TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025039270
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2023146234
出願日2023-09-08
発明の名称リップル電圧算出装置、コンピュータプログラム、リップル電圧算出方法及び電源装置
出願人星和電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H02M 3/00 20060101AFI20250313BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】高機能かつ低価格でリップル電圧を算出できるリップル電圧算出装置、コンピュータプログラム、リップル電圧算出方法及び電源装置を提供する。
【解決手段】リップル電圧算出装置は、入力部を通じて入力された電圧波形を所定のサンプリング周期でサンプリングしてデジタル値に変換するAD変換部と、所要期間に亘ってAD変換部で変換したデジタル値の度数を示すヒストグラムを生成する生成部と、生成したヒストグラムの度数の変動の統計量を算出する統計量算出部と、算出した統計量に基づいて所要期間のリップル電圧を算出するリップル電圧算出部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
入力部を通じて入力された電圧波形を所定のサンプリング周期でサンプリングしてデジタル値に変換するAD変換部と、
所要期間に亘って前記AD変換部で変換したデジタル値の度数を示すヒストグラムを生成する生成部と、
生成したヒストグラムの度数の変動の統計量を算出する統計量算出部と、
算出した統計量に基づいて前記所要期間のリップル電圧を算出するリップル電圧算出部と
を備える、
リップル電圧算出装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記統計量算出部は、
前記ヒストグラムの隣り合うデジタル値の度数の度数差を前記変動として算出し、
算出した度数差の移動平均を前記統計量として算出する、
請求項1に記載のリップル電圧算出装置。
【請求項3】
前記リップル電圧算出部は、
前記ヒストグラムのデジタル値のうち、前記統計量が所定の閾値を超える最小デジタル値及び最大デジタル値を特定し、
特定した最大デジタル値と最小デジタル値との差を前記リップル電圧として算出する、
請求項1又は請求項2に記載のリップル電圧算出装置。
【請求項4】
前記入力部は、
DC成分を除去するACカップリング回路を有する、
請求項1又は請求項2に記載のリップル電圧算出装置。
【請求項5】
前記AD変換部は、
分解能が12ビット以下であり、サンプリング・レートが1Msps以下である、
請求項1又は請求項2に記載のリップル電圧算出装置。
【請求項6】
所要期間に亘って、入力部を通じて入力された電圧波形を所定のサンプリング周期でサンプリングして変換したデジタル値の度数を示すヒストグラムを生成し、
生成したヒストグラムの度数の変動の統計量を算出し、
算出した統計量に基づいて前記所要期間のリップル電圧を算出する、
処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
【請求項7】
入力部を通じて入力された電圧波形を所定のサンプリング周期でサンプリングしてデジタル値に変換し、
所要期間に亘って変換したデジタル値の度数を示すヒストグラムを生成し、
生成したヒストグラムの度数の変動の統計量を算出し、
算出した統計量に基づいて前記所要期間のリップル電圧を算出する、
リップル電圧算出方法。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載のリップル電圧算出装置を備え、前記リップル電圧算出装置でリップル電圧が計測可能である電源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リップル電圧算出装置、コンピュータプログラム、リップル電圧算出方法及び電源装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
安定化電源装置などの電源装置は、出力電圧のリップル電圧を抑制するために電源装置の出力側等に電解コンデンサを備えるものがある。このような電源装置は、電解コンデンサが劣化すると所要の電圧を出力することができなくなるため、リップル電圧を検出して電解コンデンサの劣化を判定する技術が開発されている。
【0003】
リップル電圧の計測には、例えば、特許文献1に開示されているようなオシロスコープを用いた試験測定システムが用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-7959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に開示されたオシロスコープのような計測機器は、高性能なセンシング回路を実現するために高サンプリング及び高分解能のAD変換器が必要である。このため、計測機器のコストが高くなる。
【0006】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、高機能かつ低価格でリップル電圧を算出できるリップル電圧算出装置、コンピュータプログラム、リップル電圧算出方法及び電源装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、リップル電圧算出装置は、入力部を通じて入力された電圧波形を所定のサンプリング周期でサンプリングしてデジタル値に変換するAD変換部と、所要期間に亘って前記AD変換部で変換したデジタル値の度数を示すヒストグラムを生成する生成部と、生成したヒストグラムの度数の変動の統計量を算出する統計量算出部と、算出した統計量に基づいて前記所要期間のリップル電圧を算出するリップル電圧算出部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高機能かつ低価格でリップル電圧を算出できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態のリップル電圧算出装置の構成の一例を示す図である。
マイコンに入力される電圧波形の一例を模式的に示す図である。
ヒストグラムの一例を示す図である。
ヒストグラムの度数の度数差の一例を示す図である。
度数差の移動平均の一例を示す図である。
リップル電圧の算出方法の一例を示す図である。
リップル電圧算出装置によるリップル電圧算出処理の手順の一例を示す図である。
本実施形態のリップル電圧算出装置を備える電源装置の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施形態のリップル電圧算出装置50の構成の一例を示す図である。リップル電圧算出装置50は、入力部51、マイコン53、出力部59、及び記憶部60を備える。入力部51は、ACカップリング回路52を備える。マイコン53は、CPU54、ROM55、RAM56、AD変換部57、及び入出力インタフェース58を備える。記憶部60は、例えば、ハードディスク又は半導体メモリ等で構成することができ、コンピュータプログラム(プログラム製品)61、及び所要の情報を記憶することができる。リップル電圧算出装置50は、リップル電圧計測用の計測器に組み込むこともでき、あるいは電源装置に組み込むこともできる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
恒久電源開発の装置
12日前
キヤノン株式会社
電源装置
5日前
株式会社竹中工務店
避雷設備
5日前
ダイハツ工業株式会社
溶接装置
12日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
12日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
12日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
12日前
株式会社エスイー
上載物の支持装置
5日前
AGC株式会社
太陽電池モジュール
5日前
三菱電機株式会社
回転子および電動機
5日前
ダイハツ工業株式会社
絶縁紙成型装置
8日前
住友重機械工業株式会社
回転電機
8日前
株式会社ジェイテクト
モータ装置
1日前
日産自動車株式会社
光電変換装置
5日前
多摩川精機株式会社
逆起電圧可変モータ
7日前
株式会社ゲットクリーンエナジー
発電機
5日前
ヤマハ発動機株式会社
電力変換装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
積層鋼板の製造方法
12日前
トヨタ自動車株式会社
積層鋼板の製造方法
7日前
トヨタ自動車株式会社
充電システム
1日前
ヤマハ発動機株式会社
電力変換装置
7日前
コーセル株式会社
電源装置及びその制御方法
5日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
12日前
キヤノン株式会社
モータ制御装置
12日前
株式会社ミツバ
ブラシレスモータ
12日前
株式会社アドヴィックス
モータ制御装置
7日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
12日前
ダイハツ工業株式会社
充電制御システム
1日前
ネグロス電工株式会社
皮剥器
8日前
矢崎総業株式会社
ハーネス放熱構造
8日前
株式会社前川製作所
回転電機
1日前
矢崎総業株式会社
ハーネス放熱構造
8日前
トヨタ紡織株式会社
モータコアの製造方法
5日前
キヤノンファインテックニスカ株式会社
モータ駆動装置
1日前
キヤノンファインテックニスカ株式会社
モータ駆動装置
1日前
株式会社アイシン
回転電機用ロータ
1日前
続きを見る