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公開番号
2025081925
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195032
出願日
2023-11-16
発明の名称
斫り装置及び斫り方法並びにそれに用いられるカバー
出願人
株式会社フタミ
代理人
個人
主分類
E01C
23/12 20060101AFI20250521BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】効率的に、斫り水を吸引することができる斫り装置を提供する。
【解決手段】斫り装置1は、移動可能な機体2と、機体2に上下可能に支持されるカバー7と、カバー7と共に機体に上下可能に支持されており、カバー7の上部で左右移動可能に支持されたウォータージェットノズルを用いて斫り対象となる路面に向けて高圧水を噴射するウォータージェット装置5と、カバー7の四隅の範囲内に設けられた4つの吸引管9a,9b,9c,9dとを備える。各吸引管9a,9b,9c,9dの下端の吸引口8a,8b,8c,8dが路面GLとの間で、隙間Dを有する。斫り装置1は、カバー7の上面から路面に向けて設けられており、かつ、ウォータージェットノズルよりも進行方向後方において進行方向前方を指すように矢印状に配置された矢印板12をさらに備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
移動可能な機体と、
前記機体に上下可能に支持されるカバーと、
前記カバーと共に前記機体に上下可能に支持されており、前記カバーの上部で左右移動可能に支持されたウォータージェットノズルを用いて斫り対象となる路面に向けて高圧水を噴射するウォータージェット装置と、
前記カバーの四隅の範囲内に設けられた4つの吸引管とを備え、
各前記吸引管の下端の吸引口が前記路面との間で、隙間を有するように、各前記吸引管が前記カバーに設けられていることを特徴とする、斫り装置。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記カバーの上面から路面に向けて設けられており、かつ、前記ウォータージェットノズルよりも進行方向後方において進行方向前方を指すように矢印状に配置された矢印板をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の斫り装置。
【請求項3】
前記矢印板の下端が前記路面との間で隙間を有することを特徴とする、請求項1に記載の斫り装置。
【請求項4】
前記吸引口と前記路面との間の隙間の大きさは、前記路面を斫った後に生じる吸引したくない殻の大きさに基づいて決められており、10mm以上100mm以下であることを特徴とする、請求項2に記載の斫り装置。
【請求項5】
前記吸引口と前記路面との間の隙間は、10mm以上30mm以下であることを特徴とする、請求項4に記載の斫り装置。
【請求項6】
前記矢印板の下端と前記路面との間の隙間は、10mm以上100mm以下であることを特徴とする、請求項3に記載の斫り装置。
【請求項7】
前記矢印板の下端と前記路面との間の隙間は、10mm以上30mm以下であることを特徴とする、請求項6に記載の斫り装置。
【請求項8】
前記カバーの進行方向後方において設けられたゴム板をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の斫り装置。
【請求項9】
前記カバーの下端の少なくとも一部を覆うブラシ部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の斫り装置。
【請求項10】
移動可能な機体と、前記機体に上下可能に支持されており、左右移動可能に支持されたウォータージェットノズルを用いて斫り対象となる路面に向けて高圧水を噴射するウォータージェット装置とを具備する斫り装置に取り付けられるカバーであって、
前記カバーの四隅の範囲内に設けられた4つの吸引管を備え、
各前記吸引管の下端の吸引口が前記路面との間で、隙間を有するように、各前記吸引管が設けられていることを特徴とする、カバー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート路面の構造物の表面を高圧水で連続的に切削及び除去をするための斫り(はつり)装置及び斫り方法並びにそれに用いられるカバーに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1~4に記載されている装置のように、コンクリート路面の構造物の表面を高圧水で連続的に切削及び除去をするための斫り装置は、車両と、車両に対して、左右に移動可能に取り付けられたウォータージェット装置と、ウォータージェットノズルを覆うカバーとを備える。
【0003】
特許文献1では、機体(23)(括弧内の符号は特許文献の符号を示す。以下同様)に、スカート(25)をはいたフード(27)が取り付けられており、フード(27)の上面で、噴射ノズル(19)が左右に移動するように構成された装置が記載されている。噴射ノズル(19)から高圧水が噴射されて、路面が斫られる。
【0004】
特許文献2では、自走機能を備え、高圧水噴射ノズル装置(4)を、機体(1)の左右方向に移動させて高圧水を噴射し、はつりを行うように構成されたはつり作業車が開示されている。特許文献2において、高圧水噴射ノズル装置(4)のノズル部材(4A)は、機体(1)の左右方向へ移動可能となっている。ノズル部材(4A)の左右方向の移動軌跡に対応して、その前後位置に、カバー(4C)が設けられている。
【0005】
特許文献3では、高圧水噴射ノズル装置(5)の噴射ノズル(不図示)が、図示されているカバーの内部で、左右方向へ移動可能に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平05-106208号公報
特開2008-111326号公報
特開2016-125326号公報
特開2022-70082号公報
特開2000-141354号公報
特開平1-290802号公報
実開平5-32428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1~3に記載の装置のように、ウォータージェットノズルの回りをカバーで覆って斫り作業を行う場合、斫り水を処理しなければならない。
従来の工法では、カバー内で噴射される高圧水は、カバー内で吸引されることなく、そのまま、カバーの外に漏れ出ていく。
たとえば、橋梁の床版面をウォータージェットで斫る場合を考える。この場合、舗装を撤去して、床版面が一段低くなって堰ができる。そのため、床版のコンクリート部分を斫る際、斫り水を堰止めできるので、別途の吸引装置で斫り水を吸引することが可能である。
一方、トンネル内のコンクリート舗装の斫り作業の場合、段差がないので、長土嚢などで堰を作って、斫り水を堰止めして、吸引装置で斫り水を吸引することが可能である。
【0008】
このように、従来の工法では、カバーの外に漏れ出た斫り水を、吸引装置で吸引しなければならなかった。
【0009】
図6は、従来の斫り装置を用いて、コンクリート路面を斫った後の様子を示す図面代用写真である。図6に示すように、斫り後の路面には、殻(「斫りガラ」とも言う。)と斫り水が溜まっていることになるので、吸引ホースでこれらを吸引する必要がある。
なお、斫り水には、細かなコンクリート片が混ざっているが、そのコンクリート片と水をまとめて斫り水という。殻は、大きなコンクリート片である。
【0010】
図7は、従来の斫り装置を用いた場合の斫り水を吸引する様子を図面代用写真である。図7に示すように、カバーから大量の斫り水が漏れてくるので、斫り水を堰止めして、吸引装置で吸引する必要がある。
(【0011】以降は省略されています)
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