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公開番号
2025078386
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190915
出願日
2023-11-08
発明の名称
バイアスタイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
B60C
19/00 20060101AFI20250513BHJP(車両一般)
要約
【課題】電子部品を内蔵することによる耐久性の低下を抑制できる、バイアスタイヤ2の提供。
【解決手段】バイアスタイヤ2は、一対のビード8と、一対のビード8の間を架け渡すカーカス10とを備えるフレーム体60と、トレッド4と、一対のサイドウォール6と、電子部品14とを備える。フレーム体60は、少なくとも2つのフレームセグメント62で構成され、各フレームセグメント62は、一対のビードコア64と少なくとも1枚のカーカスプライ66とを有する。電子部品14は、隣接する2つのフレームセグメント60の間であって、内側に位置するフレームセグメント60の最も外側に位置する巻上プライ66の折り返し部52と、外側に位置するフレームセグメント60の最も内側に位置するカーカスプライ66との間に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
一対のビードと、一対の前記ビードの間を架け渡すカーカスとを備えるフレーム体と、
前記フレーム体の径方向外側に位置し、路面と接地するトレッドと、
前記トレッドの端に連なり、前記フレーム体の軸方向外側に位置する、一対のサイドウォールと、
電子部品と
を備え、
前記フレーム体は、少なくとも2つのフレームセグメントで構成され、
各前記フレームセグメントは、一対のビードコアと一対の前記ビードコアの間を架け渡す少なくとも1枚のカーカスプライとを有し、
前記フレーム体は、内側のフレームセグメントを外側のフレームセグメントが覆うように構成されており、最も内側に位置するフレームセグメントが内側フレームセグメントであり、最も外側に位置するフレームセグメントが外側フレームセグメントであり、
各前記フレームセグメントは、前記カーカスプライの少なくとも1枚が、プライ本体と前記プライ本体に連なる一対の折り返し部とを有し、前記折り返し部がタイヤ軸方向内側から外側に向かって前記ビードコアで折り返される、巻上プライであり、
前記カーカスを構成する各カーカスプライは、並列した多数のカーカスコードを含み、各前記カーカスコードが赤道面に対して傾斜しており、
前記電子部品は、隣接する2つのフレームセグメントの間であって、当該2つのフレームセグメントのうち、内側に位置するフレームセグメントの最も外側に位置する巻上プライの折り返し部と、外側に位置するフレームセグメントの最も内側に位置するカーカスプライとの間に配置される、バイアスタイヤ。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記フレーム体は、2つのフレームセグメントで構成され、
前記内側フレームセグメントと前記外側フレームセグメントとの間に、電子部品が配置される、請求項1に記載のバイアスタイヤ。
【請求項3】
前記フレーム体は、3つのフレームセグメントで構成され、
前記内側フレームセグメントと前記外側フレームセグメントとの間に位置するフレームセグメントが中間フレームセグメントであり、
前記内側フレームセグメントと前記中間フレームセグメントとの間、及び前記中間フレームセグメントと前記外側フレームセグメントとの間の少なくとも一方に、電子部品が配置される、請求項1に記載のバイアスタイヤ。
【請求項4】
タイヤ径方向において、前記電子部品と前記巻上プライの折り返し部の端との距離はいずれも5mm以上である、請求項2又は3に記載のバイアスタイヤ。
【請求項5】
少なくとも1枚の前記巻上プライの折り返し部の端は、タイヤ径方向において、タイヤ最大幅の位置よりも外側に位置する、請求項2又は3に記載のバイアスタイヤ。
【請求項6】
タイヤがリムに組まれた際に、
前記電子部品は、タイヤ径方向において、リムフランジの外端よりも外側に位置する、請求項2又は3に記載のバイアスタイヤ。
【請求項7】
各前記ビードコアのタイヤ径方向外側には、ビードエイペックスが設けられ、
前記電子部品は、タイヤ径方向において、各前記ビードエイペックスの上端よりも外側に位置する、請求項2又は3に記載のバイアスタイヤ。
【請求項8】
前記電子部品は、RFIDタグを含むタグ部材である、請求項2又は3に記載のバイアスタイヤ
【請求項9】
産業車両用タイヤである、請求項2又は3に記載のバイアスタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はバイアスタイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤは、RFID(Radio Frequency Identification)タグなどの電子部品が取り付けられることがある。
タイヤに電子部品を取り付ける方法の1つとして、タイヤの表面に貼り付ける方法がある。この方法を採用した場合、走行中にタイヤから電子部品が脱落し易いという問題がある。
【0003】
また、タイヤの内部に電子部品を埋め込むことによって、タイヤに電子部品を取り付ける方法が提案されている(特許文献1参照)。この方法によれば、走行中にタイヤから電子部品が脱落することを防止することができる。
しかしながら、電子部品の取り付け位置によっては、タイヤの耐久性が低下する懸念がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-116027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、電子部品を内蔵することによる耐久性の低下を抑制できる、バイアスタイヤを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るバイアスタイヤは、一対のビードと、一対の前記ビードの間を架け渡すカーカスとを備えるフレーム体と、前記フレーム体の径方向外側に位置し、路面と接地するトレッドと、前記トレッドの端に連なり、前記フレーム体の軸方向外側に位置する、一対のサイドウォールと、電子部品とを備える。前記フレーム体は、少なくとも2つのフレームセグメントで構成される。各前記フレームセグメントは、一対のビードコアと一対の前記ビードコアの間を架け渡す少なくとも1枚のカーカスプライとを有する。前記フレーム体は、内側のフレームセグメントを外側のフレームセグメントが覆うように構成されており、最も内側に位置するフレームセグメントが内側フレームセグメントであり、最も外側に位置するフレームセグメントが外側フレームセグメントである。各前記フレームセグメントは、前記カーカスプライの少なくとも1枚が、プライ本体と前記プライ本体に連なる一対の折り返し部とを有し、前記折り返し部がタイヤ軸方向内側から外側に向かって前記ビードコアで折り返される、巻上プライである。前記カーカスを構成する各カーカスプライは、並列した多数のカーカスコードを含み、各前記カーカスコードが赤道面に対して傾斜している。前記電子部品は、隣接する2つのフレームセグメントの間であって、当該2つのフレームセグメントのうち、内側に位置するフレームセグメントの最も外側に位置する巻上プライの折り返し部と、外側に位置するフレームセグメントの最も内側に位置するカーカスプライとの間に配置される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電子部品を内蔵することによる耐久性の低下を抑制できる、バイアスタイヤを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係るバイアスタイヤの一部を示す断面図である。
図1のタイヤの一部を示す断面図である。
図2と同じ箇所を示す断面図である。
カーカスの構成を説明する模式図である。
タグ部材の平面図である。
図5のV-V線に沿った断面図である。
第2実施形態に係るバイアスタイヤの一部を示す断面図である。
第3実施形態に係るバイアスタイヤの一部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のタイヤはリムに組まれる。タイヤの内側には空気が充填され、タイヤの内圧が調整される。リムに組まれたタイヤはタイヤ-リム組立体とも呼ばれる。タイヤ-リム組立体は、リムと、このリムに組まれたタイヤとを備える。
【0010】
本発明において、タイヤを正規リムに組み、タイヤの内圧を正規内圧に調整し、このタイヤに荷重をかけていない状態は、正規状態と呼ばれる。
(【0011】以降は省略されています)
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