TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025119810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024014839
出願日2024-02-02
発明の名称中継コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20250807BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】固定フランジの固定点を2箇所にしつつも、シール性の低下を抑制可能にした中継コネクタを提供する。
【解決手段】コネクタハウジング20は、固定フランジ21と、固定フランジ21の第2面21bから延出する外側接続部23とを備える。固定フランジ21は、機器ケースに固定される一対の固定部27と、外側接続部23に繋がる態様で第2面21bに立設された一対の補強リブ61とを有する。シール部材40は、中心軸線L1を中心とする環状をなし、中心軸線L1に沿った方向において固定フランジ21と機器ケースとの間に圧縮状態で挟まれるように構成される。固定フランジ21は、中心軸線L1を中心とする周方向において、一対の固定部27をそれぞれ含む一対の固定領域A1と、一対の固定領域A1の間に設定される一対の非固定領域A2とを有する。一対の補強リブ61は、一対の非固定領域A2にそれぞれ設定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
機器ケースに取り付けられ、前記機器ケースの内部と外部とを電気的に繋ぐための中継コネクタであって、
端子と、前記端子を保持するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングと前記機器ケースとの間をシールするシール部材と、を備え、
前記コネクタハウジングは、前記機器ケースに対向する第1面及び前記第1面とは反対側の面である第2面を有する固定フランジと、前記第1面から延出して前記機器ケースの開口部に挿入される内側接続部と、前記第2面から延出する外側接続部と、を備え、
前記固定フランジは、前記機器ケースに固定される一対の固定部と、前記外側接続部に繋がる態様で前記第2面に立設された一対の補強リブと、を有し、
前記シール部材は、中心軸線を中心とする環状をなし、前記中心軸線に沿った方向において前記固定フランジと前記機器ケースとの間に圧縮状態で挟まれるように構成され、
前記固定フランジは、前記中心軸線を中心とする周方向において、前記一対の固定部をそれぞれ含む一対の固定領域と、前記一対の固定領域の間に設定される一対の非固定領域とを有し、
前記一対の補強リブは、前記一対の非固定領域にそれぞれ設定されている、
中継コネクタ。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記一対の補強リブの各々は、前記外側接続部に繋がる第1端部と、前記固定フランジの外縁まで延びる第2端部と、を有し、
前記一対の補強リブの各々における前記第2端部は、前記一対の非固定領域にそれぞれ設定されている、
請求項1に記載の中継コネクタ。
【請求項3】
前記固定フランジは、前記第1面において前記シール部材を収容する環状の収容溝を有し、
前記中心軸線に沿った方向における前記収容溝の深さは、前記非固定領域よりも前記固定領域で深く設定されている、
請求項1に記載の中継コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、中継コネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、機器ケースに取り付けられる中継コネクタが記載されている。中継コネクタは、機器ケースの内部と外部とを電気的に繋ぐためのコネクタである。中継コネクタは、端子と、端子を保持するコネクタハウジングと、コネクタハウジングと機器ケースとの間をシールするシール部材とを備える。コネクタハウジングは、機器ケースに固定される固定フランジを備える。特許文献1の中継コネクタにおいて、固定フランジは、機器ケースに対し例えばボルトにてそれぞれ締結固定される4つの固定部を有する。固定フランジにおける各固定部が機器ケースに固定されることにより、シール部材は、固定フランジと機器ケースとの間に圧縮状態で挟まれる。これにより、コネクタハウジングと機器ケースとの間がシール部材によってシールされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-26876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような中継コネクタでは、部品点数や作業工数の削減のために、機器ケースに対する固定フランジの固定点を2箇所にする構成が考えられる。しかしながら、固定フランジの固定点を2箇所とすると、固定フランジにおいて固定部における固定力が届きにくい領域が生じてしまう。これにより、当該固定力が届きにくい領域において、固定フランジがシール部材の反力により機器ケースから離れる方向に反ってしまう。その結果、シール部材のシール性が低下する問題があった。
【0005】
