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公開番号
2025098723
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023215051
出願日
2023-12-20
発明の名称
通信装置、制御方法、及び、プログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
28/12 20090101AFI20250625BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】Preemption動作の利便性を向上する技術を提供すること。
【解決手段】 IEEE 802.11シリーズの規格に対応した通信装置は、第1の他の通信装置へデータフレームを送信するために確保した送信機会(TXOP)期間において第1の他の通信装置と通信する通信手段を有し、第1の他の通信装置から受信した信号に基づいて、第1の他の通信装置とは異なる第2の他の通信装置によるTXOP期間における送信を第1の他の通信装置が許可するか否かを判定し、第2の他の通信装置によるTXOP期間における送信を第1の他の通信装置が許可すると判定した場合に、TXOP期間において通信装置が第1の他の通信装置へ宛てたフレームのいずれかを送信する前の待機時間を、第2の他の通信装置によるTXOP期間における送信を第1の他の通信装置が許可しないと判断した場合の待機時間より長く設定する。
【選択図】 図14A
特許請求の範囲
【請求項1】
IEEE 802.11シリーズの規格に対応した通信装置であって、
第1の他の通信装置へデータフレームを送信するために確保した送信機会(TXOP)期間において前記第1の他の通信装置と通信する通信手段と、
前記第1の他の通信装置から受信した信号に基づいて、前記第1の他の通信装置とは異なる第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段で、前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可すると判定した場合に、前記TXOP期間において前記通信装置が前記第1の他の通信装置へ宛てたフレームのいずれかを送信する前の待機時間を、前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可しないと判断した場合の待機時間より長く設定する通信制御手段と、
を備える通信装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記通信手段は、
前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信の許可を要求する許可要求を前記第1の他の通信装置へ送信し、
前記許可要求への応答を前記第1の他の通信装置から受信し、
前記判定手段は、前記通信手段で受信した前記応答に基づいて、前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可するか否かを判定する、請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記通信手段は、前記許可要求として前記TXOP期間の確保を要求する占有要求フレームを送信し、
前記判定手段は、
前記占有要求フレームに対する応答としてClear To Send(CTS)フレームを受信した場合に、前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可しないと判定し、
前記占有要求フレームに対する応答として前記CTSフレームとは異なる占有応答フレームを受信した場合に、前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可すると判定する、請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記通信手段は、前記許可要求として前記TXOP期間の確保を要求する占有要求フレームを送信し、前記占有要求フレームに対する応答として占有応答フレームを受信し、
前記判定手段は、受信した前記占有応答フレームが所定の情報を含むと判定した場合に、前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可すると判定する、請求項2に記載の通信装置。
【請求項5】
前記占有要求フレームおよび前記占有応答フレームは、それぞれRequest To Send(RTS)フレームまたはClear To Send(CTS)フレームと媒体アクセス制御(MAC)フレームのTypeフィールド、Subtypeフィールド、およびControl Frame Extensionフィールドの少なくともいずれかが異なる、請求項3または4に記載の通信装置。
【請求項6】
前記通信手段は、前記許可要求としてRequest To Send(RTS)フレームを送信し、前記応答としてClear To Send(CTS)フレームを受信し、
前記判定手段は、受信した前記CTSフレームが所定の情報を含むと判定した場合に、前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可すると判定する、請求項2に記載の通信装置。
【請求項7】
前記判定手段は、前記通信手段で前記第1の他の通信装置へ前記TXOP期間内に送信したデータフレームへの応答としてBlock ACK(BA)フレームを受信した場合に、受信した前記BAフレームに基づいて、前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可するか否かを判定する、請求項1に記載の通信装置。
【請求項8】
前記通信手段は、
前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を要求する送信要求を前記第2の他の通信装置から受信し、
前記送信要求への応答として、前記TXOP期間において前記第2の他の通信装置による送信が許可される場合に媒体にアクセスするために使用されるEnhanced Distributed Channel Access(EDCA)パラメータを前記第2の他の通信装置へ送信する、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項9】
前記EDCAパラメータは、0より大きい値のArbitration Inter Frame Space Number(AIFSN)を含む、請求項8に記載の通信装置。
【請求項10】
