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公開番号
2025102144
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219404
出願日
2023-12-26
発明の名称
表示装置及びソースドライバ
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人レクスト国際特許事務所
主分類
G09G
3/36 20060101AFI20250701BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】複数チップのドライバICを有する表示装置において、画像データの補正を伴わない簡易ローカルディミングの制御を詳細に行うことが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】第1のソースドライバは、画像データ信号に基づいて、表示パネルを分割した複数のサブエリアに含まれる第1の一群のサブエリアの各々に対応する画像データ信号の特徴量を算出し、特徴量に応じたバックライトの光量を示す第1の調光データを生成する。第2のソースドライバは、画像データ信号に基づいて、複数のサブエリアに含まれる第2の一群のサブエリアの各々に対応する画像データ信号の特徴量を算出し、特徴量に応じたバックライトの光量を示す第2の調光データを生成する。第1のソースドライバは、第2のソースドライバから第2の調光データを取得し、第1の調光データ及び第2の調光データを照明駆動部に順次供給する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数本のデータ線及び複数本のゲート線と、前記複数本のデータ線と前記複数本のゲート線との交差部の各々にマトリクス状に設けられた複数個の画素部と、を有する表示パネルと、
前記表示パネルに表示する画像を示す画像データ信号を出力する表示コントローラと、
前記表示コントローラから前記画像データ信号を受信し、前記画像データ信号に基づいて、前記複数個の画素部のうち前記表示パネルの第1の表示エリアに対応する位置に配された画素部を供給対象とする階調電圧信号を生成する第1のソースドライバと、
前記表示コントローラから前記画像データ信号を受信し、前記画像データ信号に基づいて、前記複数個の画素部のうち前記表示パネルの第2の表示エリアに対応する位置に配された画素部を供給対象とする階調電圧信号を生成する第2のソースドライバと、
前記表示パネルの表示画面を分割した複数のサブエリアの各々を照明するバックライトの光量を制御する照明駆動部と、
を有し、
前記第1のソースドライバは、前記画像データ信号に基づいて、前記複数のサブエリアに含まれる第1の一群のサブエリアの各々に対応する前記画像データ信号の特徴量を算出し、前記特徴量に応じたバックライトの光量を示す第1の調光データを生成し、
前記第2のソースドライバは、前記画像データ信号に基づいて、前記複数のサブエリアに含まれる第2の一群のサブエリアの各々に対応する前記画像データ信号の特徴量を算出し、前記特徴量に応じたバックライトの光量を示す第2の調光データを生成し、
前記第1のソースドライバは、前記第2のソースドライバから前記第2の調光データを取得し、前記第1の調光データ及び前記第2の調光データを前記照明駆動部に順次供給する、
ことを特徴とする表示装置。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
前記第1のソースドライバは、
前記表示パネルにおける前記第1の一群のサブエリアの位置を示す制御エリア情報を記憶する記憶部と、
前記制御エリア情報にもとづいて、前記第1の一群のサブエリアの各々に対応する前記記画像データ信号の画素の階調に基づいて前記特徴量を算出し、算出した前記特徴量に基づいて前記第1の調光データを生成するローカルディミング機能部と、
を有し、
前記第2のソースドライバは、
前記表示パネルにおける前記第2の一群のサブエリアの位置を示す制御エリア情報を記憶する記憶部と、
前記制御エリア情報にもとづいて、前記第2の一群のサブエリアの各々に対応する前記記画像データ信号の画素の階調に基づいて前記特徴量を算出し、算出した前記特徴量に基づいて前記第2の調光データを生成するローカルディミング機能部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第1のソースドライバ及び前記第2のソースドライバの各々の前記ローカルディミング機能部は、
前記第1の一群のサブエリア又は前記第2の一群のサブエリアの各々に対応する前記画素データ信号の階調の平均値を前記特徴量として算出する階調平均算出部と、
前記階調の平均値に基づいて、前記第1の一群のサブエリア又は前記第2の一群のサブエリアの各々に対するバックライトの調光量を算出する調光量算出部と、
を有することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第1の一群のサブエリアは、前記表示パネルの前記第1の表示エリアに対応する位置に設けられ、
前記第2の一群のサブエリアは、前記表示パネルの前記第2の表示エリアに対応する位置に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1の調光データ及び前記第2の調光データは、それぞれシリアルデータから構成され、
