第１方向に並ぶ複数の第２セルユニットを含み、かつ、前記第１方向及び上下方向との双方と直交する第２方向に前記第１セルユニット群に隣接するように配置された第２セルユニット群と、を備え、前記複数の第１セルユニット及び前記複数の第２セルユニットの各々は、電極体と、前記電極体を収容するラミネート外装体と、前記ラミネート外装体のうち前記第１方向における一方側でかつ上下方向における一方側の部位から突出する正極集電端子と、前記ラミネート外装体のうち前記第１方向における他方側でかつ上下方向における他方側の部位から突出する負極集電端子と、を有し、前記第１方向に互いに隣接する一対の前記第１セルユニットは、当該一対の前記第１セルユニットにおける一方の前記第１セルユニットの前記正極集電端子と他方の前記第１セルユニットの前記負極集電端子とが互いに接続された第１接続部を有し、前記第１方向に互いに隣接する一対の前記第２セルユニットは、当該一対の前記第２セルユニットにおける一方の前記第２セルユニットの前記正極集電端子と他方の前記第２セルユニットの前記負極集電端子とが互いに接続された第２接続部を有し、前記第１セルユニット群では、各前記第１接続部が前記第１方向に沿って上下交互に並んでおり、前記第２セルユニット群では、各前記第２接続部が前記第１方向に沿って上下交互となり、かつ、各前記第１接続部と前記第２方向に重ならないように並んでいる。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、各セルユニットの安定性を高めることが可能な蓄電セルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の一実施形態における蓄電セルを概略的に示す斜視図である。
第１セルユニット群及び第２セルユニット群の斜視図である。
蓄電セルの一部を概略的に示す正面図である。
図３におけるＩＶ－ＩＶ線での断面図である。
接続部材の変形例を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一又はそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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