前記通信制御手段は、前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可すると前記判定手段で判定した場合に、前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可しないと前記判定手段が判定した場合より、前記TXOP期間において前記通信装置から前記第1の他の通信装置へ送信されるデータフレームの最大長を短く設定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、IEEE 802.11シリーズの規格に対応する通信装置、制御方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
無線LAN(Wireless Local Area Network、以下、WLAN)に関する通信規格としてIEEE 802.11シリーズの規格が知られている。最新規格であるIEEE 802.11be規格では、マルチリンク(Multi-Link)技術を用いて、高いピークスループットに加え、低遅延通信を実現している(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2021/0211375号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、IEEEでは、802.11beの後継規格制定のためにIEEE802.11bn TG(Task Group)を立ち上げ、より一層の信頼性向上を目指している。ここで、IEEE802.11bn TGの検討対象のひとつは、低遅延(Low Latency)通信(LL通信)である。このLL通信では、送信機会(TXOP)を獲得した第一の通信装置(TXOPホルダ)と第二の通信装置(TXOPレスポンダ)とが通信を実行している期間であっても、第三の通信装置が割り込んで送信すべき場合がある。このような第三の通信装置による割り込みの通信はPreemption動作と呼ばれる。第三の通信装置がTXOP期間の経過を待って送信を行うとLL通信の遅延要件を満たせない場合であっても、Preempiont動作に係る送信(Preemption送信)によって第三の通信装置のLL通信の遅延要求を満たすことができる。一方、送信機会を獲得した第一の通信装置と第二の通信装置との間の通信はPreemption送信によって遅延するため、Preemption送信を許可すべきではない場合があることが課題であった。
【0005】
本発明では上記課題に鑑みてなされたものであり、Preemption動作の利便性を向上する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した課題を解決するために、本発明の通信装置は、
IEEE 802.11シリーズの規格に対応した通信装置であって、
第1の他の通信装置へデータフレームを送信するために確保した送信機会(TXOP)期間において前記第1の他の通信装置と通信する通信手段と、
前記第1の他の通信装置から受信した信号に基づいて、前記第1の他の通信装置とは異なる第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段で、前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可すると判定した場合に、前記TXOP期間において前記通信装置が前記第1の他の通信装置へ宛てたフレームのいずれかを送信する前の待機時間を、前記第2の他の通信装置による前記TXOP期間における送信を前記第1の他の通信装置が許可しないと判断した場合の待機時間より長く設定する通信制御手段と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、Preemption動作の利便性を向上する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る無線通信システムの構成図
本実施形態に係る通信装置のハードウェア構成図
本実施形態に係る通信装置のソフトウェア構成図
(a)はMACフレームの構造を示す図、(b)はFrame Controlフィールドの構造を示す図
(a)はPreemption要求/応答のActionフレーム構造を示す図、(b)はActionフィールドの構造を示す図、(c)はカテゴリ値のリストを示す図
(d)は「UHR」向けのCategoryが設定されたフレーム構造を示す図、(e)はActionフィールドの構造を示す図、(f)はPreemption要求のフレーム構造を示す図、(g)はPreemption応答のフレーム構造を示す図
(h)はMulti-Link Elementに含まれるCommon Infoの構造を示す図、(i)はSTAごとのプロファイルサブエレメントの構造を示す図、(j)はSTA Controlの構造を示す図
(k)はEDCAパラメータセットエレメントの構造を示す図、(l)はParameter Recordの構造を示す図、(m)はACI/AIFSNの構造を示す図、(n)はACIとアクセスカテゴリの対応を示す図
(a)はMACフレームのTypeとSubtypeの対応を示す図、(b)はType、SubtypeとControl Frame Extensionの対応を示す図
(c)はpRTSの構造を示す図、(d)はpCTSの構造を示す図
(a)はBlockACK(BA)のMACフレームの構造を示す図、(b)はBA Controlの構造を示す図
APが実行する処理を示すフローチャート
APが実行するダウンリンク処理を示すフローチャート
APが実行するダウンリンク処理を示すフローチャート
TXOPレスポンダ(STA)が実行する処理フロー
Preemption要求STAが実行する処理を示すフローチャート
Preemption要求STAが実行するpRTS受信時の処理を示すフローチャート
Preemption要求STAが実行するPreemption送信処理を示すフローチャート
実施例1~4に係る処理の一例を示すシーケンス図
実施例1~4に係る処理の一例を示すシーケンス図
実施例5に係る処理の一例を示すシーケンス図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
図1を用いて、本実施形態に係るシステムの構成を説明する。無線通信システム1は、アクセスポイント(AP)101および分散システム(DS)105を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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