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公開番号
2025003733
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2024190505,2023179733
出願日
2024-10-30,2017-12-27
発明の名称
電子機器
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
主分類
G06F
9/445 20180101AFI20241226BHJP(計算;計数)
要約
【課題】不揮発性メモリの容量の増大によるコストアップを生じずに追加プログラムを外部機器からダウンロードすることが可能であり、かつ、使い勝手が良い、電子機器を提供する。
【解決手段】追加プログラムは、USBメモリまたはサーバから通信部16を介してSDRAM15にダウンロードされる。ASIC13のリブート、または、プリンタ1の電源のオフが要求される場合には、SDRAM15の内容を保持するRAM保持処理が実行される。また、追加プログラムのダウンロード時に、E2PROM17にダウンロード元情報が書き込まれることにより、電源プラグがコンセントから脱抜されるなどの理由によりSDRAM15の内容が消失してしまった場合であっても、追加プログラムの再ダウンロードが可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外部機器と通信する通信部と、
基本プログラムが書き込まれた第1不揮発性メモリと、
第2不揮発性メモリと、
揮発性メモリと、
制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記外部機器から前記通信部を介して追加プログラムをダウンロードして前記揮発性メモリに保存する追加プログラム保存処理と、
前記追加プログラム保存処理の実行に応じて、前記追加プログラムのダウンロード元を示すダウンロード元情報を前記第2不揮発性メモリに保存するダウンロード元情報保存処理と、
前記制御部自身のリブート、または、電子機器の電源のオフ、である所定動作の要求がされる場合に、前記揮発性メモリに保存されているデータを前記揮発性メモリに保持させる保持処理と、
前記制御部自身のブート時に、前記揮発性メモリにおける前記追加プログラムの有無を判定する判定処理と、
前記判定処理によって前記揮発性メモリに前記追加プログラムが無いと判定された場合に、前記制御部自身のブートに応じて、前記第2不揮発性メモリに保存された前記ダウンロード元情報を基に、前記外部機器から前記通信部を介して前記揮発性メモリに追加プログラムを再ダウンロードして前記揮発性メモリに保存する追加プログラム再保存処理と
を実行する、
電子機器。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電子機器であって、
前記制御部は、
前記追加プログラム保存処理の実行に応じて、前記追加プログラムが前記揮発性メモリにダウンロードされていることを示す情報である追加プログラムフラグを前記揮発性メモリに保存する追加プログラムフラグ処理を実行し、
前記所定動作の要求がされ、かつ、前記追加プログラムフラグが前記揮発性メモリに保存されている場合に、前記保持処理を実行する、
電子機器。
【請求項3】
請求項2に記載の電子機器であって、
前記所定動作の要求は、前記制御部自身のリブートの要求であり、
前記制御部は、
前記所定動作の要求がされ、かつ、前記追加プログラムフラグが前記揮発性メモリに保存されている場合に、前記保持処理を実行し、前記保持処理の実行後にリブートを実行する、
電子機器。
【請求項4】
請求項2に記載の電子機器であって、
前記所定動作の要求は、前記電子機器の電源のオフの要求であり、
前記制御部は、前記所定動作の要求がされ、かつ、前記追加プログラムフラグが前記揮発性メモリに保存されている場合に、前記保持処理を実行し、前記保持処理の実行後に前記電源をオフにする、
電子機器。
【請求項5】
請求項4に記載の電子機器であって、
指示を受け付ける受付部をさらに備え、
前記制御部は、前記揮発性メモリの内容を保持して前記電源をオフにする指示を前記受付部に受け付け、かつ、前記追加プログラムフラグが前記揮発性メモリに保存されている場合に、前記保持処理を実行する、
電子機器。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の電子機器であって、
前記制御部は、
前記追加プログラム保存処理の実行に応じて、前記追加プログラムを識別する識別情報を前記第2不揮発性メモリに書き込み、
前記判定処理において、前記第2不揮発性メモリに前記識別情報が保存されているか否かを判定し、前記第2不揮発性メモリに前記識別情報が保存されていない場合、前記揮発性メモリに前記追加プログラムがないと判定する、
