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公開番号2025075704
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187068
出願日2023-10-31
発明の名称締結機構
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F16B 31/02 20060101AFI20250508BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】コンクリート部又は地盤に埋設され固定された第一ボルトを有していても容易に締結機能を回復する。
【解決手段】締結機構11は、基礎部50に一端側112が埋設されて固定され基礎部50から他端側114が突出する第一ボルト110と、第一ボルト110の他端部116に着脱可能に連結された連結部材130と、連結部材130に一端部122が着脱可能に連結され柱脚部22を基礎部50に締結する第二ボルト120と、を有し、第二ボルト120は第一ボルト110よりも降伏荷重が小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンクリート部又は地盤に一端側が埋設されて固定され、前記コンクリート部又は前記地盤から他端側が突出する第一ボルトと、
前記第一ボルトの他端部に着脱可能に連結された連結部材と、
前記連結部材に一端部が着脱可能に連結され、被締結部材を前記コンクリート部又は前記地盤に締結する第二ボルトと、
を有し、
前記連結部材及び前記第二ボルトの一方は、前記第一ボルトよりも降伏荷重が小さくなるように設定されている、
締結機構。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記被締結部材は、下側ベースプレートと、前記下側ベースプレートの上方の上側ベースプレートと、を有する鉄骨柱の柱脚部とされ、
前記第一ボルトの他端部と前記第二ボルトの一端部とは、前記下側ベースプレートと前記上側ベースプレートとの間で、前記連結部材に着脱可能に連結されている、
請求項1に記載の締結機構。
【請求項3】
前記第二ボルトは、前記第一ボルトよりも全体又は一部の径が細い、
請求項1又は請求項2に記載の締結機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、締結機構に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、所定荷重を越える外力が作用した場合に締結部が破断する様にしたヒューズボルトに関する技術が開示されている。この先行技術では、ヒューズボルトに所定の荷重で破断するくびれ部が形成されている。
【0003】
特許文献2には、ボルトとの結合強度を脆弱化して、所定以上の外力が負荷されたときにボルトから外れるようにしたナットに関する技術が開示されている。この先行技術では、ナット本体の一部に、ナット本体が容易に変形してボルトとの螺合を解放するための脆弱化手段が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-98119号公報
特開平10-281133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、コンクリート部等に一端側が埋設され固定されたボルトで鉄骨柱の柱脚部等を基礎部に締結した締結機構では、ボルトが降伏したり破断したりした場合、コンクリート部を斫る等の大規模な工事をしてボルトを交換しないと締結機能を回復することはできない。
【0006】
本発明は、上記事実を鑑み、コンクリート部又は地盤に埋設され固定されたボルトを有していても容易に締結機能を回復することが可能な締結機構を提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第一態様は、コンクリート部又は地盤に一端側が埋設されて固定され、前記コンクリート部又は前記地盤から他端側が突出する第一ボルトと、前記第一ボルトの他端部に着脱可能に連結された連結部材と、前記連結部材に一端部が着脱可能に連結され、被締結部材を前記コンクリート部又は前記地盤に締結する第二ボルトと、を有し、前記連結部材及び前記第二ボルトの一方は、前記第一ボルトよりも降伏荷重が小さくなるように設定されている、締結機構である。
【0008】
第一態様の締結機構では、第一ボルトの降伏荷重よりも連結部材又は第二ボルトの降伏荷重の方が小さい。よって、大地震等でアンカーボルトに過大な引張力が作用すると、第一ボルトよりも先に降伏荷重が小さい連結部材又は第二ボルトが降伏又は破断する。したがって、コンクリート部又は地盤に一端側が埋設され固定された第一ボルトはそのままの状態で、降伏又は破断した埋設されていない連結部材又は第二ボルトを交換することで締結機能が回復する。
【0009】
第二態様は、前記被締結部材は、下側ベースプレートと、前記下側ベースプレートの上方の上側ベースプレートと、を有する鉄骨柱の柱脚部とされ、前記第一ボルトの他端部と前記第二ボルトの一端部とは、前記下側ベースプレートと前記上側ベースプレートとの間で、前記連結部材に着脱可能に連結されている、第一態様に記載の締結機構である。
【0010】
第二態様の締結機構では、第一ボルトの他端部と第二ボルトの一端部とは、柱脚部の下側ベースプレートと上側ベースプレートとの間で連結部材で着脱可能に連結されているので、降伏又は破断した連結部材又は第二ボルトの交換作業が容易である。
(【0011】以降は省略されています)

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