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公開番号2025111036
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005175
出願日2024-01-17
発明の名称電源装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類H02H 3/087 20060101AFI20250723BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電解コンデンサに過剰な電圧が印加された場合にも電解コンデンサを開弁に留め、電源装置の安全性が損なわれる不具合の発生を抑止する。
【解決手段】電源装置は、交流電圧を整流して出力ノードに出力する整流回路と、前記出力ノードと第1電圧線との間に接続される電解コンデンサと、前記出力ノードと前記電解コンデンサとの間又は前記電解コンデンサと前記第1電圧線との間に接続され、前記電解コンデンサに流れる電流を監視し、閾値電流以上の電流が流れたとき、前記電解コンデンサに流れる電流の経路を遮断する電流監視遮断回路と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
交流電圧を整流して出力ノードに出力する整流回路と、
前記出力ノードと第1電圧線との間に接続される電解コンデンサと、
前記出力ノードと前記電解コンデンサとの間又は前記電解コンデンサと前記第1電圧線との間に接続され、前記電解コンデンサに流れる電流を監視し、閾値電流以上の電流が流れたとき、前記電解コンデンサに流れる電流の経路を遮断する電流監視遮断回路と、を有すること
を特徴とする電源装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記電流監視遮断回路は、第1ヒューズであること
を特徴とする請求項1に記載の電源装置。
【請求項3】
前記交流電圧を受ける入力端子と、
前記入力端子と前記整流回路の入力との間に接続される第2ヒューズと、を有し、
前記第1ヒューズの溶断電流は、前記第2ヒューズの溶断電流より小さいこと
を特徴とする請求項2に記載の電源装置。
【請求項4】
前記電流監視遮断回路は、
前記電解コンデンサに流れる電流を監視する電流監視回路と、
前記電流監視回路が前記閾値電流以上の電流を検出したときに前記電解コンデンサに流れる電流の経路を遮断する電流遮断回路と、を有すること
を特徴とする請求項1に記載の電源装置。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電源装置と、
前記電源装置が生成する電圧に基づいて画像を形成する画像形成部と、を有すること
を特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電源装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電源装置において、商用交流電源からの過剰な電圧の入力時にトランジスタ又はバリスタ等の部品に電流を流すことで、商用交流電源に接続されたヒューズを遮断し、電解コンデンサ等の部品の破損を抑止する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、過剰な電圧の入力によりトランジスタ又はバリスタ等が破損し、電流を流せなくなった場合、電流ヒューズが遮断されないため、電解コンデンサに過剰な電圧が印加されるおそれがある。過剰な電圧が電解コンデンサに印加された場合、電解コンデンサの開弁だけに留まらず、電源装置及び電源装置が搭載される電子機器の安全性を損なうおそれがある。
【0004】
上記の課題に鑑み、本発明は、電解コンデンサに過剰な電圧が印加された場合にも電解コンデンサを開弁に留め、電源装置の安全性が損なわれる不具合の発生を抑止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態の電源装置は、交流電圧を整流して出力ノードに出力する整流回路と、前記出力ノードと第1電圧線との間に接続される電解コンデンサと、前記出力ノードと前記電解コンデンサとの間又は前記電解コンデンサと前記第1電圧線との間に接続され、前記電解コンデンサに流れる電流を監視し、閾値電流以上の電流が流れたとき、前記電解コンデンサに流れる電流の経路を遮断する電流監視遮断回路と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
電解コンデンサに過剰な電圧が印加された場合にも電解コンデンサを開弁に留め、電源装置の安全性が損なわれる不具合の発生を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第1の実施形態に係る電源装置の一例を示すブロック図である。
図1の電源装置が搭載される画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
図1の電源装置において、電解コンデンサに流れる電流と電解コンデンサに印加される電圧との例を示す図である。
電解コンデンサに印加される電圧と電源装置の動作との関係の例を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係る電源装置の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて実施形態を説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。以下では、電圧が伝達される電圧線には、電圧名と同じ符号を使用し、信号が伝達される信号線には、信号名と同じ符号を使用する。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電源装置の一例を示すブロック図である。例えば、図1に示す電源装置100は、入力端子を介して商用交流電源ACから受ける入力電圧ACINを平滑化し、さらに電圧変換することで、直流電圧V24、V5を生成するスイッチング電源である。特に限定されないが、直流電圧V24、V5は、それぞれ24V、5Vでもよい。電源装置100は、図示しない負荷とともに、画像形成装置、プロジェクタ、電子黒板、デジタルサイネージ、撮像装置、PC(Personal Computer)、サーバ等の電子機器に搭載されてもよい。電源装置100は、ヒューズ110、整流回路120、ヒューズ130、電解コンデンサ140及びDC/DCコンバータ150(DCはDirect Current)を有する。
【0010】
ヒューズ110は、電圧入力線ACINを受ける入力端子と整流回路120との間に配置され、ヒューズの電気的仕様で定められた溶断電流が流れたときに遮断(溶断)されることで、電源装置100を過電流から保護する。ヒューズ110は、第2ヒューズの一例である。以下では、電圧入力線ACINに接続されるヒューズ110は、入力ヒューズとも称される。
(【0011】以降は省略されています)

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