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公開番号
2025090954
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023205864
出願日
2023-12-06
発明の名称
電話システム、電話制御装置、電話システムの子機、およびハンドオーバー制御方法
出願人
サクサ株式会社
代理人
個人
主分類
H04W
36/30 20090101AFI20250611BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】無駄なハンドオーバーを抑制してハンドオーバーの頻度を低減することにより、子機の電力消費を低減する。
【解決手段】子機制御部46のハンドオーバー処理部46Cが、電波強度取得部46Bで取得した各親機30の電波強度に基づいて、当該子機40と無線接続している接続中親機より電波強度の高い新たな親機が検出された場合、新たな親機が子機記憶部45の予定データ45Aで記憶する移動先親機と異なる際には新たな親機へのハンドオーバーを保留し、保留を開始後に移動先親機の電波強度が第1の閾値レベルに到達した際には、移動先親機へハンドオーバーする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のコードレス電話機を電話網に交換接続する電話システムであって、
前記複数のコードレス電話機の子機のそれぞれは、
前記複数のコードレス電話機の親機に関する電波強度を取得し、得られた電波強度に基づいて無線接続先となる親機を選択して切り替えるハンドオーバーを制御するように構成された子機制御部と、
前記親機のうち当該子機の移動先となる移動先親機を記憶するように構成された子機記憶部とを備え、
前記子機制御部は、
前記電波強度に基づいて当該子機と無線接続している接続中親機より電波強度の高い新たな親機が検出された場合、前記新たな親機が前記子機記憶部で記憶する前記移動先親機と異なる際には前記新たな親機へのハンドオーバーを保留し、前記保留を開始後に前記移動先親機の電波強度が第1の閾値レベルに到達した際には、前記移動先親機へハンドオーバーするように構成されている
ことを特徴とする電話システム。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電話システムにおいて、
前記子機制御部は、前記保留の開始から所定の保留許容期間が経過した場合、当該時点で電波強度が最も高い親機へハンドオーバーするように構成されていることを特徴とする電話システム。
【請求項3】
請求項1に記載の電話システムにおいて、
前記子機制御部は、前記保留の開始後に前記接続中親機の電波強度が第2の閾値レベルを下回った場合、当該時点で電波強度が最も高い親機へハンドオーバーするように構成されていることを特徴とする電話システム。
【請求項4】
請求項1~請求項3の何れか1項に記載の電話システムにおいて、
前記子機記憶部は、前記移動先への到着予定時刻を記憶するように構成されており、
前記子機制御部は、前記新たな親機が前記移動先親機と異なる場合、前記新たな親機を検出した検出時刻が、前記到着予定時刻から所定時間だけ遡った時刻より前である場合には、前記保留を行わず前記新たな親機へハンドオーバーするように構成されている
ことを特徴とする電話システム。
【請求項5】
複数のコードレス電話機を電話網に交換接続する電話制御装置であって、
前記電話制御装置は、前記複数のコードレス電話機の子機から、当該子機で検出された前記複数のコードレス電話機の親機に関する電波強度を取得して、前記電波強度に基づいて当該子機の無線接続先となる親機を選択し、前記無線接続先を切り替えるハンドオーバーを当該子機へ指示するように構成された制御部と、
前記親機のうち当該子機の移動先となる移動先親機を記憶する記憶部とを備え、
前記制御部は、
前記電波強度に基づいて当該子機と無線接続中の接続中親機より電波強度の高い新たな親機が検出された場合、前記新たな親機が前記記憶部で記憶する前記移動先親機と異なる際には前記新たな親機へのハンドオーバーを保留し、前記保留を開始後に前記移動先親機の電波強度が第1の閾値レベルまで上昇した際には、前記移動先親機へのハンドオーバーを当該子機へ指示するように構成されている
ことを特徴とする電話制御装置。
【請求項6】
複数のコードレス電話機を電話網に交換接続する電話システムの子機であって、
前記複数のコードレス電話機の子機のそれぞれは、
前記複数のコードレス電話機の親機に関する電波強度を取得し、得られた電波強度に基づいて無線接続先となる親機を選択して切り替えるハンドオーバーを制御するように構成された子機制御部と、
前記親機のうち当該子機の移動先となる移動先親機を記憶するように構成された子機記憶部とを備え、
前記子機制御部は、
前記電波強度に基づいて当該子機と無線接続している接続中親機より電波強度の高い新たな親機が検出された場合、前記新たな親機が前記子機記憶部で記憶する前記移動先親機と異なる際には前記新たな親機へのハンドオーバーを保留し、前記保留を開始後に前記移動先親機の電波強度が第1の閾値レベルに到達した際には、前記移動先親機へハンドオーバーするように構成されている
ことを特徴とする電話システムの子機。
【請求項7】
複数のコードレス電話機を電話網に交換接続する電話システムで用いられ、前記複数のコードレス電話機の子機で実行されるハンドオーバー制御方法であって、
前記複数のコードレス電話機の子機は、子機制御部と子機記憶部とを備え、
前記子機制御部が、前記複数のコードレス電話機の親機に関する電波強度を取得し、得られた電波強度に基づいて無線接続先となる親機を選択して切り替えるハンドオーバーを制御する子機制御ステップと、
前記子機記憶部が、前記親機のうち当該子機の移動先となる移動先親機を記憶する子機記憶ステップとを備え、
前記子機制御ステップは、
