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公開番号
2025110560
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004458
出願日
2024-01-16
発明の名称
検知装置
出願人
オプテックス株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
G01J
1/42 20060101AFI20250722BHJP(測定;試験)
要約
【課題】製造コストの増大を抑制しつつ、発報の精度が良好な検知装置を提供する。
【解決手段】所定の検知エリア内の赤外線放射に応じて検出信号を出力する赤外線センサと、検出信号に基づいて、検知対象物が検知されたことを示す発報信号を出力する発報出力部と、を備え、検出信号の周波数が所定の第1周波数以下である場合、発報出力部は、発報信号を出力し、検出信号の周波数が第1周波数よりも高い場合、発報出力部は、発報信号を出力せず、第1周波数は、想定される検知対象物の移動速度の上限値である上限移動速度に基づいて予め決定された周波数である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の検知エリア内の赤外線放射に応じて検出信号を出力する赤外線センサと、
前記検出信号に基づいて、検知対象物が検知されたことを示す発報信号を出力する発報出力部と、を備え、
前記検出信号の周波数が所定の第1周波数以下である場合、前記発報出力部は、前記発報信号を出力し、
前記検出信号の周波数が前記第1周波数よりも高い場合、前記発報出力部は、前記発報信号を出力せず、
前記第1周波数は、想定される前記検知対象物の移動速度の上限値である上限移動速度に基づいて予め決定された周波数である検知装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記第1周波数は、前記検知対象物が装置から所定距離の位置において前記上限移動速度で移動した場合の前記検出信号の周波数に基づいて予め決定された周波数である請求項1に記載の検知装置。
【請求項3】
前記検出信号の周波数が前記第1周波数よりも高い場合において、前記検出信号の振幅に対応する値である振幅レベル値が所定の第1閾値より小さい場合、前記発報出力部は、前記発報信号を出力せず、
前記検出信号の周波数が前記第1周波数よりも高い場合において、前記振幅レベル値が前記第1閾値以上である場合、前記発報出力部は、前記発報信号を出力する請求項1または2に記載の検知装置。
【請求項4】
前記検出信号の周波数が前記第1周波数よりも高く、且つ、前記振幅レベル値が前記第1閾値より小さい場合において、前記振幅レベル値が、前記第1閾値より小さい所定の第2閾値より小さい場合、前記発報出力部は、前記発報信号を出力せず、
前記検出信号の周波数が前記第1周波数よりも高く、且つ、前記振幅レベル値が前記第1閾値より小さく、且つ、前記振幅レベル値が前記第2閾値以上である場合において、所定条件が満たされた場合、前記発報出力部は、前記発報信号を出力せず、
前記検出信号の周波数が前記第1周波数よりも高く、且つ、前記振幅レベル値が前記第1閾値より小さく、且つ、前記振幅レベル値が前記第2閾値以上である場合において、前記所定条件が満たされなかった場合、前記発報出力部は、前記発報信号を出力し、
前記振幅レベル値が前記第1閾値より小さく前記第2閾値以上であるピークがノイズであるか否かを判定するノイズ判定部を備え、
前記所定条件は、前記ノイズ判定部によって、前記ピークがノイズであると判定されることである請求項3に記載の検知装置。
【請求項5】
前記検出信号の周波数が、前記第1周波数よりも高い所定の第2周波数よりも高い場合、前記振幅レベル値にかかわらず、前記発報出力部は、前記発報信号を出力しない請求項3に記載の検知装置。
【請求項6】
前記検知対象物は人体である請求項1または2に記載の検知装置。
【請求項7】
前記赤外線センサは、焦電型赤外線センサである請求項1または2に記載の検知装置。
【請求項8】
前記検出信号を受け取ると共に前記検出信号を処理する信号処理部を備え、
前記発報出力部は、前記信号処理部による処理結果に基づいて前記発報信号を出力するように構成されており、
前記第1周波数は、前記信号処理部に設定されるデジタルローパスフィルタのカットオフ周波数である請求項1または2に記載の検知装置。
【請求項9】
前記上限移動速度に基づいて予め決定された複数の周波数である候補周波数群を記憶している記憶部と、
前記候補周波数群の中から選択された一つの周波数を前記第1周波数として設定する設定部と、を備える請求項8に記載の検知装置。
【請求項10】
前記検出信号の周波数が前記第1周波数以下である場合において、前記検出信号の振幅に対応する値である振幅レベル値が所定の第3閾値以上である場合、前記発報出力部は、前記発報信号を出力し、
前記検出信号の周波数が前記第1周波数以下である場合において、前記振幅レベル値が前記第3閾値より小さい場合、前記発報出力部は、前記発報信号を出力しない請求項1または2に記載の検知装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、検知装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
検知装置として、例えば、特許文献1に記載のものが既に知られている。この検知装置(特許文献1では「赤外線センサ」)は、赤外線センサ(特許文献1では「熱線センサ」)を備えている。そして、赤外線センサの検出信号に基づいて、発報が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-25553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような検知装置において、赤外線センサの検出信号のSN比(signal-noise ratio)を改善することによって発報の精度を改善することが考えられる。ここで、例えば、SN比改善のために、高速フーリエ変換処理を行うことが考えられる。
【0005】
しかしながら、高速フーリエ変換処理を行う場合、計算負荷が高いので、比較的高価な処理装置を搭載する必要が生じる。さらに、高速フーリエ変換処理においては、原理上、結果の算出には遅延が生じる。
【0006】
本発明の目的は、製造コストの増大を抑制しつつ、発報の精度が良好な検知装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の特徴は、所定の検知エリア内の赤外線放射に応じて検出信号を出力する赤外線センサと、前記検出信号に基づいて、検知対象物が検知されたことを示す発報信号を出力する発報出力部と、を備え、前記検出信号の周波数が所定の第1周波数以下である場合、前記発報出力部は、前記発報信号を出力し、前記検出信号の周波数が前記第1周波数よりも高い場合、前記発報出力部は、前記発報信号を出力せず、前記第1周波数は、想定される前記検知対象物の移動速度の上限値である上限移動速度に基づいて予め決定された周波数であることにある。
【0008】
一般に、検知対象物が検知エリアを通過する際、当該検知対象物の移動速度が高いほど、出力される検出信号の周波数は高くなる。そして、本構成によれば、第1周波数は、上限移動速度に基づいて予め決定されている。そのため、検出信号の周波数が第1周波数よりも高い場合には、当該検出信号(ピーク)は、検知対象物が検知エリアを通過したことによって出力されたものではなく、ノイズであると考えられる。
【0009】
そして、本構成によれば、検出信号の周波数が第1周波数以下である場合には発報信号が出力される。また、検出信号の周波数が第1周波数よりも高い場合には発報信号が出力されない。そのため、検出信号がノイズでない場合には発報信号が出力されると共に、検出信号がノイズである場合には発報信号が出力されない構成を実現できる。
【0010】
しかも、本構成によれば、高速フーリエ変換処理を行う必要がなく、検出信号の周波数を第1周波数と比較するだけで、当該検出信号(ピーク)がノイズであるか否かを判定することができる。これにより、計算負荷が比較的低いため、比較的高価な処理装置を搭載する必要が生じない。
(【0011】以降は省略されています)
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