前記第1のソースドライバは、前記第1の調光データ及び前記第2の調光データの連続からなる調光データ信号をシリアルデータ通信により前記照明駆動部に送信する通信部を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第1のソースドライバ及び前記第2のソースドライバは、互いに異なるドライバICによって構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の表示装置。
【請求項7】
複数本のデータ線及び複数本のゲート線と、前記複数本のデータ線と前記複数本のゲート線との交差部の各々にマトリクス状に設けられた複数個の画素部と、を有する表示パネルと、
前記表示パネルに表示する画像を示す画像データ信号を出力する表示コントローラと、
前記表示コントローラから前記画像データ信号を受信し、前記画像データ信号に基づいて、前記複数個の画素部のうち前記表示パネルの第1の表示エリアに対応する位置に配された画素部を供給対象とする階調電圧信号を生成する第1のソースドライバと、
前記表示コントローラから前記画像データ信号を受信し、前記画像データ信号に基づいて、前記複数個の画素部のうち前記表示パネルの第2の表示エリアに対応する位置に配された画素部を供給対象とする階調電圧信号を生成する第2のソースドライバと、
前記表示パネルの表示画面を分割した複数のサブエリアに含まれる第1の一群のサブエリアを照明するバックライトの光量を制御する第1の照明駆動部と、
前記複数のサブエリアに含まれる第2の一群のサブエリアを照明するバックライトの光量を制御する第2の照明駆動部と、
を有し、
前記第1のソースドライバは、前記画像データ信号に基づいて、前記第1の一群のサブエリアの各々に対応する前記画像データ信号の特徴量を算出し、前記特徴量に応じたバックライトの光量を示す第1の調光データを生成して前記第1の照明駆動部に供給し、
前記第2のソースドライバは、前記画像データ信号に基づいて、前記第2の一群のサブエリアの各々に対応する前記画像データ信号の特徴量を算出し、前記特徴量に応じたバックライトの光量を示す第2の調光データを生成して前記第2の照明駆動部に供給し、
前記第1の照明駆動部は、前記第1の調光データに基づいて前記バックライトの光量を制御し、
前記第2の照明駆動部は、前記第2の調光データに基づいて前記バックライトの光量を制御する、
ことを特徴とする表示装置。
【請求項8】
マトリクス状に設けられた複数個の画素部を有する表示パネルと、前記表示パネルの表示画面を分割した複数のサブエリアの各々を照明するバックライトの光量を制御する照明駆動部と、に接続され、画像データ信号に基づいて前記複数個の画素部のうち前記表示パネルの第1の表示エリアに対応する位置に配された画素部を供給対象とする階調電圧信号を生成するソースドライバであって、
前記画像データ信号に基づいて、前記表示パネルを分割した複数のサブエリアに含まれる第1の一群のサブエリアの各々に対応する前記画像データ信号の特徴量を算出し、前記特徴量に応じたバックライトの光量を示す第1の調光データを生成するローカルディミング機能部と、
他のソースドライバから前記複数のサブエリアに含まれる第2の一群のサブエリアのバックライトの光量を示す第2の調光データを取得し、前記第1の調光データ及び前記第2の調光データを前記照明駆動部に順次送信する通信部と、
を有することを特徴とするソースドライバ。
【請求項9】
前記第1の一群のサブエリアは、前記表示パネルの前記第1の表示エリアに対応する位置に設けられ、
前記第2の一群のサブエリアは、前記表示パネルの第2の表示エリアに対応する位置に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置及びソースドライバに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)等の表示デバイスの駆動方式として、アクティブマトリクス駆動方式が採用されている。アクティブマトリクス駆動方式の表示装置では、表示パネルは画素部及び画素スイッチをマトリクス状に配置した半導体基板から構成されている。ゲートパルスにより画素スイッチのオンオフを制御し、画素スイッチがオンになるときに映像データ信号に対応した階調電圧信号を画素部に供給して、各画素部の輝度を制御することにより、表示が行われる。表示装置の駆動回路は、例えばゲート線にゲートパルスを出力するゲートドライバ、データ線に階調電圧信号を出力するソースドライバ、及びソースドライバに画像データ及びタイミング信号の供給を行うタイミングコントローラを含む。
【0003】
このような表示装置において、同一画面内の異なるエリアのコントラスト比を高めるため、ローカルディミングと呼ばれるバックライトの駆動制御が行われている。ローカルディミングを行う表示装置として、画像信号の輝度分布を算出し、算出結果に基づいて領域毎の照明光を制御するとともに、画像信号を補正する画像表示装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、一般的なローカルディミングでは、バックライトの駆動制御を行うとともに、画像データについても輝度の補正を行う。このため、ローカルディミングを行うための専用のICやFPGA(Field Programmable Gate Array)が必要となり、装置規模が大きくなる。そこで、装置規模の増大を抑えるため、画像データの補正を行わず、照明光の制御のみを行ういわゆる簡易ローカルディミングの機能をソースドライバに持たせた表示装置が提案されている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-258403号公報