前記電波強度に基づいて当該子機と無線接続している接続中親機より電波強度の高い新たな親機が検出された場合、前記新たな親機が前記子機記憶部で記憶する前記移動先親機と異なる際には前記新たな親機へのハンドオーバーを保留する第1の子機制御ステップと、
前記保留を開始後に前記移動先親機の電波強度が第1の閾値レベルまで上昇した際には、前記移動先親機へハンドオーバーする第2の子機制御ステップとを含む
ことを特徴とするハンドオーバー制御方法。
【請求項8】
複数のコードレス電話機を電話網に交換接続する電話制御装置で実行されるハンドオーバー制御方法であって、
前記電話制御装置は、制御部と記憶部とを備え、
前記制御部が、前記複数のコードレス電話機の子機から、当該子機で検出された前記複数のコードレス電話機の親機に関する電波強度を取得して、前記電波強度に基づいて当該子機の無線接続先となる親機を選択し、前記無線接続先を切り替えるハンドオーバーを当該子機へ指示する制御ステップと、
前記記憶部が、前記親機のうち当該子機の移動先となる移動先親機を記憶する記憶ステップとを備え、
前記制御ステップは、
前記電波強度に基づいて当該子機と無線接続している接続中親機より電波強度の高い新たな親機が検出された場合、前記新たな親機が前記記憶部で記憶する前記移動先親機と異なる際には前記新たな親機へのハンドオーバーを保留する第1の制御ステップと、
前記保留を開始後に前記移動先親機の電波強度が第1の閾値レベルまで上昇した際には、前記移動先親機へのハンドオーバーを当該子機へ指示する第2の制御ステップとを含む
ことを特徴とするハンドオーバー制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のコードレス電話の親機間を子機がハンドオーバーする際に用いられるハンドオーバー制御技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
複数のコードレス電話機を電話網に交換接続する電話システムには、各コードレス電話機の親機が設置されているエリアを子機が移動する場合、子機で測定した周辺に位置する親機の電波強度に基づいて、その子機の無線接続先となる親機を選択して切り替えるハンドオーバー(H/O:Hand Over)を行うことにより、子機の無線通信をシームレスに継続させる機能を備えるものがある。
【0003】
一般的なハンドオーバー制御では、周辺に位置する親機の電波強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を子機で常時検出し、接続中親機より高い電波強度の新たな親機が検出された場合、その子機の無線接続先を接続中親機から新たな親機へ切り替える。しかし、電波強度の検出を常時行った場合には多くの電力を消費するため子機の電池の消耗が早くなり、子機の動作可能時間が短くなってしまう。
【0004】
このため、特許文献1の記載では、このような電波強度の検出を常時行わず、接続中親機の電波強度が閾値を下回った場合にのみ、子機周辺に位置する親機の電波強度を検出する技術が提案されている。これにより、親機の電波強度を検出する頻度が低くなって、電力消費量を低減することができ、結果として子機の動作可能時間を延長することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-205843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般的なハンドオーバー制御では、子機周辺に位置する親機の電波強度を検出した後については、基本動作として、電波強度の最も高い親機を新たな接続先として選択してハンドオーバーするものとなっており、特許文献1に記載の技術も同様である。一方、各親機は、互いの通信エリアがある程度重複するように配置されており、子機の移動に伴って電波強度が最も高い親機が逐次変化する。したがって、前述した従来技術によれば、ハンドオーバーの頻度が高くなって多くの電力を消費するため、子機の電池の消耗が早くなり、子機の動作可能時間が短くなるという問題点があった。
【0007】
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、無駄なハンドオーバーを抑制してハンドオーバーの頻度を低減することにより、子機の電力消費を低減できるハンドオーバー技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話システムは、複数のコードレス電話機を電話網に交換接続する電話システムであって、前記複数のコードレス電話機の子機のそれぞれは、前記複数のコードレス電話機の親機に関する電波強度を取得し、得られた電波強度に基づいて無線接続先となる親機を選択して切り替えるハンドオーバーを制御するように構成された子機制御部と、前記親機のうち当該子機の移動先となる移動先親機を記憶するように構成された子機記憶部とを備え、前記子機制御部は、前記電波強度に基づいて当該子機と無線接続している接続中親機より電波強度の高い新たな親機が検出された場合、前記新たな親機が前記子機記憶部で記憶する前記移動先親機と異なる際には前記新たな親機へのハンドオーバーを保留し、前記保留を開始後に前記移動先親機の電波強度が第1の閾値レベルに到達した際には、前記移動先親機へハンドオーバーするように構成されている。
【0009】
また、本発明にかかる上記電話システムの一構成例は、前記子機制御部が、前記保留の開始から所定の保留許容期間が経過した場合、当該時点で電波強度が最も高い親機へハンドオーバーするように構成されている。
【0010】
また、本発明にかかる上記電話システムの一構成例は、前記子機制御部が、前記保留の開始後に前記接続中親機の電波強度が第2の閾値レベルを下回った場合、当該時点で電波強度が最も高い親機へハンドオーバーするように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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