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公開番号2025070217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180373
出願日2023-10-19
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G16H 20/00 20180101AFI20250424BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】メンタルヘルスの推定に関する技術を改善する。
【解決手段】情報処理装置10は、カメラ20Aにより撮影された、所定の活動を行う対象者の顔の画像を解析することにより、対象者の感情を読み取り、複数のグループに区分された感情グループのうち、読み取られた感情が含まれる感情グループを選択し、対象者の感情が遷移する度に、遷移後の感情が含まれる感情グループを選択し、所定の感情グループが選択された時間の割合に基づいて、第1の変数を算出し、対象者の感情がそれぞれの感情グループ間を遷移した回数、及び遷移方向ごとに定められた重み付けに基づいて、第2の変数を算出し、算出された第1の変数、及び第2の変数に基づいて、所定の活動が対象者の感情に及ぼす効果を分析する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の活動が人間の感情に及ぼす効果を分析する情報処理装置であって、
カメラにより撮影された、前記所定の活動を行う対象者の顔の画像を解析することにより、前記対象者の感情を読み取り、複数のグループに区分された感情グループのうち、読み取られた前記感情が含まれる感情グループを選択し、前記対象者の感情が遷移する度に、遷移後の感情が含まれる感情グループを選択し、所定の感情グループが選択された時間の割合に基づいて、第1の変数を算出し、前記対象者の感情がそれぞれの感情グループ間を遷移した回数、及び遷移方向ごとに定められた重み付けに基づいて、第2の変数を算出し、算出された前記第1の変数、及び前記第2の変数に基づいて、前記所定の活動が前記対象者の感情に及ぼす効果を分析する制御部を備える、情報処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記所定の活動は、前記対象者により、複数枚の色紙の中から、自分の好きな色の色紙を選択する第1の活動と、選択された前記色紙を、クラフトパンチを用いて型抜きする第2の活動と、前記第1の活動と、前記第2の活動とを繰返し行うことによって、型抜きされた複数枚の紙片を組み合わせる第3の活動と、を含む、情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記所定の活動は、前記対象者により、組み合わされた前記複数枚の紙片を台紙に貼付する第4の活動を更に含む、情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、更に、マイクにより収音された前記対象者の音声を解析することにより、前記対象者の感情を読み取る、情報処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
複数のグループに区分された感情グループは、ポジティブ感情グループ、ネガティブ感情グループ、ノーマル感情グループ及びその他の感情グループであり、
前記ポジティブ感情グループに含まれる感情は、幸福であり、
前記ネガティブ感情グループに含まれる感情は、怒り、悲しみ、嫌悪、及び恐怖であり、
前記ノーマル感情グループに含まれる感情は、無表情であり、
前記その他の感情に含まれる感情は、驚きである、情報処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置であって、
前記所定の活動は、所定の時間内に実施され、
前記第1の変数は、前記ポジティブ感情グループが選択された時間を前記所定の時間で除して得た数値から、前記ネガティブ感情グループが選択された時間を前記所定の時間で除して得た数値を、減じて得た数値であり、
前記第2の変数は、前記対象者の感情が、前記ノーマル感情グループ及びその他の感情グループから前記ポジティブ感情グループへ遷移した回数にプラス1を乗じて得た数値と、前記ノーマル感情グループ及びその他の感情グループから前記ネガティブ感情グループへ遷移した回数にマイナス1を乗じて得た数値と、前記ネガティブ感情グループから前記ポジティブ感情グループへ遷移した回数にプラス2を乗じて得た数値と、前記ポジティブ感情グループから前記ネガティブ感情グループへ遷移した回数にマイナス2を乗じて得た数値と、を合算して得た数値である、情報処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記第1の変数、及び前記第2の変数が正の数値である場合に、前記所定の活動が前記対象者の感情に改善効果をもたらすと判定する、情報処理装置。
【請求項8】
請求項6に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記第1の変数、又は前記第2の変数が0又は負の数値である場合に、前記所定の活動の条件を変更して、前記対象者に前記所定の活動の継続を促す、情報処理装置。
【請求項9】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記対象者の感情が遷移する度に、遷移前の感情グループの選択を解除するとともに、遷移後の感情に対応する感情グループを選択する、情報処理装置。
【請求項10】
