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公開番号
2025096905
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023212892
出願日
2023-12-18
発明の名称
液中固形物の分離方法および装置
出願人
株式会社IHIジェットサービス
代理人
弁理士法人山田特許事務所
主分類
B01D
21/28 20060101AFI20250623BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】沈殿処理によって液体と固体粒子を分離するにあたり、沈殿処理を簡便且つ好適に行い得る液中固形物の分離方法および装置を提供する。
【解決手段】固体粒子混じりの液体を貯留する沈殿槽61と、沈殿槽61に貯留された液体の液面を加熱する液面ヒータ62aとを備えて分離装置60を構成する。液面ヒータ62aは加熱光を照射する光式のヒータとし、レベルセンサ62bの測定値に応じて液面ヒータ62aの出力を調整する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
固体粒子混じりの液体を貯留する沈殿槽に対し、貯留された液体の液面を加熱することによって液面付近における固体粒子の沈降を促進することを特徴とする液中固形物の分離方法。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記沈殿槽に貯留された液体のうち、液面付近の加熱された液体を、固体粒子の除去された液体として回収すること
を特徴とする請求項1に記載の液中固形物の分離方法。
【請求項3】
前記沈殿槽に貯留された液体の液面を加熱する液面ヒータとして、加熱光を照射する光式のヒータを用い、前記液面ヒータと液面の距離に応じて前記液面ヒータの出力を調整すること
を特徴とする請求項1に記載の液中固形物の分離方法。
【請求項4】
固体粒子混じりの液体を貯留する沈殿槽と、
前記沈殿槽に貯留された液体の液面を加熱する液面ヒータと
を備えたことを特徴とする液中固形物の分離装置。
【請求項5】
前記液面ヒータは加熱光を照射する光式のヒータであること
を特徴とする請求項4に記載の液中固形物の分離装置。
【請求項6】
前記沈殿槽に貯留された液体の液面レベルを測定するレベルセンサを備え、
前記レベルセンサの測定値に応じて前記液面ヒータの出力を調整するよう構成されていること
を特徴とする請求項5に記載の液中固形物の分離装置。
【請求項7】
前記沈殿槽に貯留された液体のうち、液面付近の加熱された液体を回収する液回収部を備えていること
を特徴とする請求項4に記載の液中固形物の分離装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体粒子が混じった液体から固体粒子を分離するための方法および装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、ガスタービンや内燃機関など、稼働に空気を必要とする装置を備えた施設や設備では、空気の取込口にフィルタを備えた除塵装置を設け、除塵された空気を前記装置に供給するようにしている。
【0003】
この種の除塵装置に関連する先行技術文献としては、例えば、下記の特許文献1等がある。下記特許文献1に記載の衝突粘着式空気清浄装置では、金属製の素材で構成されたパネルを油に浸漬して表面に油膜を形成し、ここに空気を衝突させて、その空気中に含まれる固体粒子を捕集するようにしている。フィルタを構成する前記パネルは、固体粒子の捕集後、再び油に浸漬され、それによって捕集した固体粒子が洗い落とされて表面の油膜を再生されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-204441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の如き装置においては、稼働に伴いパネルに捕集された固体粒子が油槽内に蓄積していくので、これを取り除く必要がある。固体粒子の除去は、例えばスクレーパー等を用いて油槽から固体粒子を手作業で掻き出すことで行ってもよいが、例えば油槽の底部から油混じりの固体粒子を引き抜くようにすることもできる。さらに、例えばそこから油を分離して再利用することを考える場合には、前記油槽から引き抜いた油混じりの固体粒子を沈殿槽に貯留して沈殿処理を行い、固体粒子が分離された上澄みを再利用油とすることができる。
【0006】
ここで、空気中の固体粒子を捕集したり、固体粒子の混ざった油の沈殿処理を行う場所の環境や時季等によっては、沈殿処理を行う対象である油の温度が低い場合が想定できる。多くの油は温度が低いほど粘性が高く、粘性が高ければその分だけ固体粒子の沈降速度が遅くなって沈殿処理に時間がかかってしまう。
【0007】
固体粒子の沈降速度が遅い状態を前提とし、必要な沈殿処理能力を確保する方策としては、沈殿槽の規模を大きくすることが考えられるが、設備の規模を大きくする必要があり、条件によっては設置面積・容積および設置費用の面で現実的ではない。
【0008】
本発明は、斯かる実情に鑑み、沈殿処理によって液体と固体粒子を分離するにあたり、沈殿処理を簡便且つ好適に行い得る液中固形物の分離方法および装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、固体粒子混じりの液体を貯留する沈殿槽に対し、貯留された液体の液面を加熱することによって液面付近における固体粒子の沈降を促進することを特徴とする液中固形物の分離方法にかかるものである。
【0010】
本発明の液中固形物の分離方法においては、前記沈殿槽に貯留された液体のうち、液面付近の加熱された液体を、固体粒子の除去された液体として回収することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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