本開示の目的は、固定フランジの固定点を2箇所にしつつも、シール性の低下を抑制可能にした中継コネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の中継コネクタは、機器ケースに取り付けられ、前記機器ケースの内部と外部とを電気的に繋ぐための中継コネクタであって、端子と、前記端子を保持するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングと前記機器ケースとの間をシールするシール部材と、を備え、前記コネクタハウジングは、前記機器ケースに対向する第1面及び前記第1面とは反対側の面である第2面を有する固定フランジと、前記第1面から延出して前記機器ケースの開口部に挿入される内側接続部と、前記第2面から延出する外側接続部と、を備え、前記固定フランジは、前記機器ケースに固定される一対の固定部と、前記外側接続部に繋がる態様で前記第2面に立設された一対の補強リブと、を有し、前記シール部材は、中心軸線を中心とする環状をなし、前記中心軸線に沿った方向において前記固定フランジと前記機器ケースとの間に圧縮状態で挟まれるように構成され、前記固定フランジは、前記中心軸線を中心とする周方向において、前記一対の固定部をそれぞれ含む一対の固定領域と、前記一対の固定領域の間に設定される一対の非固定領域とを有し、前記一対の補強リブは、前記一対の非固定領域にそれぞれ設定されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の中継コネクタによれば、固定フランジの固定点を2箇所にしつつも、シール性の低下を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態における中継コネクタの正面図である。
図2は、同実施形態における中継コネクタの斜視図である。
図3は、同実施形態における中継コネクタの上面図である。
図4は、同実施形態における中継コネクタの下面図である。
図5は、図4における5-5線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の中継コネクタは、
[1]機器ケースに取り付けられ、前記機器ケースの内部と外部とを電気的に繋ぐための中継コネクタであって、端子と、前記端子を保持するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングと前記機器ケースとの間をシールするシール部材と、を備え、前記コネクタハウジングは、前記機器ケースに対向する第1面及び前記第1面とは反対側の面である第2面を有する固定フランジと、前記第1面から延出して前記機器ケースの開口部に挿入される内側接続部と、前記第2面から延出する外側接続部と、を備え、前記固定フランジは、前記機器ケースに固定される一対の固定部と、前記外側接続部に繋がる態様で前記第2面に立設された一対の補強リブと、を有し、前記シール部材は、中心軸線を中心とする環状をなし、前記中心軸線に沿った方向において前記固定フランジと前記機器ケースとの間に圧縮状態で挟まれるように構成され、前記固定フランジは、前記中心軸線を中心とする周方向において、前記一対の固定部をそれぞれ含む一対の固定領域と、前記一対の固定領域の間に設定される一対の非固定領域とを有し、前記一対の補強リブは、前記一対の非固定領域にそれぞれ設定されている。
【0010】
この構成によれば、固定フランジにおける非固定領域に設定された一対の補強リブによって、非固定領域において固定フランジがシール部材の反力によって反ることを抑制できる。これにより、固定フランジの固定点を2箇所にしつつも、シール部材のシール性の低下を抑制することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友電装株式会社
端子
3日前
住友電装株式会社
端子台
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
9日前
住友電装株式会社
コネクタ
15日前
住友電装株式会社
コネクタ
3日前
住友電装株式会社
コネクタ
3日前
住友電装株式会社
コネクタ
3日前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
3日前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
11日前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
中継コネクタ
1日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
4日前
住友電装株式会社
コネクタアセンブリ
1か月前
住友電装株式会社
カバー付きコネクタ
10日前
住友電装株式会社
電線、および電線製造方法
8日前
住友電装株式会社
コネクタ及びコネクタ装置
3日前
住友電装株式会社
コネクタおよびコネクタ装置
16日前
住友電装株式会社
コネクタおよび電気接続装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
コネクタおよびコネクタユニット
1か月前
住友電装株式会社
クランプ付き電線、及び電線部材
22日前
住友電装株式会社
コネクタ、及びコネクタアセンブリ
11日前
住友電装株式会社
複合電線、及び複合電線の製造方法
1か月前
住友電装株式会社
プレスフィット端子およびコネクタ
15日前
住友電気工業株式会社
多芯ケーブル
1か月前
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
10日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
10日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
1か月前
株式会社オートネットワーク技術研究所
回路ユニット
25日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
回路ユニット
25日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載システム
29日前
続きを見る