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公開番号2025069799
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179745
出願日2023-10-18
発明の名称押出装置
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B29C 48/76 20190101AFI20250423BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】ゴム材料からの反応の副生成物の除去効率を高めること
【解決手段】押出装置100は、押出機1と、ブレーカープレート2と、脱気孔5と、吸引装置6とを備えている。押出機1は、ゴム混練機10の排出口に投入口1aが接続されている。押出機1は、シリンダ11とスクリュー軸12とを備えている。ブレーカープレート2は、シリンダ11内に配置され、スクリュー軸12が挿通される第1貫通孔20Aと、ゴム材料Gが通過する第2貫通孔22とを有している。脱気孔5は、ブレーカープレート2よりも下流側でシリンダ11に繋がっている。吸引装置6は、脱気孔5に接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ゴム材料を混練りするゴム混練機の排出口に投入口が接続された、シリンダとスクリュー軸とを備えた押出機と、
前記シリンダ内に配置された、前記スクリュー軸が挿通される第1貫通孔と、前記ゴム材料が通過する第2貫通孔とを有するブレーカープレートと、
前記ブレーカープレートよりも下流側で前記シリンダに繋がった脱気孔と、
前記脱気孔に接続された吸引装置とを備えた押出装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記ブレーカープレートは、前記シリンダの内壁に固定されている、請求項1に記載された押出装置。
【請求項3】
前記シリンダ内において、前記ブレーカープレートよりも上流側に、該ブレーカープレートよりも目が細かいメッシュ状のストレーナーを備える、請求項1に記載された押出装置。
【請求項4】
前記ブレーカープレートには、前記シリンダの径の1/30以上1/10以下の大きさの径を有する前記第2貫通孔が複数設けられている、請求項1に記載に記載された押出装置。
【請求項5】
前記脱気孔は、前記ブレーカープレートから下流側に10cm以上20cm以下離れている、請求項1に記載された押出装置。
【請求項6】
請求項1から5の何れか一項に記載された押出装置を用いて、タイヤを製造する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、押出装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特開2017-218496号公報では、ポリマーとシリカとシランカップリング剤とをゴム混錬機に投入して混練りするときに、シリカとシランカップリング剤との反応生成物である水を、ゴム混錬機内で除去することが提案されている。ゴム混錬機内での水の除去に関して、同公報では、ゴム混練機内に、水蒸気脱気用のダクトを設けることが提案されている。同公報には、かかる構成によると、混練りを行いながら水を除去することができ、シラン反応が十分に促進されてシリカが十分に分散されたゴム組成物を効率的に製造することができると記載されている。
【0003】
また、特開2017-7141号公報では、ゴム材料の押出装置が開示されている。この押出装置では、未加硫ゴムを含む可塑性の材料を吐出するスクリュー軸を有する押出機と、押出機から吐出された材料を定量的に吐出する一対のギヤを具えたギヤポンプとが、一体に連結されている。また、この押出装置は、スクリュー軸とギヤとの間に、材料中に含まれる異物を除去するための異物除去装置を具えることを特徴としている。同公報によれば、異物除去装置を備えることによって、材料中に含まれる異物が除去されるため、材料を用いた成形品に成形不良が生じるのを防ぐことができるとされている。
【0004】
特開2018-69655号公報には、未加硫のゴム材料を混練して上流側から下流側に向けて押し出すためのゴム押出機が開示されている。ゴム押出機は、ケーシングと、ケーシングの内部に収容されたスクリュー軸と、ケーシング内の空気を吸引するための脱気部とを有している。スクリュー軸は、軸本体と、軸本体から径方向外側に突出する螺旋翼と、脱気部の上流側に位置しかつ軸本体よりも直径が大きいダム部とを含んでいる。ダム部には、スクリュー軸の軸方向に貫通する貫通孔が形成されている。同公報には、ダム部が設けられることによって、ゴム材料の押出量を増加させることができるため、ゴム押出機の生産性を向上させることができる、と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-218496号公報
特開2017-7141号公報
特開2018-69655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述のように、ゴムの原材料としてのポリマー(ゴム)と、シリカと、シランカップリング剤とが混錬された混練り物(ゴム材料)を、押出装置に通過させることがある。この際、シリカとシランカップリング剤とが未反応の状態で混練り物に残存することがある。本発明者は、シリカとシランカップリング剤とが未反応の状態で混練り物に残存することを抑制したいと考えている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここで開示される押出装置は、押出機と、ブレーカープレートと、脱気孔と、吸引装置とを備える。押出機は、ゴム材料を混練りするゴム混練機の排出口に投入口が接続されている。押出機は、シリンダとスクリュー軸とを備えている。ブレーカープレートは、シリンダ内に配置され、スクリュー軸が挿通される第1貫通孔と、ゴム材料が通過する第2貫通孔とを有している。脱気孔は、ブレーカープレートよりも下流側でシリンダに繋がっている。吸引装置は、脱気孔に接続されている。かかる構成の押出装置によると、ゴム材料からの反応の副生成物の除去効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、押出装置100の模式断面図である。
図2は、図1の部分拡大図である。
図3は、ブレーカープレート2の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、ここで開示される発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。図面は模式的に描かれており、必ずしも実物を反映していない。また、図面は、一例を示すのみであり、特に言及されない限りにおいて本発明を限定しない。また、同一の作用を奏する部材・部位には、適宜に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面中の「L」、「R」、「U」、および「D」の符号は、それぞれ、「左」、「右」、「上」、および「下」を示している。
【0010】
-押出装置100-
図1は、押出装置100の模式断面図である。押出装置100は、図1に示されているように、押出機1と、ブレーカープレート2と、チャンバー3と、ギヤポンプ4と、脱気孔5と、吸引装置6とを備えている。押出機1は、ゴム混練機10の排出口(図示なし)に投入口1aが接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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