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公開番号2025071658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023182009
出願日2023-10-23
発明の名称デッキスラブ
出願人株式会社竹中工務店,日鉄建材株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04B 5/40 20060101AFI20250428BHJP(建築物)
要約【課題】折板とコンクリートにより構成されたデッキスラブにおける折板の面外曲げ変形を抑制することが目的である。
【解決手段】デッキスラブ100は、梁10間に掛け渡され幅方向に溝形の山部124と谷部122とが交互に形成された鋼製の折板で構成されたデッキプレート120と、デッキプレート120下に設けられ二以上の谷部122の下面に跨ってビス90で留め付けられデッキプレート120の面外曲げ変形に対して補剛効果を発揮する木質板110と、デッキプレート120の上に設けられたコンクリート部130と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
梁間に掛け渡され、幅方向に溝形の山部と谷部とが交互に形成された鋼製の折板と、
前記折板の下に設けられ、二以上の前記谷部の下面に跨って接合され、前記折板の面外曲げ変形に対して補剛効果を発揮する木質部材と、
前記折板の上に設けられたコンクリート部と、
を備えたデッキスラブ。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記木質部材は、
不透水性塗膜が表面に形成されていない、
又は
不透水性塗膜が上面に形成され下面に形成されていない、
請求項1に記載のデッキスラブ。
【請求項3】
前記梁には、前記木質部材の端部を載せ掛ける載掛部が設けられていない、
請求項1又は請求項2に記載のデッキスラブ。
【請求項4】
前記木質部材の端部は、前記梁に接合されている接合部材に載せ掛けられ接合されている、
請求項1又は請求項2に記載のデッキスラブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、デッキスラブに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、水平方向に対向配置された少なくとも一対の床梁を含む床構面の上に床パネルを載架して形成される床構造に関する技術が開示されている。この先行技術では平坦な木質板からなる上面材と、平坦な鋼板からなる下面材との間に、鋼板製の応力分散部材を複数列、介装してなる床パネルを、水平方向に対向配置された少なくとも一対の床梁(大梁)を含む床構面に載架して、下面材の縁部を床梁に結合する。応力分散部材は、一様幅で延びる水平な頂面部と、その両側縁から外側斜め下向きに張り出す一対の斜面部と、各斜面部の下縁から外側横向きに張り出す一対の脚片部と、からなる台形ハット状の断面を有し、頂面部が上面材の下面に結合され、脚片部が下面材の上面に水平方向に摺動可能に載置された状態で、床梁の梁間全体にわたり互いに離隔して平行に配置される。
【0003】
特許文献2には、住宅等の建築物の軽量床構造に関する技術が開示されている。この先行技術では、床構造は、山部と谷部とを連続させた波形を長手方向に延在させた金属製折板と、金属製折板の山頂部に接合された下地板と、金属製折板の谷頂部に接合された下板とを備えた構造板を用いたものである。この構造板の両端部において、金属製折板の両端部が下地板に向かって折り曲げられて、該下地板に結合されており、構造板が金属製折板の山頂部の間隔よりも広い間隔を有して配置され、構造板間は、連結下地板により連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-33298号公報
特開2004-60306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
折板とコンクリートにより構成されたデッキスラブが知られている。折板は、折筋方向と直交する幅方向に対する抵抗力が小さく、面外曲げ変形しやすい。そして、例えば、面外曲げ変形によってデッキスラブの自重等による撓みが大きくなると、大スパン化の障壁となる場合がある。
【0006】
本発明の目的は、上記事実を鑑み、折板とコンクリートにより構成されたデッキスラブにおける折板の面外曲げ変形を抑制することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第一態様は、梁間に掛け渡され、幅方向に溝形の山部と谷部とが交互に形成された鋼製の折板と、前記折板の下に設けられ、二以上の前記谷部の下面に跨って接合され、前記折板の面外曲げ変形に対して補剛効果を発揮する木質部材と、前記折板の上に設けられたコンクリート部と、を備えたデッキスラブである。
【0008】
第一態様のデッキスラブによれば、折板の面外曲げ変形に対して補剛効果を発揮する木質部材によって折板の面外曲げ変形が抑制されるので、デッキスラブの自重等による撓みが抑制される。
【0009】
第二態様は、前記木質部材は、不透水性塗膜が表面に形成されていない、又は不透水性塗膜が上面に形成され下面に形成されていない、第一態様に記載のデッキスラブである。
【0010】
第二態様のデッキスラブによれば、不透水性塗膜が表面に形成されていない場合は、水分が木質部材の上面から木質部材に浸透しても、不透水性塗膜下面に形成されている場合と比較し、水分が木質部材内に留まりくいので、木質部材の腐食が抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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