TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025089243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2024118702
出願日2024-07-24
発明の名称冷却システム
出願人日本碍子株式会社,エヌジーケイ・キルンテック株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F27D 9/00 20060101AFI20250605BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】被処理物を冷却する効率を高めることができる技術を開示する。
【解決手段】冷却システムは、熱処理炉で熱処理された匣鉢内の被処理物を冷却する。冷却システムは、搬入口と搬出口との間に配置される冷却空間と、前記匣鉢を前記搬入口から前記搬出口に向けて搬送する搬送装置と、前記搬送装置により搬送される前記匣鉢に着脱可能に取り付けられ、前記匣鉢内の前記被処理物に接触する放熱ユニットと、を備えている。前記放熱ユニットの少なくとも一部分は、前記匣鉢の外部に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
熱処理炉で熱処理された匣鉢内の被処理物を冷却する冷却システムであって、
搬入口と搬出口との間に配置される冷却空間と、
前記匣鉢を前記搬入口から前記搬出口に向けて搬送する搬送装置と、
前記搬送装置により搬送される前記匣鉢に着脱可能に取り付けられ、前記匣鉢内の前記被処理物に接触する放熱ユニットと、を備えており、
前記放熱ユニットの少なくとも一部分は、前記匣鉢の外部に配置されている、冷却システム。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記放熱ユニットは、前記匣鉢内の前記被処理物に差し込まれる第1差込部材を備えている、請求項1に記載の冷却システム。
【請求項3】
前記第1差込部材は、
前記匣鉢内の前記被処理物に差し込まれる第1本体部と、
前記第1本体部に固定されており、前記匣鉢の外部に配置される第1放熱フィン部と、を備えている、請求項2に記載の冷却システム。
【請求項4】
前記放熱ユニットは、第2差込部材を備えており、
前記第2差込部材は、
前記匣鉢内の前記被処理物に差し込まれる第2本体部と、
前記第2本体部に固定されており、前記匣鉢の外部に配置される第2放熱フィン部と、を備えており、
前記第2放熱フィン部の向きは、前記第1放熱フィン部の向きと異なる、請求項3に記載の冷却システム。
【請求項5】
前記第1本体部および前記第2本体部それぞれの直径は、5mm~25mmの範囲である、請求項4に記載の冷却システム。
【請求項6】
前記第1差込部材および前記第2差込部材の合計本数は25本以下である、請求項4に記載の冷却システム。
【請求項7】
前記放熱ユニットは、前記匣鉢の上端に着脱可能に取り付けられ、前記第1差込部材を支持する支持部材をさらに備えている、請求項2に記載の冷却システム。
【請求項8】
前記搬入口の近傍に配置されており、前記冷却空間に搬入される前記匣鉢に前記放熱ユニットを取り付ける取り付け装置と、
前記搬出口の近傍に配置されており、前記冷却空間から搬出される前記匣鉢から前記放熱ユニットを取り外す取り外し装置と、
前記取り外し装置により前記匣鉢から取り外された前記放熱ユニットを、前記取り外し装置から前記取り付け装置まで搬送する放熱ユニット搬送装置と、をさらに備えており、
前記取り付け装置は、前記放熱ユニット搬送装置により搬送される前記放熱ユニットを前記匣鉢に取り付ける、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の冷却システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、冷却システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、冷却システムが開示されている。冷却システムは、冷却部と、冷却部内で被処理物を搬送する搬送装置と、を備えている。冷却部は、熱処理された被処理物が冷却部内を搬送されている間に被処理物を冷却する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-80567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
被処理物を冷却する効率を高めることが望まれている。
【0005】
