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公開番号2025071531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023181772
出願日2023-10-23
発明の名称剥離治具及び剥離方法
出願人株式会社IHI
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 19/04 20060101AFI20250428BHJP(測定;試験)
要約【課題】互いに接合された2つの試料の接合部位について、精度よく接合強度を測定することができる、剥離治具及び剥離方法を提供する。
【解決手段】剥離治具は、互いに接合された2つの試料の間に挟み込まれて配置され、試料間の接合部位に向かって駆動させて試料を互いに離間させるウェッジを備え、接合部位に対向する側のウェッジの端部が角丸加工されている。剥離方法は、ウェッジを試料の間に挟み込んで配置し、接合部位に向かってウェッジを駆動させ、ウェッジを駆動させる駆動力の値を測定し、駆動力の値に基づいて接合部位における接合強度を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに接合された2つの試料の間に挟み込まれて配置され、前記試料間の接合部位に向かって駆動させて前記試料を互いに離間させるウェッジを備え、
前記接合部位に対向する側の前記ウェッジの端部が角丸加工されている、剥離治具。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記ウェッジに設けられ、前記端部とは異なる位置で前記試料と接触する支持体を更に備える、請求項1に記載の剥離治具。
【請求項3】
前記試料のうち、前記端部が接触する位置と前記支持体が接触する位置で挟まれた区間において、前記試料と前記ウェッジの間に空隙が設けられている、請求項2に記載の剥離治具。
【請求項4】
前記支持体は、前記試料に対する前記ウェッジの駆動をガイドするローラを備える、請求項2に記載の剥離治具。
【請求項5】
前記試料のうち第1の試料に面する前記ウェッジの表面と、
前記試料のうち第2の試料に面する前記ウェッジの裏面と、
にそれぞれ前記支持体が設けられている、請求項2に記載の剥離治具。
【請求項6】
前記ウェッジを前記試料の間に挟み込んで配置し、
前記接合部位に向かって前記ウェッジを駆動させ、
前記ウェッジを駆動させる駆動力の値を測定し、
前記値に基づいて前記接合部位における接合強度を算出する、
請求項1~5のいずれか一項に記載の剥離治具を用いる剥離方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、剥離治具及び剥離方法に関する。
続きを表示(約 990 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1には、熱可塑性複合材料からなる供試体の接合部位における接合強度を、ウェッジ剥離試験によって測定する技術が開示されている。当該ウェッジ剥離試験によれば、2つの熱可塑性複合材料を互いに接合して固定している接合部位に対して、一定の速度で駆動させるウェッジが使用される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
C.M. Stokes Griffin et al., Compos. Part A Appl. Sci. Manuf., 121 (2019), 84-91
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献1に記載された技術によれば、ウェッジが熱可塑性複合材料の内部を進展してしまい、接合強度とは無関係の荷重が計測されてしまう。その結果、供試体の接合部位について、精度よく接合強度を測定することができないという課題がある。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものである。その目的とするところは、互いに接合された2つの試料の接合部位について、精度よく接合強度を測定することができる、剥離治具及び剥離方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る剥離治具は、互いに接合された2つの試料の間に挟み込まれて配置され、試料間の接合部位に向かって駆動させて試料を互いに離間させるウェッジを備え、接合部位に対向する側のウェッジの端部が角丸加工されている。
【0007】
ウェッジに設けられ、端部とは異なる位置で試料と接触する支持体を更に備えるものであってもよい。
【0008】
試料のうち、端部が接触する位置と支持体が接触する位置で挟まれた区間において、試料とウェッジの間に空隙が設けられていてもよい。
【0009】
支持体は、試料に対するウェッジの駆動をガイドするローラを備えるものであってもよい。
【0010】
試料のうち第1の試料に面するウェッジの表面と、試料のうち第2の試料に面するウェッジの裏面と、にそれぞれ支持体が設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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