特開2021-182070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
複数チップのドライバICからなるソースドライバを有する表示装置では、マスターチップ及びスレーブチップの双方がデータ線の駆動を行う一方、上記従来技術のような簡易ローカルディミングについては、マスターチップのみが表示パネル全体についてその機能を担うように構成される。
【0007】
しかしながら、1チップのドライバICによる簡易ローカルディミングの制御で対応できるLED分割数(すなわち、バックライトの分割数)は、1チップに搭載されているローカルディミング制御回路分となる。このため、表示パネルのサイズが大きい場合、マスターチップのみによる簡易ローカルディミングの制御では、制御可能なLEDの数が表示パネル全体のLEDの数に比して小さいため、詳細なローカルディミング制御を行うことができないという問題があった。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、複数チップのドライバICを有する表示装置において、画像データの補正を伴わない簡易ローカルディミングの制御を詳細に行うことが可能な表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る表示装置は、複数本のデータ線及び複数本のゲート線と、前記複数本のデータ線と前記複数本のゲート線との交差部の各々にマトリクス状に設けられた複数個の画素部と、を有する表示パネルと、前記表示パネルに表示する画像を示す画像データ信号を出力する表示コントローラと、前記表示コントローラから前記画像データ信号を受信し、前記画像データ信号に基づいて、前記複数個の画素部のうち前記表示パネルの第1の表示エリアに対応する位置に配された画素部を供給対象とする階調電圧信号を生成する第1のソースドライバと、前記表示コントローラから前記画像データ信号を受信し、前記画像データ信号に基づいて、前記複数個の画素部のうち前記表示パネルの第2の表示エリアに対応する位置に配された画素部を供給対象とする階調電圧信号を生成する第2のソースドライバと、前記表示パネルの表示画面を分割した複数のサブエリアの各々を照明するバックライトの光量を制御する照明駆動部と、を有し、前記第1のソースドライバは、前記画像データ信号に基づいて、前記複数のサブエリアに含まれる第1の一群のサブエリアの各々に対応する前記画像データ信号の特徴量を算出し、前記特徴量に応じたバックライトの光量を示す第1の調光データを生成し、前記第2のソースドライバは、前記画像データ信号に基づいて、前記複数のサブエリアに含まれる第2の一群のサブエリアの各々に対応する前記画像データ信号の特徴量を算出し、前記特徴量に応じたバックライトの光量を示す第2の調光データを生成し、前記第1のソースドライバは、前記第2のソースドライバから前記第2の調光データを取得し、前記第1の調光データ及び前記第2の調光データを前記照明駆動部に順次供給する、ことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る表示装置は、複数本のデータ線及び複数本のゲート線と、前記複数本のデータ線と前記複数本のゲート線との交差部の各々にマトリクス状に設けられた複数個の画素部と、を有する表示パネルと、前記表示パネルに表示する画像を示す画像データ信号を出力する表示コントローラと、前記表示コントローラから前記画像データ信号を受信し、前記画像データ信号に基づいて、前記複数個の画素部のうち前記表示パネルの第1の表示エリアに対応する位置に配された画素部を供給対象とする階調電圧信号を生成する第1のソースドライバと、前記表示コントローラから前記画像データ信号を受信し、前記画像データ信号に基づいて、前記複数個の画素部のうち前記表示パネルの第2の表示エリアに対応する位置に配された画素部を供給対象とする階調電圧信号を生成する第2のソースドライバと、前記表示パネルの表示画面を分割した複数のサブエリアに含まれる第1の一群のサブエリアを照明するバックライトの光量を制御する第1の照明駆動部と、前記複数のサブエリアに含まれる第2の一群のサブエリアを照明するバックライトの光量を制御する第2の照明駆動部と、を有し、前記第1のソースドライバは、前記画像データ信号に基づいて、前記第1の一群のサブエリアの各々に対応する前記画像データ信号の特徴量を算出し、前記特徴量に応じたバックライトの光量を示す第1の調光データを生成して前記第1の照明駆動部に供給し、前記第2のソースドライバは、前記画像データ信号に基づいて、前記第2の一群のサブエリアの各々に対応する前記画像データ信号の特徴量を算出し、前記特徴量に応じたバックライトの光量を示す第2の調光データを生成して前記第2の照明駆動部に供給し、前記第1の照明駆動部は、前記第1の調光データに基づいて前記バックライトの光量を制御し、前記第2の照明駆動部は、前記第2の調光データに基づいて前記バックライトの光量を制御する、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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