本明細書は、被処理物を冷却する効率を高めることができる技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示する技術の第1の態様では、冷却システムは、熱処理炉で熱処理された匣鉢内の被処理物を冷却する。冷却システムは、搬入口と搬出口との間に配置される冷却空間と、前記匣鉢を前記搬入口から前記搬出口に向けて搬送する搬送装置と、前記搬送装置により搬送される前記匣鉢に着脱可能に取り付けられ、前記匣鉢内の前記被処理物に接触する放熱ユニットと、を備えている。前記放熱ユニットの少なくとも一部分は、前記匣鉢の外部に配置されている。
【0007】
上記の構成によれば、匣鉢が冷却空間内を搬送されているとき、匣鉢内の被処理物が直接冷却される。また、放熱ユニットが匣鉢内の被処理物に接触しているため、放熱ユニットが冷却されることにより、被処理物が冷却される。これにより、被処理物を冷却する効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施例の熱処理システムの概略図である。
第1実施例の熱処理炉の概略図である。
第1実施例の冷却システムの概略図である。
第1実施例の匣鉢と搬送装置と放熱ユニットの断面図である。
第1実施例の匣鉢と搬送装置と放熱ユニットの上面図である。
第1実施例の冷却システムにおいて、搬出口近傍の拡大概略図である。
第1実施例の冷却システムにおいて、搬入口近傍の拡大概略図である。
第2実施例の匣鉢と搬送装置と放熱ユニットの上面図である。
第3実施例の匣鉢と搬送装置と放熱ユニットの上面図である。
第4実施例の匣鉢と搬送装置と放熱ユニットの断面図である。
第4実施例の匣鉢と搬送装置と放熱ユニットの上面図である。
第5実施例の匣鉢と搬送装置と放熱ユニットの上面図である。
第6実施例の実験結果の一部を表形式により示す図である。
第6実施例の実験結果の一部を表形式により示す図である。
放熱ユニットが取り外された匣鉢と搬送装置との上面図である。
【0009】
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
【0010】
本明細書に開示する技術の第2の態様では、上記の第1の態様において、前記放熱ユニットは、前記匣鉢内の前記被処理物に差し込まれる第1差込部材を備えている。上記の構成によれば、放熱ユニットの第1差込部材が冷却されることにより、匣鉢内の被処理物の内部が冷却される。これにより、被処理物を冷却する冷却効率をより高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本碍子株式会社
熱交換器
22日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
1か月前
日本碍子株式会社
水素センサ
1か月前
日本碍子株式会社
蓄熱システム
1か月前
日本碍子株式会社
焼成システム
5日前
日本碍子株式会社
冷却システム
16日前
日本碍子株式会社
熱処理システム
1か月前
日本碍子株式会社
熱処理システム
1か月前
日本碍子株式会社
熱処理システム
18日前
日本碍子株式会社
吸引回収システム
19日前
日本碍子株式会社
熱電変換デバイス
1か月前
日本碍子株式会社
プロトン伝導性材料
1か月前
日本碍子株式会社
ヒータ及び加熱部材
29日前
日本碍子株式会社
プロトン伝導性材料
1か月前
日本碍子株式会社
蓄熱構造体及び蓄熱装置
1か月前
日本碍子株式会社
熱交換部材および熱交換器
22日前
日本碍子株式会社
センサ素子およびガスセンサ
25日前
日本碍子株式会社
センサ素子およびガスセンサ
25日前
日本碍子株式会社
センサ素子およびガスセンサ
25日前
日本碍子株式会社
センサ素子およびガスセンサ
25日前
日本碍子株式会社
土壌中の窒素成分量の測定方法
1か月前
日本碍子株式会社
蓄熱粒子、蓄熱部材及び蓄熱装置
29日前
日本碍子株式会社
除湿機用吸湿デバイス及び除湿機
2か月前
日本碍子株式会社
複合基板および複合基板の製造方法
1か月前
日本碍子株式会社
衣類用ヒーターエレメント及び衣類
1か月前
日本碍子株式会社
流体処理装置用筒状部材及び流体処理装置
4日前
日本碍子株式会社
アルミナ質焼結体およびアルミナ質焼結体の製造方法
4日前
日本碍子株式会社
接合体
29日前
日本碍子株式会社
仮固定基板
1か月前
日本碍子株式会社
仮固定基板
10日前
日本碍子株式会社
流体処理装置用筒状部材及び流体処理装置用筒状部材の製造方法
4日前
日本碍子株式会社
ハニカムフィルタ
29日前
日本碍子株式会社
半導体製造装置用部材
23日前
日本碍子株式会社
アレースイッチ、移動体への給電システム、および、移動体への給電方法
19日前
日本碍子株式会社
静電チャックおよびサセプタ
1か月前
日本碍子株式会社
コーティング付きセラミックスの製造方法及びその製造方法を実施するための焼成炉
1か月前
続きを見る