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公開番号2025082436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195750
出願日2023-11-17
発明の名称活物質、電極合材および電池
出願人トヨタ自動車株式会社,公立大学法人大阪
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 4/48 20100101AFI20250522BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本開示は、サイクル特性が良好な活物質を提供することを主目的とする。
【解決手段】本開示においては、(100-x)SnO-xB₂O₃(xは、0<x<10を満たす)で表される組成を有する、活物質を提供することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
（１００－ｘ）ＳｎＯ－ｘＢ
２
Ｏ
３
（ｘは、０＜ｘ＜１０を満たす）で表される組成を有する、活物質。
続きを表示（約 500 文字）【請求項２】
前記活物質は、Ｓｎ相と、ＳｎＯ
２
相と、を有し、
前記Ｓｎ相は、ＣｕＫαを用いたＸＲＤ測定において、２θ＝３０．６°±０．５°、３２．１°±０．５°、４３．８°±０．５°、４５．０°±０．５°の位置にピークを有し、
前記ＳｎＯ
２
相は、ＣｕＫαを用いたＸＲＤ測定において、２θ＝２６．７°±０．５°、３３．８°±０．５°、３８．１°±０．５°の位置にピークを有する、請求項１に記載の活物質。
【請求項３】
前記活物質は、一次粒子内において、Ｓｎ相およびＳｎＯ
２
相が分散した構造を有する、請求項１に記載の活物質。
【請求項４】
請求項１から請求項３までのいずれかの請求項に記載した活物質と、固体電解質、導電材およびバインダーの少なくとも一つと、を含有する、電極合材。
【請求項５】
正極層と、負極層と、前記正極層および前記負極層の間に配置された電解質層と、を有する電池であって、
前記正極層または前記負極層が、請求項４に記載の電極合材を含有する、電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、活物質、電極合材および電池に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
電池は、通常、正極層および負極層の間に電解質層を有する。また、正極層および負極層は、通常、それぞれ、正極活物質および負極活物質を含有する。例えば、特許文献１には、リチウム、リン及び硫黄からなる硫化物系固体電解質と、周期律表の第１３族、第１４族のうちの少なくとも１種の元素を含む金属粉末からなる負極活物質と、を含む負極合材が開示されている。また、特許文献１には、負極活物質として、第１３族または第１４族の金属元素を含む金属酸化物が例示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１０－３６７９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
Ｓｎは周期律表の第１４族の金属元素であり、ＳｎＯ（酸化スズ）は、高容量活物質として期待される。一方、ＳｎＯを用いた電池には、サイクル特性の面で、改善の余地がある。
【０００５】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、サイクル特性が良好な活物質を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
［１］
（１００－ｘ）ＳｎＯ－ｘＢ
２
Ｏ
３
（ｘは、０＜ｘ＜１０を満たす）で表される組成を有する、活物質。
【０００７】
［２］
上記活物質は、Ｓｎ相と、ＳｎＯ
２
相と、を有し、
上記Ｓｎ相は、ＣｕＫαを用いたＸＲＤ測定において、２θ＝３０．６°±０．５°、３２．１°±０．５°、４３．８°±０．５°、４５．０°±０．５°の位置にピークを有し、
上記ＳｎＯ
２
相は、ＣｕＫαを用いたＸＲＤ測定において、２θ＝２６．７°±０．５°、３３．８°±０．５°、３８．１°±０．５°の位置にピークを有する、［１］に記載の活物質。
【０００８】
［３］
上記活物質は、一次粒子内において、Ｓｎ相およびＳｎＯ
２
相が分散した構造を有する、［１］または［２］に記載の活物質。
【０００９】
［４］
［１］から［３］までのいずれかに記載した活物質と、固体電解質、導電材およびバインダーの少なくとも一つと、を含有する、電極合材。
【００１０】
［５］
正極層と、負極層と、上記正極層および上記負極層の間に配置された電解質層と、を有する電池であって、
上記正極層または上記負極層が、［４］に記載の電極合材を含有する、電池。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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