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公開番号2025159998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2024062930
出願日2024-04-09
発明の名称住宅
出願人株式会社シンケン
代理人個人
主分類E04H 1/02 20060101AFI20251015BHJP(建築物)
要約【課題】建物の内部の内壁の配置を最適化して建物の内部の回遊性を高め、あわせて居住者のライフステージの変化にあわせて長く住み継ぐことを可能とする住宅を提供する。
【解決手段】建物2の外周部が平面視矩形状をなし、外周部に耐力壁を形成する外壁11が設けられ、建物の内部に平面視ほぼ中央に階段27を配置する。1階部分は、階段の周囲に、第1内壁31と第2内壁32と第3内壁33と第4内壁34を配置し、階段を囲むように1階に玄関ホール、台所とダイニングと居間、脱衣室および浴室、洗面室およびトイレを時計回りに配置する。2階部分は、階段の周囲で1階の第1内壁と第2内壁の直上に第5内壁44と第6内壁46を配置し、階段を囲むように2階に複数の居室と多目的スペースを配置する。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
建物の外周部が平面視矩形状をなすとともに、当該外周部に耐力壁を形成する外壁が設けられ、建物の内部には、平面視ほぼ中央に1階の床と2階の床をつなぐ階段が配置され、
1階部分は、当該階段の周囲で、当該階段の下り端に相対する外壁の第1の内面から当該階段の向きに沿って途中まで延びる第1内壁と、当該第1内壁の直線上で前記階段に隣接する位置から相対する外壁の第2の内面に向けて途中まで延びる第2内壁と、前記第1内壁と前記階段の下り端部との中間位置から前記階段の向きと直交する向きで途中まで延びる第3内壁と、前記階段の下り端部に隣接する位置から前記第3内壁と平行で外壁の第3の内面に向けて途中まで延びる第4内壁が配置され、
前記階段を囲むようにして、1階に玄関およびホール、前記第1内壁を隔てて台所とダイニングと居間、前記第2内壁を隔てて脱衣室および浴室、前記第4内壁を隔てて洗面室およびトイレが平面視して時計回りに順次配置され、
2階部分は、前記階段の周囲で、1階の前記第1内壁と前記第2内壁の直上にそれぞれの長さと略同じ長さをもつ第5内壁と第6内壁がそれぞれ配置され、
前記階段を囲むようにして、2階に複数の居室と多目的スペースが前記第5内壁と前記第6内壁によって区画されて配置されている、
ことを特徴とする住宅。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記階段の周囲で、1階のダイニングの直上に吹き抜け空間を形成する開口部が設けられ、当該開口部の両脇に2階の複数の居室のうち1の居室と多目的スペースが配置されていることを特徴とする、請求項1記載の住宅。
【請求項3】
前記階段の周囲で、2階の複数の居室の間に緩衝ゾーンが配置されていることを特徴とする、請求項1記載の住宅。
【請求項4】
前記階段の周囲で、2階の複数の居室の間に配置される緩衝ゾーンとして、ウォークインクローゼットが配置されていることを特徴とする、請求項1記載の住宅。
【請求項5】
前記階段の周囲で、1階の居間と脱衣室との間に、多目的スペースが配置されていることを特徴とする、請求項1記載の住宅。
【請求項6】
前記階段の周囲で、2階の複数の居室をゲストの宿泊スペースとし、2階の多目的スペースをゲストのプレイルームに用いることを特徴とする、請求項1記載の住宅。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、居住者の生活ステージの変化にあわせて長く住み継ぐことが可能な住宅に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般に住宅は、長年住み続けると建物のあちこちに傷みや劣化が生じ、定期的なメンテナンスや補修を必要とする。また、一般の住宅は、一度建てると間取りを容易に変更できるものではないが、長年住み続けると、間取りに不満を感じることが多い。これは、一般の住宅が居住者の生活ステージ(ライフステージ)の変化に十分対応できていないことによる。例えば、子供の成長にあわせて子供部屋を作ると、進学や就職で子供が家を離れた後は、他にこれといった用途がなく、普段使用しない空き部屋になりやすい。これを趣味やフリースペース、来客用の部屋として改築しようとすると、上記のメンテナンスや補修の費用以外に多額の改築費用が発生する。
【0003】
住宅の間取りに関して、特開2000-145171号の住宅は、建物の周囲の外壁と内壁はそのままで、可動間仕切り家具や可動間仕切り壁を配置して、居住領域を2つに仕切ったり、拡大できるように様々なレイアウトを実現できるようにしている。また、特開2000-145170号の住宅は、可動棚を備えて、同様に居住領域を2つに仕切ったり、拡大できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-145171号公報
特開2000-145170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1、2の住宅は、規格化された可動間仕切り家具や可動間仕切り壁、規格化された可動棚を用いるため、これらの部材を上手く展開できるような外壁と内壁のレイアウトに制約され、建物内部での回遊性に乏しい。また、居住者の長年の生活ステージの変化に十分に対応できるように考えて提案されたものではない。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、建物の内部の内壁の配置を最適化して建物の内部の回遊性を高め、あわせて居住者の生活ステージの変化にあわせて長く住み継ぐことを可能とする住宅を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明に係る住宅は、
建物の外周部が平面視矩形状をなすとともに、当該外周部に耐力壁を形成する外壁が設けられ、建物の内部には、平面視ほぼ中央に1階の床と2階の床をつなぐ階段が配置され、
1階部分は、当該階段の周囲で、当該階段の下り端に相対する外壁の第1の内面から当該階段の向きに沿って途中まで延びる第1内壁と、当該第1内壁の直線上で前記階段に隣接する位置から相対する外壁の第2の内面に向けて途中まで延びる第2内壁と、前記第1内壁と前記階段の下り端部との中間位置から前記階段の向きと直交する向きで途中まで延びる第3内壁と、前記階段の下り端部に隣接する位置から前記第3内壁と平行で外壁の第3の内面に向けて途中まで延びる第4内壁が配置され、
前記階段を囲むようにして、1階に玄関およびホール、前記第1内壁を隔てて台所とダイニングと居間、前記第2内壁を隔てて脱衣室および浴室、前記第4内壁を隔てて洗面室およびトイレが平面視して時計回りに順次配置され、
2階部分は、前記階段の周囲で、1階の前記第1内壁と前記第2内壁の直上にそれぞれの長さと略同じ長さをもつ第5内壁と第6内壁がそれぞれ配置され、
前記階段を囲むようにして、2階に複数の居室と多目的スペースが前記第5内壁と前記第6内壁によって区画されて配置されている、
ことを第1の特徴とする。
【0008】
本発明に係る住宅は、
前記階段の周囲で、1階のダイニングの直上に吹き抜け空間を形成する開口部が設けられ、当該開口部の両脇に2階の複数の居室のうち1の居室と多目的スペースが配置されている、
ことを第2の特徴とする。
【0009】
本発明に係る住宅は、
前記階段の周囲で、2階の複数の居室の間に緩衝ゾーンが配置されている、
ことを第3の特徴とする。
【0010】
本発明に係る住宅は、
前記階段の周囲で、2階の複数の居室の間に配置される緩衝ゾーンとして、ウォークインクローゼットが配置されている、
ことを第4の特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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