電子機器。
【請求項7】
請求項6に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記第2不揮発性メモリに前記識別情報が保存されており、かつ、前記揮発性メモリに前記追加プログラムが保存されていると判定した場合に、前記追加プログラムを使用した制御を実行する、
電子機器。
【請求項8】
請求項6または7に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記第2不揮発性メモリに前記識別情報が保存されているが、前記揮発性メモリに前記追加プログラムが保存されていないと判定した場合に、前記追加プログラムを使用しない制御を実行する、
電子機器。
【請求項9】
請求項6~8のいずれか一項に記載の電子機器であって、
前記制御部は、
前記制御部自身のブート時に前記揮発性メモリに前記追加プログラムが保存されてないと判定した場合、前記識別情報および前記ダウンロード元情報を基に前記追加プログラム再保存処理を実行し、当該追加プログラム再保存処理でダウンロードされた前記追加プログラムを使用した制御を実行する、
電子機器。
【請求項10】
請求項9に記載の電子機器であって、
前記制御部は、前記識別情報および前記ダウンロード元情報を基に実行した前記追加プログラム保存処理による前記追加プログラムのダウンロードに失敗した場合、前記追加プログラムを使用しない制御を実行する、
電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
プリンタなどの電子機器には、たとえば、不揮発性のメモリであるフラッシュメモリおよびE2PROM(E squared Programmable Read Only Memory)と、揮発性のメモリであるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)とが搭載されている(特許文献1)。
【0003】
フラッシュメモリは、E2PROMと比べて大容量であるが、データの消去がブロック単位で行われ、ビット単位でデータを消去することができない。一方、E2PROMは、フラッシュメモリと比べて小容量であるが、データの書き込みおよび消去をバイト単位で行うことができるという利点がある。そのため、電子機器では、フラッシュメモリとE2PROMとが使い分けられている。たとえば、フラッシュメモリは、電子機器の動作を制御するプログラムおよびその制御に必要なデータを保存するために使用され、E2PROMは、制御により書き換えられるデータなどを保存するために使用される。
【0004】
プログラムおよびデータは、電子機器の設計段階で決定され、その製品出荷時にはフラッシュメモリに保存されている。プログラムおよびデータのサイズが固定であるため、フラッシュメモリの容量は、プログラムおよびデータのサイズに応じた必要最小限の容量に設定される。これにより、フラッシュメモリのコストが抑えられている。
【0005】
フラッシュメモリと同じく不揮発性メモリであるE2PROMは、プリンタを制御するためのデータが保存されており、フラッシュメモリと比べてデータの書き換えを簡単に行える特徴を有するが、メモリサイズが小さい。
【0006】
一方、SDRAMは、フラッシュメモリから読み出されるプログラムやデータの展開に使用されたり、プログラムの実行時のワークエリアとして使用されたりする。たとえば、プリンタでは、印刷対象の印刷データのデータ量の大小により必要なワーク領域のサイズが大きく大小するため、SDRAMは、その容量に比較的余裕を持たせて搭載される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-23274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
かかる構成において、フラッシュメモリに製品出荷時から保存されているプログラムとは別の追加プログラムの実行による追加機能が実現されるには、フラッシュメモリに追加プログラムの保存に必要な容量が確保されていなければならず、その容量の増大分、フラッシュメモリのコストがアップしてしまう。
【0009】
また、追加プログラムがSDRAMに保存される場合、電子機器のリブートや電源オフの度に追加プログラムがSDRAMから消失するので、使い勝手が悪い。
【0010】
本発明の目的は、不揮発性メモリの容量の増大によるコストアップを生じずに追加プログラムを外部機器からダウンロードすることが可能であり、かつ、使い勝手が良い、電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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