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公開番号2025076863
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188784
出願日2023-11-02
発明の名称活物質二次粒子、電極合材、電池、及び、活物質二次粒子の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01M 4/505 20100101AFI20250509BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】O2型構造を有し、かつ、高い容量及び低い抵抗を有する活物質を開示する。
【解決手段】本開示の活物質二次粒子は、複数の一次粒子と、Liイオン伝導性物質とを含む。前記複数の一次粒子は、O2型構造を有する。前記複数の一次粒子の粒子径は、1.5μm以下である。前記複数の一次粒子同士は、前記Liイオン伝導性物質を介して結合されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
活物質二次粒子であって、複数の一次粒子と、Liイオン伝導性物質とを含み、
前記複数の一次粒子が、O2型構造を有し、
前記複数の一次粒子の粒子径が、1.5μm以下であり、
前記複数の一次粒子同士が、前記Liイオン伝導性物質を介して結合されている、
活物質二次粒子。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
請求項1に記載の活物質二次粒子であって、
前記一次粒子の質量M1に対する前記Liイオン伝導性物質の質量M2の比M2/M1が、0.01以上0.20以下である、
活物質二次粒子。
【請求項3】
請求項1に記載の活物質二次粒子であって、
前記複数の一次粒子のうちの少なくとも一部が、板状粒子である、
活物質二次粒子。
【請求項4】
請求項1に記載の活物質二次粒子であって、
前記活物質二次粒子の粒子径が、3μm以上25μm以下である、
活物質二次粒子。
【請求項5】
請求項1に記載の活物質二次粒子であって、
前記Liイオン伝導性物質が、無機化合物である、
活物質二次粒子。
【請求項6】
請求項5に記載の活物質二次粒子であって、
前記無機化合物が、Li含有酸化物である、
活物質二次粒子。
【請求項7】
電極合材であって、
請求項1~6のいずれか1項に記載の活物質二次粒子と、
固体電解質と、
を含む、電極合材。
【請求項8】
請求項7に記載の電極合材であって、
前記固体電解質が、硫化物固体電解質を含む、
電極合材。
【請求項9】
電池であって、正極活物質層と、電解質層と、負極活物質層とを有し、
前記正極活物質層が、請求項1~6のいずれか1項に記載の活物質二次粒子を含む、
電池。
【請求項10】
請求項9に記載の電池であって、
前記電解質層が、固体電解質を含む、
電池。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、活物質二次粒子、電極合材、電池、及び、活物質二次粒子の製造方法を開示する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
電池用活物質としてO2型構造を有するものが知られている。特許文献1に開示されているように、O2型構造を有する活物質は、P2型構造を有するNa含有酸化物のNaの少なくとも一部をLiにイオン交換することにより得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-092824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
O2型構造を有する活物質は、容量及び抵抗に関して改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願は上記課題を解決するための手段として、以下の複数の態様を開示する。
<態様1>
活物質二次粒子であって、複数の一次粒子と、Liイオン伝導性物質とを含み、
前記複数の一次粒子が、O2型構造を有し、
前記複数の一次粒子の粒子径が、1.5μm以下であり、
前記複数の一次粒子同士が、前記Liイオン伝導性物質を介して結合されている、
活物質二次粒子。
<態様2>
態様1の活物質二次粒子であって、
前記一次粒子の質量M1に対する前記Liイオン伝導性物質の質量M2の比M2/M1が、0.01以上0.20以下である、
活物質二次粒子。
<態様3>
態様1又は2の活物質二次粒子であって、
前記複数の一次粒子のうちの少なくとも一部が、板状粒子である、
活物質二次粒子。
<態様4>
態様1~3のいずれかの活物質二次粒子であって、
前記活物質二次粒子の粒子径が、3μm以上25μm以下である、
活物質二次粒子。
<態様5>
態様1~4のいずれかの活物質二次粒子であって、
前記Liイオン伝導性物質が、無機化合物である、
活物質二次粒子。
<態様6>
態様5の活物質二次粒子であって、
前記無機化合物が、Li含有酸化物である、
活物質二次粒子。
<態様7>
電極合材であって、
態様1~6のいずれかの活物質二次粒子と、
固体電解質と、
を含む、電極合材。
<態様8>
態様7の電極合材であって、
前記固体電解質が、硫化物固体電解質を含む、
電極合材。
<態様9>
電池であって、正極活物質層と、電解質層と、負極活物質層とを有し、
前記正極活物質層が、態様1~6のいずれかの活物質二次粒子を含む、
電池。
<態様10>
態様9の電池であって、
前記電解質層が、固体電解質を含む、
電池。
<態様11>
活物質二次粒子の製造方法であって、
Liイオン伝導性物質を介して複数の一次粒子を結合して二次粒子化すること、
を含み、
前記複数の一次粒子が、O2型構造を有し、
前記複数の一次粒子の粒子径が、1.5μm以下である、
【発明の効果】
【0006】
本開示の活物質二次粒子は、高い容量及び低い抵抗を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
活物質二次粒子の内部(断面)の構成の一例を概略的に示している。
活物質二次粒子の製造方法の流れの一例を概略的に示している。
電極合材の構成の一例を概略的に示している。
電池の構成の一例を概略的に示している。
実施例6に係る活物質二次粒子のSEM画像である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の活物質二次粒子、電極合材、電池、及び、活物質二次粒子の製造方法の一実施形態について説明するが、本開示の活物質二次粒子、電極合材、電池、及び、活物質二次粒子の製造方法は以下に説明される実施形態に限定されるものではない。
【0009】
1.活物質二次粒子
図1に示されるように、一実施形態に係る活物質二次粒子1は、複数の一次粒子1aと、Liイオン伝導性物質1bとを含む。前記複数の一次粒子1aは、O2型構造を有する。前記複数の一次粒子1aの粒子径は、1.5μm以下である。前記複数の一次粒子1a同士は、前記Liイオン伝導性物質1bを介して結合されている。
【0010】
1.1 一次粒子
1.1.1 結晶構造
一実施形態に係る一次粒子1aは、O2型構造を有するとともに、O2型構造以外の結晶構造を有していてもよい。O2型構造以外の結晶構造としては、例えば、O2型構造からLiを脱挿入した際に形成されるT♯2型構造(空間群Cmcaに属する)やO6型構造(空間群R-3mに属し、c軸長が2.5nm以上3.5nm以下、典型的には2.9nm以上3.0nm以下であって、同じく空間群R-3mに属するO3型構造とは異なる)等が挙げられる。一実施形態に係る一次粒子1aは、主相としてO2型構造を有するものであってもよいし、主相としてO2型構造以外の結晶構造(例えば、O6型構造)を有するものであってもよい。一実施形態に係る一次粒子1aは、その充放電状態によって、主相となる結晶構造が変化し得る。一実施形態に係る一次粒子1aは、1つの結晶子からなる単結晶であってもよいし、複数の結晶子を有する多結晶であってもよい。特に、単結晶である場合に、後述する粒子径が満たされ易い。
(【0011】以降は省略されています)

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