所定の活動が人間の感情に及ぼす効果を分析する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
カメラにより撮影された、前記所定の活動を行う対象者の顔の画像を解析することにより、前記対象者の感情を読み取ることと、
複数のグループに区分された感情グループのうち、読み取られた前記感情が含まれる感情グループを選択することと、
前記対象者の感情が遷移する度に、遷移後の感情が含まれる感情グループを選択することと、
所定の感情グループが選択された時間の割合に基づいて、第1の変数を算出することと、
前記対象者の感情がそれぞれの感情グループ間を遷移した回数、及び遷移方向ごとに定められた重み付けに基づいて、第2の変数を算出することと、
算出された前記第1の変数、及び前記第2の変数に基づいて、前記所定の活動が前記対象者の感情に及ぼす効果を分析することと、
を含む、情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、メンタルヘルスの推定に関する技術が知られている。例えば特許文献1には、撮影された対象者の画像に基づいて、当該対象者のメンタルヘルス(精神的な健康)を推定するための技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-120908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1には、撮影された対象者のメンタルヘルスを定量化し、定量化されたデータを解析する技術が開示されていない。したがって、メンタルヘルスの推定に関する技術には改善の余地があった。
【0005】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、メンタルヘルスの推定に関する技術を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、所定の活動が人間の感情に及ぼす効果を分析する情報処理装置であって、カメラにより撮影された、前記所定の活動を行う対象者の顔の画像を解析することにより、前記対象者の感情を読み取り、複数のグループに区分された感情グループのうち、読み取られた前記感情が含まれる感情グループを選択し、前記対象者の感情が遷移する度に、遷移後の感情が含まれる感情グループを選択し、所定の感情グループが選択された時間の割合に基づいて、第1の変数を算出し、前記対象者の感情がそれぞれの感情グループ間を遷移した回数、及び遷移方向ごとに定められた重み付けに基づいて、第2の変数を算出し、算出された前記第1の変数、及び前記第2の変数に基づいて、前記所定の活動が前記対象者の感情に及ぼす効果を分析する制御部を備える。
【0007】
本開示の一実施形態に係る情報処理方法は、所定の活動が人間の感情に及ぼす効果を分析する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、カメラにより撮影された、前記所定の活動を行う対象者の顔の画像を解析することにより、前記対象者の感情を読み取ることと、複数のグループに区分された感情グループのうち、読み取られた前記感情が含まれる感情グループを選択することと、前記対象者の感情が遷移する度に、遷移後の感情が含まれる感情グループを選択することと、所定の感情グループが選択された時間の割合に基づいて、第1の変数を算出することと、前記対象者の感情がそれぞれの感情グループ間を遷移した回数、及び遷移方向ごとに定められた重み付けに基づいて、第2の変数を算出することと、算出された前記第1の変数、及び前記第2の変数に基づいて、前記所定の活動が前記対象者の感情に及ぼす効果を分析することと、を含む。
【0008】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、所定の活動が人間の感情に及ぼす効果を分析する情報処理装置に、カメラにより撮影された、前記所定の活動を行う対象者の顔の画像を解析することにより、前記対象者の感情を読み取ることと、複数のグループに区分された感情グループのうち、読み取られた前記感情が含まれる感情グループを選択することと、前記対象者の感情が遷移する度に、遷移後の感情が含まれる感情グループを選択することと、所定の感情グループが選択された時間の割合に基づいて、第1の変数を算出することと、前記対象者の感情がそれぞれの感情グループ間を遷移した回数、及び遷移方向ごとに定められた重み付けに基づいて、第2の変数を算出することと、算出された前記第1の変数、及び前記第2の変数に基づいて、前記所定の活動が前記対象者の感情に及ぼす効果を分析することと、を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一実施形態によれば、メンタルヘルスの推定に関する技術が改善される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態に係るシステムの概略構成例を示すブロック図である。
本開示の一実施形態に係るシステムの実施例を示す図である。
情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
所定の活動の一例を示す概略図である。
複数のグループに区分された感情グループのリストである。
複数の感情リスト間の遷移方向及び遷移方向ごとに定められた重みづけの一例を説明する図である。
感情改善効果を判定する基準の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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