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公開番号2025074525
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185374
出願日2023-10-30
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/03 20060101AFI20250507BHJP(車両一般)
要約【課題】深雪路面での走行性能を向上することができるタイヤを提供する。
【解決手段】第1ショルダーブロック3を含むタイヤである。第1ショルダーブロック3は、第1トレッド端T1からタイヤ軸方向内側に延びる第1踏面5と、第1トレッド端T1からタイヤ半径方向内側に延びる第1側面6と、第1側面6からタイヤ軸方向外側に延びる第2踏面7とを含む。第2踏面7は、第1トレッド端T1を通る第1踏面5の接線5nに対して、10度以下の角度θで延びている。第2踏面7には、少なくとも1本の溝8が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、第１トレッド端と、前記第１トレッド端を含む少なくとも一つの第１ショルダーブロックとを含み、
前記第１ショルダーブロックは、
前記第１トレッド端からタイヤ軸方向内側に延びる第１踏面と、
前記第１トレッド端からタイヤ半径方向内側に延びる第１側面と、
前記第１側面からタイヤ軸方向外側に延びる第２踏面とを含み、
前記第１ショルダーブロックのタイヤ子午線断面において、前記第２踏面は、前記第１トレッド端を通る前記第１踏面の接線に対して、１０度以下の角度で延びており、
前記第２踏面には、少なくとも１本の溝が設けられている、
タイヤ。
続きを表示（約 690 文字）【請求項２】
前記トレッド部は、前記第１ショルダーブロックに隣接してタイヤ軸方向に延びる第１ショルダー横溝を含み、
前記第２踏面は、前記第１ショルダー横溝の溝底よりもタイヤ半径方向の外側に位置する、請求項１に記載のタイヤ。
【請求項３】
前記溝は、前記第２踏面に閉じた端部を有する、請求項１に記載のタイヤ。
【請求項４】
前記溝は、前記第１側面に閉じた端部を有する、請求項１に記載のタイヤ。
【請求項５】
前記溝は、タイヤ軸方向に延びている、請求項１ないし４のいずれか１項に記載のタイヤ。
【請求項６】
前記溝は、前記第２踏面に複数設けられている、請求項１ないし４のいずれか１項に記載のタイヤ。
【請求項７】
前記溝の幅は、１．５～３．５mmである、請求項１ないし４のいずれか１項に記載のタイヤ。
【請求項８】
前記第２踏面のタイヤ軸方向の長さは、前記第１ショルダーブロックの前記第１踏面のタイヤ軸方向の長さの１８％～２３％である、請求項１ないし４のいずれか１項に記載のタイヤ。
【請求項９】
前記第１ショルダーブロックは、前記第１踏面を含む第１ゴム部と、前記第２踏面を含む第２ゴム部とを含み、
前記第２ゴム部のゴム硬さは、前記第１ゴム部のゴム硬さ以下である、請求項８に記載のタイヤ。
【請求項１０】
前記第２ゴム部のゴム硬さは、前記第１ゴム部のゴム硬さよりも小さい、請求項９に記載のタイヤ。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１には、オフロード路面を走行可能な空気入りタイヤが記載されている。前記空気入りタイヤは、サイドウォール部の少なくとも一方に、タイヤ軸方向の外方に隆起したサイドプロテクタが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－０３９４８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の空気入りタイヤでは、深雪路面を走行するときのトラクションが不足する傾向があった。
【０００５】
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、深雪路面での走行性能を向上することができるタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、第１トレッド端と、前記第１トレッド端を含む少なくとも一つの第１ショルダーブロックとを含み、前記第１ショルダーブロックは、前記第１トレッド端からタイヤ軸方向内側に延びる第１踏面と、前記第１トレッド端からタイヤ半径方向内側に延びる第１側面と、前記第１側面からタイヤ軸方向外側に延びる第２踏面とを含み、前記第１ショルダーブロックのタイヤ子午線断面において、前記第２踏面は、前記第１トレッド端を通る前記第１踏面の接線に対して、１０度以下の角度で延びており、前記第２踏面には、少なくとも１本の溝が設けられている、タイヤである。
【発明の効果】
【０００７】
本発明のタイヤは、上記の構成を採用することで、深雪路面での走行性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の左半分の展開図である。
第１ショルダーブロックのタイヤ子午線断面図である。
第１ショルダーブロック及び第２ショルダーブロックの概略斜視図である。
第１ショルダーブロックのタイヤ子午線断面図である。
トレッド部の左半分の展開図である。
（Ａ）は、他の実施形態の第１ショルダーブロックの展開図、（Ｂ）は、（Ａ）の第１ショルダーブロックのタイヤ子午線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている。また、複数の実施形態がある場合、明細書を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。
【００１０】
図１は、本発明の一実施形態を示すタイヤ１のトレッド部２の左半分の展開図である。トレッド部２は、例えば、タイヤ赤道Ｃの任意の点を対象の中心とする点対称パターンとして形成される。また、図１には、好ましい態様として、深雪路面を走行可能な４ＷＤ車等に好適に装着される乗用車用のタイヤ１が示される。但し、本発明は、例えば、重荷重用のタイヤ１に採用されてもよい。なお、トレッド部２は、図示の態様に限定されるものではない。
（【００１１】以降は省略されています）

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