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公開番号
2025115559
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010070
出願日
2024-01-26
発明の名称
コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
H01R
13/42 20060101AFI20250731BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】リテーナとランスとの干渉を抑制する。
【解決手段】ハウジング20には、第2方向に弾性変形可能とされるランス23が形成され、リテーナ30は、2つのロック片32と、規制部35と、規制部35から延びるリブ36と、を備え、第2方向における2つのロック片32間の中心に配される面を、中心面CPとし、規制部35は、中心面CPから第2方向にずれた位置に配され、ランス23は、キャビティ22内への端子11の挿入過程で端子11に干渉して第2方向について中心面CPに近づくように弾性変形し、2つのロック片32は、リテーナ30が仮係止位置から本係止位置に移動する過程で、ハウジング20に干渉して第2方向に中心面CPから離れるように弾性変形し、リブ36は、リテーナ30が仮係止位置から本係止位置に移動する過程で、ハウジング20に当接することで、規制部35が第2方向に中心面CPから離れるように変位することを抑制する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に延びるキャビティを有するハウジングと、
前記キャビティ内に配される端子と、
前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間で前記第1方向に移動可能に組み付けられるリテーナと、を備え、
前記ハウジングには、前記キャビティ内に配され且つ前記第1方向に直交する第2方向に弾性変形可能とされるランスが形成され、
前記リテーナは、前記ハウジングに係止する2つのロック片と、前記リテーナが前記仮係止位置にある場合に前記キャビティ内への前記端子の挿入を許容し且つ前記リテーナが前記本係止位置にある場合に前記ランスに干渉して前記キャビティ内に前記端子を抜け止めする規制部と、前記規制部から延びるリブと、を備え、
前記第2方向における前記2つのロック片間の中心に配される面を、中心面とし、
前記規制部は、前記中心面から前記第2方向にずれた位置に配され、
前記ランスは、前記キャビティ内への前記端子の挿入過程で前記端子に干渉して前記第2方向について前記中心面に近づくように弾性変形し、
前記2つのロック片は、前記リテーナが前記仮係止位置から前記本係止位置に移動する過程で、前記ハウジングに干渉して前記第2方向に前記中心面から離れるように弾性変形し、
前記リブは、前記リテーナが前記仮係止位置から前記本係止位置に移動する過程で、前記ハウジングに当接することで、前記規制部が前記第2方向に前記中心面から離れるように変位することを抑制する、コネクタ。
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【請求項2】
前記規制部は、第1規制部と、前記中心面に対して前記第1規制部と反対側に配される第2規制部と、を備え、
前記リブは、前記第1規制部から延びる第1リブと、前記第2規制部から延びる第2リブと、を備え、
前記キャビティは、前記第1規制部に対応する第1キャビティと、前記第2規制部に対応する第2キャビティと、を有し、
前記ランスは、前記第1キャビティ内に配される第1ランスと、前記第2キャビティ内に配される第2ランスと、を備える、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記リブは前記第1方向視において前記ランスと重なる位置に配されている、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記第1方向の一方側に開口し且つ前記リブを受け入れる凹部を備え、
前記リブは、前記第1方向の他方側の端部に配されるガイド部を有し、
前記ガイド部は、前記第1方向の他方側に向かうほど前記第2方向に前記中心面に近づくように傾斜している、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記ハウジングは、前記第1方向の一方側に開口し且つ前記リブを受け入れる凹部を備え、
前記端子は、前記第1方向の他方側から前記キャビティ内に挿入され、
前記リブは、前記ハウジングとともに前記キャビティを構成する第1面と、前記第1面に連続して前記リブの前記第1方向の他方側の端部に配される傾斜部と、を有し、
前記第1面は、前記第1方向及び前記第2方向の双方に直交する第3方向の一方側から前記端子に対向し、
前記傾斜部は、前記第1方向の他方側に向かうほど前記第3方向の一方側に位置して傾斜している、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特開2004-103551号公報(下記特許文献1)に記載のコネクタが知られている。特許文献1に記載のコネクタは、雌ハウジングと、雌ハウジングのキャビティに挿入される雌端子と、雌ハウジングの前面に装着されるリテーナと、を備える。リテーナが仮係止位置に装着された状態では、リテーナの突入部がランスの撓み空間の前方に退避しており、ランスの弾性変形が許容される。よって、雌端子のキャビティへの挿入が許容される。雌端子がキャビティ内の正規位置に至ると、ランスが自然状態に復帰し、雌端子を係止する。リテーナを仮係止位置から本係止位置に押し込むと、突入部が撓み空間に突入することでランスの弾性変形が規制され、雌端子がキャビティ内に抜け止めされる。
【0003】
