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公開番号2025163445
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2024066701
出願日2024-04-17
発明の名称評価支援装置及び評価支援方法
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E02D 1/00 20060101AFI20251022BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】杭を設置する硬質地盤の状態の確認を支援するための評価支援装置及び評価支援方法を提供する。
【解決手段】硬質地盤の確認を支援する管理装置20は、地表振動の計測位置に関連付けて、地表振動の振動数の計測値を記憶した計測情報記憶部22と、表示装置に接続された制御部21と、を備える。制御部21は、計測情報記憶部22に記録された計測値から、水平成分のスペクトルを垂直成分のスペクトルで除算したスペクトル比の振動数分布を算出し、振動数分布の振動数を深度に変換する。制御部21は、計測位置に対して、スペクトル比に応じて表示形態を変更した深度分布情報を表示したマップを、表示装置に出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
地表振動の計測位置に関連付けて、地表振動の振動数の計測値を記憶した計測情報記憶部と、表示装置に接続された制御部と、を備え、硬質地盤の確認を支援する評価支援装置であって、
前記制御部が、
前記計測情報記憶部に記録された計測値から、水平成分のスペクトルを垂直成分のスペクトルで除算したスペクトル比の振動数分布を算出し、
前記振動数分布の振動数を深度に変換し、
前記計測位置に対して、前記スペクトル比に応じて表示形態を変更した深度分布情報を表示したマップを、前記表示装置に出力することを特徴とする評価支援装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
地表振動の計測位置に関連付けて、地表振動の振動数の計測値を記憶した計測情報記憶部と、表示装置に接続された制御部と、を備えた評価支援装置を用いて、硬質地盤の確認を支援する方法であって、
前記制御部が、
前記計測情報記憶部に記録された計測値から、水平成分のスペクトルを垂直成分のスペクトルで除算したスペクトル比の振動数分布を算出し、
前記振動数分布の振動数を深度に変換し、
前記計測位置に対して、前記スペクトル比に応じて表示形態を変更した深度分布情報を表示したマップを、前記表示装置に出力することを特徴とする評価支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、杭を設置する支持層の状態の確認を支援する評価支援装置及び評価支援方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
構造物を建設する場合、複数の杭を硬質地盤(支持層)に打ち込むことにより、杭を介して構造物の荷重を支えることがある。この場合、杭を挿入する杭孔を硬質地盤にまで到達させる。このため、硬質地盤の深度を把握するために、ボーリング調査を行なう。
【0003】
更に、建物の建設予定地の地盤の評価を支援するための評価支援装置も検討されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載された評価支援装置は、モデリング装置から、地層情報に基づいて生成された3次元の地層推定モデルを取得する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-144684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、硬質地盤からなる支持層の深度の信頼性は判断できない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する評価支援装置は、地表振動の計測位置に関連付けて、地表振動の振動数の計測値を記憶した計測情報記憶部と、表示装置に接続された制御部と、を備え、地盤の確認を支援する。そして、前記制御部が、前記計測情報記憶部に記録された計測値から、水平成分のスペクトルを垂直成分のスペクトルで除算したスペクトル比の振動数分布を算出し、前記振動数分布の振動数を深度に変換し、前記計測位置に対して、前記スペクトル比に応じて表示形態を変更した深度分布情報を表示したマップを、前記表示装置に出力する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、地盤の状態の確認を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における評価支援システムの概略構成を説明する説明図である。
実施形態のハードウェア構成の説明図である。
実施形態における計測情報の説明図である。
実施形態における処理手順の説明図である。
実施形態における常時微動の説明図であって、(a)は卓越振動数が明確な場合、(b)は卓越振動数が不明確な場合の説明図である。
実施形態における表示画面の説明図である。
実施形態における表示画面の説明図であって、(a)は地層推定モデル、(b)は柱状モデルと地層推定モデルとを重畳させた表示画面の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図7を用いて、評価支援装置及び評価支援方法を具体化した一実施形態を説明する。本実施形態では、杭孔を掘削するために、硬質地盤の深度を示すマップを表示する場合を想定する。
【0010】
本実施形態では、地表振動として、人工的な振動源を用いずに、地表に常時存在する微小な振動(常時微動)を計測し、地盤の特性を推定する。ここでは、水平2成分および上下成分の3成分を同時に計測する。そして、地表の水平成分と鉛直成分の常時微動のスペクトル比(H/Vスペクトル)を算出し、H/Vスペクトルを用いて、地盤が揺れやすい振動数(卓越振動数)を推定する。
(【0011】以降は省略されています)

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