TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025076368
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2024189056
出願日
2024-10-28
発明の名称
植物賦活剤
出願人
イビデン株式会社
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
A01N
37/42 20060101AFI20250508BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】適切な溶出量で有効成分が溶出される徐放性植物賦活剤を提供することを目的とする。
【解決手段】植物炭、および、オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物を含み、前記オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物が前記植物炭に保持されている植物賦活剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
植物炭、および、オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物を含み、前記オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物が前記植物炭に保持されている植物賦活剤。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩が、カルボキシル基を除く炭素骨格にカルボニル基を有する脂肪酸である。
【請求項3】
前記植物賦活剤が徐放性の植物賦活剤である請求項1または2記載の植物賦活剤。
【請求項4】
吸水性ポリマーをさらに含む請求項1または2記載の植物賦活剤。
【請求項5】
前記オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物が前記吸水性ポリマーに保持されている請求項4記載の植物賦活剤。
【請求項6】
前記植物賦活剤が徐放性の植物賦活剤である請求項5記載の植物賦活剤。
【請求項7】
請求項2記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩が以下の式:
HOOC-(R
1
)-CH=CH-C(=O)-R
2
(I)
(式中、
R
1
:6個~12個の炭素原子を含む、直鎖または分岐の、飽和または不飽和の炭化水素基であり、
R
2
:炭素数2~8のアルキル基であって、1つまたはそれ以上の分岐および/または二重結合を含んでいてもよい)
の構造式を有するオキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩である。
【請求項8】
請求項7記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸が、前記オキソ脂肪酸のR
1
の炭化水素基の炭素数が8~10であり、R
2
のアルキル基の炭素数が4~6であるオキソ脂肪酸である。
【請求項9】
請求項8記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸が、前記オキソ脂肪酸のR
1
が式(I)におけるカルボニル基のαおよびβ炭素の間の二重結合と共役二重結合を形成する二重結合を含むオキソ脂肪酸である。
【請求項10】
請求項9記載の植物賦活剤であって、前記オキソ脂肪酸が、前記オキソ脂肪酸のR
1
が、炭素数9の直鎖または分岐の炭化水素基であり、R
2
が、炭素数5のアルキル基であるオキソ脂肪酸である。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物賦活剤に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
土壌を効率的に施肥するうえでの必要な主要成分として窒素、カリウム、リン等を含む肥料が広く使用されているが、施肥された肥料は、全て植物に吸収および利用されず、雨や潅水により土中に溶出して環境に放出される。したがって、肥料を施肥した後に一定期間を経ると、再度肥料を散布しなければ肥料の効果を持続させることはできない。これは周知の過剰施肥の問題を引き起こす。また、一度に多量の肥料を散布すると逆に農作物に害が発生してしまうため、所望の成長度を実現するため肥料の散布回数を調整しなければならないという問題がある。
【0003】
そこで、活性成分を担持することのできる基材を用いることにより、肥料活性成分の農薬製剤中から土壌中および水中への放出速度が制御され活性成分を徐々に溶出させることのできる肥料製剤技術の開発が行われてきた。
【0004】
特許文献1には、オキソ脂肪酸または水酸化脂肪酸が活性炭などの多孔質体に保持されている徐放性を有する植物賦活剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-102597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、本発明者らが鋭意研究した結果、実際に、植物賦活剤を担持するための基材として活性炭を使用すると、有効成分であるオキソ脂肪酸または水酸化脂肪酸と活性炭とが強く吸着してしまい、潅水しても植物賦活剤からの有効成分の十分な溶出量が見られず、その結果、植物賦活剤としての効果が十分に得られないという問題があることを発見した。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑み、植物賦活剤から適切な溶出量で有効成分が溶出され得、かつその溶出が長期間にわたる、優れた病害抵抗性および生長促進効果を有する植物賦活剤成分を開発することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、植物炭、および、「オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩」と「水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩」とから選ばれる少なくとも1種の化合物を含み、前記オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物が前記植物炭に保持されている植物賦活剤に関する。
【0009】
前記オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩が、カルボキシル基を除く炭素骨格にカルボニル基を有する脂肪酸であることが好ましい。
【0010】
前記植物賦活剤が徐放性の植物賦活剤であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
イビデン株式会社
植物賦活剤
今日
イビデン株式会社
植物賦活剤
今日
イビデン株式会社
植物賦活剤
今日
イビデン株式会社
プリント配線板
6日前
イビデン株式会社
プリント配線板
17日前
イビデン株式会社
内蔵用電子部品
2日前
イビデン株式会社
プリント配線板
21日前
イビデン株式会社
プリント配線板
2日前
イビデン株式会社
アミン廃液の濃縮方法
1か月前
イビデン株式会社
部品内蔵基板およびその製造方法
6日前
イビデン株式会社
プリント配線板およびその製造方法
7日前
イビデン株式会社
電池パック、マイカ板及びマイカ板の製造方法
21日前
イビデン株式会社
電池パック、マイカ板及びマイカ板の製造方法
21日前
イビデン株式会社
微細藻類の成長促進剤
1か月前
イビデン株式会社
生体試料を含む固化体
1か月前
個人
昆虫捕獲器
1か月前
個人
トラップタワー
29日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
2日前
井関農機株式会社
育苗培地
今日
井関農機株式会社
収穫作業機
1か月前
個人
害虫捕獲装置
今日
個人
ペット用デンタルおもちゃ
29日前
株式会社猫壱
首輪
21日前
有限会社小林工業
エビ養殖設備
22日前
井関農機株式会社
作業車両
28日前
井関農機株式会社
作業車両
21日前
株式会社ダイイチ
海苔網の酸処理船
13日前
住友化学株式会社
植物病害防除方法
2日前
平岡織染株式会社
防虫間仕切りシート
28日前
株式会社丹勝
TK防草植込式緑化工法
今日
池田食研株式会社
腹足類の駆除忌避剤
13日前
松山株式会社
草刈作業機
13日前
続きを見る
他の特許を見る