上記のコネクタにおいて、リテーナは、前壁と、前壁から後方に延びる突入部と、前壁から後方に延び且つ雌ハウジングに係止するロック片と、を備えてもよい。雌ハウジングは、ロック片に係止してリテーナを仮係止位置に保持する仮係止部と、ロック片に係止してリテーナを本係止位置に保持する本係止部と、を備えてもよい。リテーナを仮係止位置から本係止位置に移動させる過程で、ロック片は弾性変形して本係止部を乗り越える。特許文献1の構成では、ランスが弾性変形する方向は上下方向であり、ロック片が撓み変形する方向は左右方向である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-103551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1と異なり、2つのロック片がリテーナの上下両端部に設けられ、突入部がリテーナの上下中心からずれた位置に配されている場合、ロック片が弾性変形する際、前壁を介してロック片と連続する突入部も近接するロック片と同じ方向に変形することがありうる。例えば、突入部がリテーナの上下中心から上方にずれた位置にある場合、リテーナの上端部に配されるロック片が上方に弾性変形すると、突入部も上方に傾くように変位することがありうる。さらに、突入部が突入すべきランスの撓み空間がランスよりも下方に配されている場合、すなわち、雌端子のキャビティへの挿入時にランスが下方に撓むようになっている場合、突入部が上方に変位すると、突入部は撓み空間に突入できず、ランスと干渉するおそれがある。
【0006】
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、リテーナを仮係止位置から本係止位置に移動させる際にリテーナとランスとの干渉を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のコネクタは、第1方向に延びるキャビティを有するハウジングと、前記キャビティ内に配される端子と、前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間で前記第1方向に移動可能に組み付けられるリテーナと、を備え、前記ハウジングには、前記キャビティ内に配され且つ前記第1方向に直交する第2方向に弾性変形可能とされるランスが形成され、前記リテーナは、前記ハウジングに係止する2つのロック片と、前記リテーナが前記仮係止位置にある場合に前記キャビティ内への前記端子の挿入を許容し且つ前記リテーナが前記本係止位置にある場合に前記ランスに干渉して前記キャビティ内に前記端子を抜け止めする規制部と、前記規制部から延びるリブと、を備え、前記第2方向における前記2つのロック片の中心に配される面は、中心面とされ、前記規制部は、前記中心面から前記第2方向にずれた位置に配され、前記ランスは、前記キャビティ内への前記端子の挿入過程で前記端子に干渉して前記第2方向について前記中心面に近づくように弾性変形し、前記2つのロック片は、前記リテーナが前記仮係止位置から前記本係止位置に移動する過程で、前記ハウジングに干渉して前記第2方向に前記中心面から離れるように弾性変形し、前記リブは、前記リテーナが前記仮係止位置から前記本係止位置に移動する過程で、前記ハウジングに当接することで、前記規制部が前記第2方向に前記中心面から離れるように変位することを抑制する、コネクタである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、リテーナを仮係止位置から本係止位置に移動させる際にリテーナとランスとの干渉を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態にかかるコネクタの分解斜視図である。
図2は、リテーナの背面図である。
図3は、リテーナの斜視図である。
図4は、コネクタの正面図である。
図5は、リテーナが仮係止位置にある場合の図4のA-A断面図である。
図6は、リテーナが本係止位置にある場合の図4のA-A断面図である。
図7は、リテーナが本係止位置にある場合の図4のB-B断面図である。
図8は、図5のC-C断面図である。
図9は、図6のD-D断面図である。
図10は、リテーナをハウジングに組み付ける際の図4のA-A断面斜視図であって、端子を省略した図である。
図11は、リテーナが仮係止位置にある場合の図4のA-A断面斜視図であって、端子を省略した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
[1]本開示のコネクタは、第1方向に延びるキャビティを有するハウジングと、前記キャビティ内に配される端子と、前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置との間で前記第1方向に移動可能に組み付けられるリテーナと、を備え、前記ハウジングには、前記キャビティ内に配され且つ前記第1方向に直交する第2方向に弾性変形可能とされるランスが形成され、前記リテーナは、前記ハウジングに係止する2つのロック片と、前記リテーナが前記仮係止位置にある場合に前記キャビティ内への前記端子の挿入を許容し且つ前記リテーナが前記本係止位置にある場合に前記ランスに干渉して前記キャビティ内に前記端子を抜け止めする規制部と、前記規制部から延びるリブと、を備え、前記第2方向における前記2つのロック片間の中心に配される面を、中心面とし、前記規制部は、前記中心面から前記第2方向にずれた位置に配され、前記ランスは、前記キャビティ内への前記端子の挿入過程で前記端子に干渉して前記第2方向について前記中心面に近づくように弾性変形し、前記2つのロック片は、前記リテーナが前記仮係止位置から前記本係止位置に移動する過程で、前記ハウジングに干渉して前記第2方向に前記中心面から離れるように弾性変形し、前記リブは、前記リテーナが前記仮係止位置から前記本係止位置に移動する過程で、前記ハウジングに当接することで、前記規制部が前記第2方向に前記中心面から離れるように変位することを抑制する。
(【0011】以降は省略されています)
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