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公開番号
2025073270
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023183892
出願日
2023-10-26
発明の名称
積層体、包装材
出願人
DIC株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/32 20060101AFI20250502BHJP(積層体)
要約
【課題】 酸性度または塩基性度が高い内容物を収容するのに適した包装材、当該包装材の製造に適した積層体を提供する。
【解決手段】 基材と、シーラントフィルムと、基材と前記シーラントフィルムとの間に、シーラントフィルムに接して配置された接着層とを含み、接着層が、融点が40℃以上100℃以下の酸基含有オレフィン樹脂と、70℃における粘度が3000mPa・s以下のエポキシ化合物とを含む2液硬化型接着剤の硬化塗膜であり、シーラントフィルムの膜厚が20μm以上200μm以下であり、シーラントフィルムがポリエチレン系樹脂を含む積層体、当該積層体を製袋してなる包装材。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、シーラントフィルムと、前記基材と前記シーラントフィルムとの間に、前記シーラントフィルムに接して配置された接着層とを含み、
前記接着層が、融点が40℃以上100℃以下の酸基含有オレフィン樹脂と、70℃における粘度が3000mPa・s以下のエポキシ化合物とを含む2液硬化型接着剤の硬化塗膜であり、
前記シーラントフィルムの膜厚が20μm以上200μm以下であり、
前記シーラントフィルムがポリエチレン系樹脂を含む積層体。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記シーラントフィルムが低密度ポリエチレンからなる請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記シーラントフィルムがポリエチレン系樹脂と環状ポリオレフィン樹脂との積層体である請求項1に記載の積層体。
【請求項4】
前記シーラントフィルムがポリエチレン系樹脂とエチレン-ビニルアルコール共重合体との積層体である請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
前記酸基含有オレフィン樹脂の融解熱量が0.1mJ/mg以上50mJ/mg以下である請求項1に記載の積層体。
【請求項6】
印刷層をさらに含む請求項1に記載の積層体。
【請求項7】
請求項1~3のいずれか一項に記載の積層体からなる包装材。
【請求項8】
請求項1~3のいずれか一項に記載の積層体からなる薬品用包装材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体、詳しくは農薬などの包装材に好適な積層体、および当該積層体からなる包装材に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、農薬粒剤を収納する包装袋としては最外層が紙、中間層にアルミ箔や樹脂層等を設けた積層体を用いたガセット袋が用いられてきた。これは農薬製剤という内容物の性質上、落下等で破袋することで内容物が漏洩して暴露するといった健康上の危険を避けるためである。こうしたことから、農薬製剤用のガセット袋には適度な強度と加工性、包装工程の取り扱い性を考慮して包装構成の中心的材料に紙が使用されてきた。また、紙製のガセット袋は構造上、予め底部が形成されているとともに、紙特有の剛性(コシ)の強さによって自立性が保たれており、包装工程の取り扱いや販売時の陳列が容易等のメリットを有していた。
【0003】
近年、陳列時の意匠性を上げるため、素材に紙を用いない樹脂積層体製の包装を採用する事例が見られる(特許文献1)。しかしながら農薬有効成分の中には酸性度または塩基性度が高く、積層体を構成する樹脂や、樹脂同士を接着する層を侵すものがある。積層体が農薬有効成分に侵されると、ラミネート強度が低下して層間剥離が生じたり、シール強度が低下してシール部位から破袋したりするおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-104725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はこのような事情に鑑み為されたものであって、酸性度または塩基性度が高い内容物を収容するのに適した包装材、当該包装材の製造に用いられる積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、基材と、シーラントフィルムと、基材と前記シーラントフィルムとの間に、シーラントフィルムに接して配置された接着層とを含み、接着層が、融点が40℃以上100℃以下の酸基含有オレフィン樹脂と、70℃における粘度が3000mPa・s以下のエポキシ化合物とを含む2液硬化型接着剤の硬化塗膜であり、シーラントフィルムの膜厚が20μm以上200μm以下であり、シーラントフィルムがポリエチレン系樹脂を含む積層体、当該積層体を製袋してなる包装材に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の積層体によれば、酸性度または塩基性度が高い内容物を収容するのに適した包装材を製造することができる。本発明の包装材によれば、酸性度または塩基性度が高い内容物を収容した場合であっても包装材の劣化を抑制することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<積層体>
本発明の積層体は、基材と、シーラントフィルムと、基材と前記シーラントフィルムとの間に、シーラントフィルムに接して配置された接着層とを含む。以下本発明の積層体について詳述する。
【0009】
(基材)
基材は、包装材としての強度を確保できるものであればよく、化学的ないし物理的強度に優れ、無機酸化物の蒸着膜を形成する条件等に耐え、それら無機酸化物の蒸着膜等の特性を損なうことなく良好に保持し得ることができる金属、金属酸化物等の無機材料や樹脂等の有機材料を、例えばフィルムやシートとして使用することができる。
【0010】
具体的には、紙、アルミニウムやステンレス、鉄、銅、ニッケル等の等の金属箔、ポリエチレン系樹脂あるいはポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、延伸ポリプロピレン、Kコート延伸ポリプロピレン、環状ポリオレフィン系樹脂、Kコート延伸ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体樹脂、エチレン-(メタ)アクリル酸エチル共重合体樹脂、エチレン-プロピレン共重合体、アクリロニトリル-スチレン共重合体、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体、メチルペンテン樹脂、ポリブテン樹脂、酸変性ポリオレフィン系樹脂、各種のナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂、低結晶性の飽和ポリエステルまたは非晶性のポリエステル樹脂、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、エチレンテトラフルオロエチレン樹脂、ポリエチレンテトラフルオロエチレン樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂等を用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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