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公開番号
2025092081
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207724
出願日
2023-12-08
発明の名称
パウチ用コーティング剤、パウチ用フィルム、およびパウチ
出願人
東洋紡株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
C09D
201/06 20060101AFI20250612BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】カレー、ソース、ケチャップ、マヨネーズ、大便といった流動物の滑落性に優れ、しかもクラックの発生が抑制または低減された塗膜(すなわちコート層)を形成可能なパウチ用コーティング剤を提供することを目的とする。コート層を含むパウチ用フィルムやパウチを提供することも目的とする。
【解決手段】パウチ用コーティング剤は、ベタイン構造を含むモノマーユニットを含む第1ポリマーと、アニオン性基およびカチオン性基のうち一方を含むモノマーユニットを含む第2ポリマーとを含み、前記第2ポリマーが、アニオン性基およびカチオン性基の両方を含むモノマーユニットを含まない。パウチ用フィルムは、基材フィルムと、前記パウチ用コーティング剤で形成されたコート層とを含む。パウチは、前記パウチ用フィルム(すなわち、前記基材フィルムと前記コート層とを含むフィルム)を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ベタイン構造を含むモノマーユニットを含む第1ポリマーと、
アニオン性基およびカチオン性基のうち一方を含むモノマーユニットを含む第2ポリマーとを含み、
前記第2ポリマーが、アニオン性基およびカチオン性基の両方を含むモノマーユニットを含まない、
パウチ用コーティング剤。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
パウチを製造するための基材フィルムをコーティングするために使用される、請求項1に記載のパウチ用コーティング剤。
【請求項3】
前記基材フィルムがポリオレフィンフィルムまたはポリエステルフィルムである、請求項2に記載のパウチ用コーティング剤。
【請求項4】
基材フィルムと、
前記基材フィルム上に、請求項1に記載のパウチ用コーティング剤で形成されたコート層とを含む、
パウチ用フィルム。
【請求項5】
請求項4に記載のパウチ用フィルムを含むパウチ。
【請求項6】
ストーマパウチである、請求項5に記載のパウチ。
【請求項7】
食品用パウチである、請求項5に記載のパウチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パウチ用コーティング剤、パウチ用フィルム、およびパウチに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ストーマは、手術などによって腹壁に人工的に造設された孔である。ストーマは、消化管(たとえば大腸、直腸)の一部を切除した場合や、尿道の一部を切除した場合などに、排泄物を体外に排出するために設けられる排泄口である。
【0003】
ストーマから排出される排泄物を受ける袋はストーマパウチ(以下、「ストーマ装具用パウチ」と言うことがある。)と呼ばれることがある。ストーマパウチに排泄物がある程度溜まった際に、排泄物を捨て(たとえば排泄物をトイレに流したうえで)、必要に応じて洗浄したうえで、ストーマパウチを引き続き使用することがある。排泄物、とりわけ大便は粘性を持つことから、大便をストーマパウチから出すためにそれなりの手間がかかる。
【0004】
ストーマパウチから大便を出すことを容易にするために、ストーマパウチ内面に、機能性粒子(具体的には、疎水性粒子および/または疎油性粒子)を含む機能層を形成することが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6932547号
特許第6467226号
WO/2021/241295
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1で実際に作製されたストーマパウチ用フィルム(すなわち、特許文献1の実施例で作製された、ポリエステルフィルムおよび機能層を有するストーマパウチ用フィルム)を用いてヒートシールでストーマパウチを製造することは難しい場合がある。なぜなら、特許文献1で実際に作製されたストーマパウチ用フィルムでは、機能層における機能性粒子の含有量がかなり高く、したがって、機能層同士をヒートシールで接着することが困難であるためである。つまり、ヒートシールによって、機能層同士を強い接着力で接着することは困難であるためである。
【0007】
いっぽう、ストーマパウチから大便を出すことを容易にするために、表面張力が小さいフッ素化合物でフィルムを表面処理することも考えられる。しかしながら、フッ素化合物で表面処理されたフィルムを用いてヒートシールでストーマパウチを製造することも難しい場合がある。なぜなら、ヒートシールによって、フッ素化合物で表面処理された面同士を強い接着力で接着することは困難であるためである。
【0008】
以上を踏まえると、ストーマパウチから大便を出すことを容易にすることが可能な新たな技術を提案することには意義がある。
【0009】
ところで、パウチの用途によっては、カレー、ソース、ケチャップ、マヨネーズといった粘性の流動性を有するもの(以下、「流動物」と言うことがある。)を出すことが容易であることが求められることがある。このように、パウチの用途によっては、流動物が滑り落ちやすいこと、つまり滑落性が求められることがある。
【0010】
本発明は、流動物(たとえば、カレー、ソース、ケチャップ、マヨネーズ、大便など)の滑落性に優れ、しかもクラックの発生が抑制または低減された塗膜(すなわちコート層)を形成可能なコーティング剤を提供することを目的とする。本発明は、流動物の滑落性に優れ、しかもクラックの発生が抑制または低減されたコート層を含むフィルムやパウチを提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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