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公開番号2025073232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023183816
出願日2023-10-26
発明の名称ダイキャスト部品
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類B62D 25/08 20060101AFI20250502BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】強度を維持しつつ、薄肉化を図ることができるダイキャスト部品を提供する。
【解決手段】ダイキャスト部品10は、アルミニウム部材11と、アルミニウム部材11の内部に配置されるとともに、鋼材により形成された補強部材12とを備える。補強部材12は、アルミニウム部材11と鋳込まれている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ダイキャスト部品であって、
アルミニウム部材と、
前記アルミニウム部材の内部に配置されるとともに、鋼材により形成された補強部材と、
を備え、
前記補強部材は、前記アルミニウム部材と鋳込まれていることを特徴とするダイキャスト部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ダイキャスト部品に関し、特にアルミニウム材料によって形成されたダイキャスト部品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、このような技術分野として、例えば特許文献1に記載されるものがある。特許文献1に記載のダイキャスト部品は、自動車の骨格を構成する部材であって、アルミニウム合金を用いてダイキャスト法で製造されている。具体的には、金型に溶かしたアルミニウム合金を高速且つ高圧で注入して瞬時に鋳物を成形することにより製造されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-179421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなダイキャスト部品が車両骨格として利用される場合、鋼板により形成された車両骨格と比べて強度が低下するので、強度を高めるために部品を厚くする、すなわち厚肉化する必要がある。しかし、ダイキャスト部品を厚肉化すると、部品のサイズが大きくなるため、部品が占める空間も大きくなる。これによって、車両室内の空間、エンジンルーム内の空間、バッテリーやモータを収める空間等が狭くなる問題が生じる。
【0005】
本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、強度を維持しつつ、薄肉化を図ることができるダイキャスト部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るダイキャスト部品は、アルミニウム部材と、前記アルミニウム部材の内部に配置されるとともに、鋼材により形成された補強部材と、を備え、前記補強部材は、前記アルミニウム部材と鋳込まれていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係るダイキャスト部品では、アルミニウム部材の内部に鋼材により形成された補強部材が配置されており、該補強部材はアルミニウム部材と鋳込まれている。鋼材の強度がアルミニウム材料よりも高いので、補強部材を使ってアルミニウム部材を補強することができる。これによって、アルミニウム材料のみで形成されたダイキャスト部品と比べて、ダイキャスト部品の強度を維持しつつ、ダイキャスト部品の板厚を小さくできる。従って、ダイキャスト部品の薄肉化を図ることができ、ダイキャスト部品の小型化を実現できる。また、補強部材がアルミニウム部材と鋳込まれているので、補強部材とアルミニウム部材とを溶接で接合させる場合と比べて、補強部材とアルミニウム部材との接合強度を高めることができるとともに、ダイキャスト部品の製造が容易になる。更に、鋼材の単価がアルミニウム材料よりも安価であるので、補強部材を用いることでアルミニウム材料の使用量を減らし、コストを削減する効果も期待できる。
【0008】
また、本発明に係るダイキャスト部品において、前記補強部材の表面は、凹凸状に形成されることが好ましい。このようにすれば、補強部材の表面の凹凸はアンカー効果を発揮するので、補強部材とアルミニウム部材との密着性を高め、両者の接合強度を向上することができる。その結果、補強部材のアルミニウム部材からの剥離を防止することができる。
【0009】
更に、本発明に係るダイキャスト部品において、前記ダイキャスト部品は、主面を有する板状を呈し、前記補強部材は、複数の長尺状の鋼材によって形成され、前記主面と直交する方向から見たとき、複数の鋼材は、同心円状に配置されていることが好ましい。このように複数の鋼材が同心円状に配置されることで、該同心円の径方向におけるアルミニウム部材の強度を均一に高めることができるので、方向による強度の違いを抑制することができる。その結果、ダイキャスト部品全体の強度を向上することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ダイキャスト部品の強度を維持しつつ、ダイキャスト部品の薄肉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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