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公開番号
2025079601
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192386
出願日
2023-11-10
発明の名称
重荷重用タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
B60C
15/06 20060101AFI20250515BHJP(車両一般)
要約
【課題】重荷重用タイヤにおいて、ビード部の耐久性を高める。
【解決手段】重荷重用タイヤ2は、一対のビード10と、一対の前記ビード10の間を架け渡し前記ビード10それぞれで軸方向内側から外側に向かって折り返された折り返し部52を有するカーカス12と、前記折り返し部52の軸方向外側に位置する第一外側部201を有する1層のスチール補強層20と、第一外側部201の軸方向外側に位置する第二外側部261を有する1層のみの繊維補強層26と、を有する。前記カーカス12は、複数のカーカスコード49を有し、前記スチール補強層20は、複数のスチールコード21を有し、前記繊維補強層26は、複数の繊維コード27を有する。前記スチールコード21は、前記カーカスコード49に対して傾斜し、前記繊維コード27は、前記カーカスコード49に対して前記スチールコード21と同じ側に傾斜している。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
一対のビードと、
一対の前記ビードの間を架け渡し前記ビードそれぞれで軸方向内側から外側に向かって折り返された折り返し部を有するカーカスと、
前記折り返し部の軸方向外側に位置する第一外側部を有する1層のスチール補強層と、
前記第一外側部の軸方向外側に位置する第二外側部を有する1層のみの繊維補強層と、
を有し、
前記カーカスは、複数のカーカスコードを有し、
前記スチール補強層は、複数のスチールコードを有し、
前記繊維補強層は、複数の繊維コードを有し、
前記スチールコードは、前記カーカスコードに対して傾斜し、
前記繊維コードは、前記カーカスコードに対して前記スチールコードと同じ側に傾斜している、
重荷重用タイヤ。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記カーカスコードと前記繊維コードとの成す角度は、前記カーカスコードと前記スチールコードとの成す角度よりも小さい、
請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項3】
前記カーカスコードと前記繊維コードとの成す角度と、前記繊維コードと前記スチールコードとの成す角度との差の絶対値は、20°以下である、
請求項2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項4】
前記繊維コードと前記スチールコードとの成す角度は、15°以上である、
請求項3に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項5】
前記繊維補強層の軸方向外側に位置しリムと接触するチェーファーを有し、
前記チェーファーは、前記リムの一部と接触する凹部を有する、
請求項1又は請求項2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項6】
前記凹部は、曲率半径が20mm以上30mm以下である断面円弧形状を有する、
請求項5に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項7】
前記ビードは、コアを有し、
前記繊維補強層の軸方向内側の端は、下記に定義する第一ラインよりも径方向内側であって、下記に定義する第二ラインよりも径方向外側に位置し、
前記繊維補強層の軸方向外側の端は、下記に定義する第三ライン及び下記に定義する第四ラインよりも径方向外側に位置する、
請求項1又は請求項2に記載の重荷重用タイヤ。
第一ライン:前記コアの軸方向最内の位置を通過し前記ビードベースラインと平行である仮想直線
第二ライン:前記コアの径方向最内の位置を通過し前記ビードベースラインと平行である仮想直線
第三ライン:前記折り返し部の径方向最外の位置を通過し前記ビードベースラインと平行である仮想直線
第四ライン:前記スチール補強層の径方向最外の位置を通過し前記ビードベースラインと平行である仮想直線
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重荷重用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
トラック又はバス等の重車両に装着される重荷重用空気入りタイヤは、比較的大きな荷重を支持する。ビードの損傷を防ぎ、その耐久性を向上させるために、ビードを補強する複数の補強層が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示のタイヤは、ビードで折り返されたカーカスと、1層のスチール補強層と、2層の繊維補強層とを有する。前記補強層により、ビードにおける歪が分散され、耐久性が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-50717号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の重荷重用空気入りタイヤは、繊維補強層を2層有する。このため、比較的大きな荷重が繰り返し作用すると、2層の繊維補強層が剥離する可能性がある。
本発明の目的は、ビード部の耐久性を高めることが可能となる重荷重用タイヤを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る重荷重用タイヤは、一対のビードと、一対の前記ビードの間を架け渡し前記ビードそれぞれで軸方向内側から外側に向かって折り返された折り返し部を有するカーカスと、前記折り返し部の軸方向外側に位置する第一外側部を有する1層のスチール補強層と、前記第一外側部の軸方向外側に位置する第二外側部を有する1層のみの繊維補強層と、を有し、前記カーカスは、複数のカーカスコードを有し、前記スチール補強層は、複数のスチールコードを有し、前記繊維補強層は、複数の繊維コードを有し、前記スチールコードは、前記カーカスコードに対して傾斜し、前記繊維コードは、前記カーカスコードに対して前記スチールコードと同じ側に傾斜している。
【発明の効果】
【0006】
本発明の重荷重用タイヤによれば、補強層である繊維補強層において剥離による損傷を抑え、ビード部の耐久性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る重荷重用タイヤの一部を示す断面図である。
図1に示された断面の一部を示す拡大図である。
繊維補強層の内端の位置と、ショルダー部の変形量との関係を示すグラフである。
繊維補強層の内端の位置と、トー部の変形量との関係を示すグラフである。
繊維補強層の外端の位置と、カーカスプライが有する折り返し部の端における歪との関係を示すグラフである。
繊維補強層の外端の位置と、繊維補強層の外端における歪との関係を示すグラフである。
複数種類のコードの説明図である。
繊維コードの角度と、カーカスプライが有する折り返し部の端における歪との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
〔本発明の実施形態の詳細〕
以下、図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明は説明される。
【0009】
本発明の重荷重用タイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する。)はリムに組まれる。タイヤの内部に空気が充填され、タイヤの内圧が調整される。リムに組まれたタイヤはタイヤ-リム組立体とも呼ばれる。タイヤ-リム組立体は、リムと、このリムに組まれたタイヤとを有する。
【0010】
本発明において、タイヤが正規リムに組まれ、タイヤの内圧が正規内圧に調整され、そのタイヤに荷重が作用していない状態は、正規状態と称される。
(【0011】以降は省略されています)
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