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公開番号
2025068464
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178406
出願日
2023-10-16
発明の名称
空気入りタイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60C
19/00 20060101AFI20250421BHJP(車両一般)
要約
【課題】 簡易な構成で空洞共鳴音を低減し得る空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 本発明は、トレッド部2と、トレッド部2のタイヤ軸方向両側からタイヤ半径方向内側に延びる一対のサイドウォール部3と、一対のサイドウォール部3のタイヤ半径方向内側に位置する一対のビード部4と、タイヤ内腔面1iに配された複数のヘルムホルツ式吸音器9とを含む空気入りタイヤ1である。複数のヘルムホルツ式吸音器9は、第1の共振周波数f1を有する第1吸音器9Aと、第1の共振周波数f1とは異なる第2の共振周波数f2を有する第2吸音器9Bとを含んでいる。第1吸音器9A及び第2吸音器9Bは、それぞれ、一対のサイドウォール部3及び一対のビード部4の少なくとも一つのタイヤ軸方向の内側に配される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
空気入りタイヤであって、
トレッド部と、前記トレッド部のタイヤ軸方向両側からタイヤ半径方向内側に延びる一対のサイドウォール部と、前記一対のサイドウォール部のタイヤ半径方向内側に位置する一対のビード部と、タイヤ内腔面に配された複数のヘルムホルツ式吸音器とを含み、
前記複数のヘルムホルツ式吸音器は、第1の共振周波数を有する第1吸音器と、前記第1の共振周波数とは異なる第2の共振周波数を有する第2吸音器とを含み、
前記第1吸音器及び前記第2吸音器は、それぞれ、前記一対のサイドウォール部及び前記一対のビード部の少なくとも一つのタイヤ軸方向の内側に配される、
空気入りタイヤ。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記第1吸音器及び前記第2吸音器は、前記一対のビード部のタイヤ軸方向の内側に配される、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記一対のビード部のそれぞれは、タイヤ周方向に延びる環状のビードコアと、前記ビードコアからタイヤ半径方向外側に延びるビードエーペックスとを有し、
前記第1吸音器及び前記第2吸音器は、前記ビードコアのタイヤ半径方向の内端から前記ビードエーペックスのタイヤ半径方向の外端までのタイヤ軸方向の内側に配される、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記第1吸音器及び前記第2吸音器は、120℃以下で形状変化しない樹脂製である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記第1の共振周波数は、周波数帯において最大の共振周波数であり、
前記第2の共振周波数は、周波数帯において最小の共振周波数である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記第1の共振周波数は、130~350Hzであり、
前記第2の共振周波数は、120~340Hzである、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記複数のヘルムホルツ式吸音器は、前記第1の共振周波数と前記第2の共振周波数とは異なる少なくとも1つの共振周波数を有する、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
前記複数のヘルムホルツ式吸音器は、周波数帯において互いに隣接する1組の前記共振周波数の差である単位幅が実質的に等しい、請求項7に記載の空気入りタイヤ。
【請求項9】
前記単位幅が、3~10Hzである、請求項8に記載の空気入りタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空洞共鳴音を低減し得る空気入りタイヤに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、走行時に生じるタイヤ内の空洞共鳴音を低減するための手段を備えた空気入りタイヤが知られている。例えば、下記特許文献1は、ヘルムホルツ式吸音器であるレゾネーターをタイヤの内周面に多数装着した空気入りタイヤを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6289506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の空気入りタイヤは、走行速度により異なるタイヤ内の空洞共鳴音に対応するために、共振周波数の異なる多数のヘルムホルツ式吸音器が必要であり、製造面及び重量面からも更なる改善の要望があった。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、簡易な構成で空洞共鳴音を低減し得る空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、空気入りタイヤであって、トレッド部と、前記トレッド部のタイヤ軸方向両側からタイヤ半径方向内側に延びる一対のサイドウォール部と、前記一対のサイドウォール部のタイヤ半径方向内側に位置する一対のビード部と、タイヤ内腔面に配された複数のヘルムホルツ式吸音器とを含み、前記複数のヘルムホルツ式吸音器は、第1の共振周波数を有する第1吸音器と、前記第1の共振周波数とは異なる第2の共振周波数を有する第2吸音器とを含み、前記第1吸音器及び前記第2吸音器は、それぞれ、前記一対のサイドウォール部及び前記一対のビード部の少なくとも一つのタイヤ軸方向の内側に配される、空気入りタイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の空気入りタイヤは、上述の構成を備えることにより、簡易な構成で空洞共鳴音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示す断面図である。
空気入りタイヤをタイヤ軸方向から見た断面模式図である。
本実施形態のヘルムホルツ式吸音器の斜視図である。
第2の実施形態のヘルムホルツ式吸音器の斜視図である。
第3の実施形態のヘルムホルツ式吸音器の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき詳細に説明される。
図1は、本実施形態の正規状態の空気入りタイヤ1を示すタイヤ子午線断面図である。ここで、「正規状態」とは、空気入りタイヤ1が正規リムにリム組みされ、かつ、正規内圧に調整された無負荷の状態である。以下、特に言及しない場合、空気入りタイヤ1の各部の寸法等は、この正規状態で測定された値である。
【0010】
「正規リム」は、空気入りタイヤ1が基づいている規格を含む規格体系が有る場合、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。「正規リム」は、空気入りタイヤ1が基づいている規格を含む規格体系が無い場合、リム組み可能であって、エア漏れを生じさせないリムのうち、最もリム径が小さく、その中で最もリム幅が小さいリムである。
(【0011】以降は省略されています)
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